2018年6月30日 (土)

落穂拾い(2) ~<夢の彼方のカーテンコール>

(前回よりのつづきです)

 

で…こんな質問をいただきました。

 

 

 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

【いろいろあったんだけど、まず、

ラストシーンでよくわからないのは、

「ミケ」は、結局、人間だったの、ネコだったの?】

 

そう、物語の一貫性は、“見事に”失われてしまって…。

 

もともと、ネコを擬人化していますから、

いわば、当初から、両方のいわば“中間”の存在

と、言ってしまえるのかとも。

つまり、本当にネコだったのかもしれないし、

また、人間だったのかもしれない。

あるいは、本田美奈子.さん、その人だったかもしれない。

 

もう、そこいらは、皆さんの方で決めてくださればいいかな、と。

これ、“投げやり”ですけどねー…。

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

【音楽が明日の夢と希望を与えてくれる、とか

“ずいぶん”なことを語っていて、日頃の言動に似合わず、

妙に楽観的に過ぎてたようだけど?】

 

ええと…難しい問題です…。

 

20124月にも触れたように、

このブログは「サウンド・オブ・ミュージック」から始まりました。

そして、土居裕子さんの『サウンド・オブ・ミュージック』に筆を進めて、

「音楽」そのものの素晴らしさ、ということについて考えてみました。

このように、私にとって、「音楽」というものは、

ずっと、大きなテーマであり続けていました。

 

さりとて、「音楽」が“全知全能”である、とは、

やはり私には、措定できない。

 

20106月の記事に、こう書きました。…

それは、第二次大戦中の、アウシュビッツに関連してのことです。

 

~~~~~~~~~~~

「動物が好きな人に悪い人はいない」とか、同様に、

「音楽を愛する人に悪い人はいない」

などともいう言葉も、皆さん、聞かれたことと思うが、

残念ながら、―

やはり現実は、そんなに単純なものではなかったのである。

~~~~~~「クリスマスの約束2009」(4)~絶望の今

 

このことは、現在も、すべての音楽家、

いや、世界中の人々が、抱えている葛藤でもあるわけです。

…。

でもねー、それはさておき、とにかく、今回は

「ハッピー・エンド」の方向で行きたかったんですよねー。

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

【それで、どうかね、ミカは一体、未来を見ることができたのか?】

 

……。

残念ながら、私には、明解な解答は無いのです。

でも、ひとことだけ、言えるとすれば、

 

 

「音楽は、奇跡を起こすことがある」。 

  

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2018年5月30日 (水)

落穂拾い(1) ~<夢の彼方のカーテンコール>

そして あなたは 知るでしょう

物語はいつも 終わってからが 本番なのです

 (覚 和歌子氏『三月のオペラ』より 詩集「ゼロになるからだ」所収)

 

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

“妄想ミュージカル”「ミケとミカの物語」は、無事に(?)、

終演の運びとなりました。

 

ところで、“妄想”シリーズには、前作がありました。

「妄想CD」というテーマで書いた2008年のこちらの記事。

本田美奈子.美空ひばりの世界を歌う。~「てんけい」の妄想CD

これは4回連続になっており、ちなみに上記のURLが第1回。

このときは、まず、全文を書きあげてから、

4篇に分割して、アップした記憶があります。

 

そして、その約20日後に“おまけ”として書いたのが、これでした。

「てんけい」の想CD。(あとがき)~いえ、雑談です

「雑談」とは記しましたが、今、読み返しても、

相当、真面目(本人的には)に書いています(苦笑)。

その割に、この回についてのアクセスは、先の4話と比べて、

意外に少なかったように思いますが、これは、仕方がない(爆笑)。

 

そんな“実績”(?)を踏まえて、またも雑談を少し…

というのが今回の目論見であります。

 

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

おおよそ、約1年がかりで、

“妄想ミュージカル”「ミケとミカの物語」を

綴ってみました。

その動機についての詳細は、

2017年4の記事に書いております。

 

 

最大の難関になったのは、さて「主題」をどうするか。

作者本人の身で、こんなことを“説明”するのは、

関西弁でいうところの、誠に“ざんない”ハナシなのですが、

本文中でも、それに関するフレーズには、

赤字を施していましたので、まあいいでしょう。

 

 

1. 今、見えているものは、すべて過去のものである。

 誰も未来は見ることはできない。

2.音楽なら、未来への扉を開いてくれる。

 

そんなテーマのもとに、

ネコの「ミケ」と、目の不自由な女の子の「ミカ」

の二人の“登場人物”を設定したわけですね。

 

折角の主題ですから、

もう少し、内容的にも膨らませてみたかったなあ…

と今も思うことしきり。

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

昨年の4月から始めて、当初の予定では、

「つばさ忌」までには、一応、ゴール、または、

その近くまでは辿り着きたい、

という“希望的観測”で臨みましたが、

1回のアップが常態化してしまい、御覧のとおりの有様です。

 

 

今回の“妄想ミュージカル”は、

「妄想CD」のときと違い、

1話書く毎に、アップしていきました。

 

つまり、どのような“ゴール”がいいのか、

実のところ、自分でも決断しかねていたのです。

 

 

ところで、昨年の秋から冬にかけ、

珍しく、DVDで映画を6-7本観たのです。

でも、私的には、どうもどの作品もしっくりこない。

また、私は、TVドラマは殆ど見ないのですが、

(たまたま)NHK朝ドラの『わろてんか』は、最後まで観ていました。

が、このドラマも“ツッコミ”どころが満載で、パッとしない(苦笑)。

 

「しっくりこない」理由は何か。

極めて初歩的に、“内容が解りにくい”というのもありましたし、

“その展開はどうなの”などと思ったり…。

また、エンディングに問題有り、と思ったのもかなりありました。

(これらは、いわゆる「個人的感想」です、ハイ)

 

 

等々考えているうちに、

“プロの脚本でさえ、こんな程度ではないか”

(これを「厚顔無恥」、「浅慮盲信」という)

という想いに至ってしまったわけ。

そこで、“どうにでもなれ”

と、自らの「妄想ミュージカル」も、あのような、

“不連続”で“不条理”なラスト・シーンを設定した次第。

 

 

その“仕掛け”として、”終幕~その1に書いたように、

まず、ミケにフレアスカートに着替えてもらう。

(もっとも、それ以前の衣裳についての指示は無いのですが)

そして、”終幕~その6で、そのスカートの裾が、

ミカの頬をかすめていく…という演出にしてみました。

 

 

「音楽朗読劇」が、最後の場面のみ、

通常の演劇のスタイルに変わってしまったのは、

そんな“いきさつ”だったのです(苦笑)。

 

                            (つづく)

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2018年4月21日 (土)

“妄想ミュージカル”「ミケとミカ」挿入曲一覧。

本ミュージカルは、音楽朗読劇、かつ、

本田美奈子.さんの「カタログ・ミュージカル」

(=ジュークボックスミュージカル)の

様式を採りました。

そこで、以下に“使用”曲の一覧を挙げておきます。

 

既に書きましたように、

4曲目の『見上げてごらん 夜の星を』以外は、

本田美奈子.さんのオリジナル曲。

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

Overture

1986年のマリリン』(Instrumental Version

筒美京平作曲

 

挿入曲

We Are Wild Cats

松本 隆作詞 樫原伸彦作曲

 

僕の部屋で暮らそう

宮沢和史作詞・作曲

 

見上げてごらん 夜の星を

永 六輔作詞 いずみたく作曲

 

GOLDEN DAYS

ブライアン・メイ作詞・作曲 秋元 康日本語詞

 

つばさ

岩谷時子作詞 太田美知彦作曲

 

ジュピター

岩谷時子作詞 G.ホルスト作曲 井上 鑑編曲

 

Oneway Generation

秋元 康作詞 筒美京平作曲

              

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪-----(敬称略)

 

Overtureの『1986年のマリリン』についてですが、

実は、今回が初出です。

この曲、やはり、本田美奈子.さんの代表曲のひとつですから、

インストルメンタルでの採用を考えた次第。)

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2018年3月11日 (日)

第14回:「てんけい」の本田美奈子.さんの妄想“新作ミュージカル”終幕~その6

(第13回よりのつづきです)

 

視力を失った女の子、ミカと、ネコのミケの物語、

場面は引き続いて、ミカの部屋。

 

ずっとこの連載を読んでこられた方は、(え?いらっしゃるのかな)

御存知でしょうが、もともとこの舞台は、

「音楽朗読劇」としてスタートしました。

つまり、二人による台本の朗読で進行していき、そして

歌の場面だけは、

(この劇は、「カタログ・ミュージカル」でもあります!)

舞台中央に出て、起立して歌っていただいていました。

 

ただし、このラストの場面(「終幕~その1」)からは、

「ストレート・プレイ」、つまり、

普通の演劇のような体裁で進めています。

ですから、ステージには、

ミカの部屋を再現すべく、ごく簡単な大道具を用意しております。

 

 

前回の二人の会話は、こんなでしたね…

 

ミケ「だいじょうぶ、ミカは、やっていけるわ」

ミカ「え?どこか、行っちゃうの?」

 

つづきです。いよいよ「終幕~その6」。

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

ミケ:うん…

あのね、ちょっと…わたし…

   私ね、この前、空を見上げてたら、

とっても不思議な形をした虹が出てたの。

ミカ:“虹”が…?

ミケ:今まで、見たことないような不思議な虹の橋だった。

   なんて言うかな…

あんなの見てたらね、

ちょっとあの虹の架け橋を渡ってみようかな、って

私、そんな気になっちゃった…

ミカ:え?どういうこと?

   意味わかんないよ…

もう、会えないの?

ミケ:ううん、ミカ。

   私は、音楽といっしょ。

   だから、ミカがね、歌を歌うとき、

ミケは、いつもそばにいるんだから。

ミカ:ミケ…。

   勝手過ぎるよ…

ミケ:(微笑みながら)初めて会ったとき、言ったでしょ。

   “ネコは、そもそもワガママなんだ”って。

   ミカは、あまりに沢山のものを背負込んできたからね…。

   もっと“ワガママ”でもいいんじゃないかな…。

   あ…、ごめんね、言い過ぎた?

ミカ:(うつむいたまま)……。

ミケ:ミカ…。顔を上げて。

前を向かないと進めないよ。

音楽は、きっと、ミカに未来を見せてくれるから。

   (窓の方を向いて)

だいぶ明るくなってきたわねー。

   じゃあね、ミカ。

   元気でいるのよ。

 

(机に両手をかけて立ち上がるミケ)

 

ミカ:ちょっと、待ってよ、お願い!

 

(ミケが、ミカの後ろを通り過ぎるとき、ミカの頬を

 ミケの、フレアスカートの裾がかすめる)

 

ミカ:(頬に手を当て)あ……?

ミケ:(ドアを開けながら)ミカ、行ってくるね…

ミカ:待って、ミケ…

   あなた…もしかして…

 

(あわててミカも立ち上がるが、ドアが閉まる)

 

ミカ:ミケ!待って、待ってよ!

 

(窓の方へ走り、窓を開けて身を乗り出すミカ。

 誰かの靴音が聞こえてくる)

 

ミカ:(泣きながら)ミケ~!

 

(ミケの声)

「ミカ、自分の信じた道を、真っ直ぐに進んでね!

だ・い・じょ・う・ぶ! だからね!

  ミカ!

笑顔だよ、笑顔!

 

ミカ:……ミケ…。

   (ゆっくりと、舞台中央に戻るミカ。

    やがて、顔を上げ、正面を向き、

オフマイク、思いっきり大きな声で)

 

ミカ:ありがとうーっ!

 

 

(ステージの全照明が点灯し、ミケ、上手より再び登場、

ミケとミカの二人、舞台中央で一礼。

本ミュージカルの掉尾を飾る曲のイントロがスタート。

これも、ミケとミカ、二人揃っての二重唱です)

 

 

挿入曲:『Oneway Generation

 

 

                       ―― 終 ――

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

「終幕~その6」でした。

 

この「妄想“新作ミュージカル”」を始めるときも

“勢い”に任せて書き始めましたが、

一旦、終えるにあたり、

“もう、ここらでいいかな、”って申しますか、

この辺が限度、というのが本音(苦笑)。

つまり、“なりゆき”、というところで、幕を下ろします。

 

最後の挿入曲は、

Oneway Generation』を選びました。

私の大好きな曲のひとつで、これは、はずせません。

詞と音楽、更にヴィジュアル的に、

本田美奈子.さんのvocalを含めたダンスとか、

これほど完成度の高いポップスは、そんなに多くはありません。

(ここで、この楽曲を選択するにあたっては、多くの御賛意を

いただけそうな気もするのですが…どうだろな…) (笑)

 

 

さて、ステージは、無事終演に至りました、

ここまでずっとお付き合いしてくださった皆様には、

深く御礼申し上げます。有難うございました。

 

 

*このブログに存する文章の著作権は、管理人のてんけいに属します。

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2018年2月23日 (金)

第13回:「てんけい」の本田美奈子.さんの妄想“新作ミュージカル”終幕~その5

(第12回よりのつづきです)

 

視力を失った女の子、ミカと、ネコのミケの物語、

場面は引き続き、ミカの部屋。

つばさ』を歌い終えた二人、

上手にミケ、下手には、ミカが立ったままです。

続いての「クラシカル・クロスオーバー女声二重唱」の曲は…

 

 

挿入曲:『ジュピター』(岩谷時子先生作詞)

 

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

(『ジュピター』を歌い終えた二人、座敷机のところに戻り、

並んで座る)

 

ミケ:ふぅー…。歌ったねー。

ミカ:歌ったねー(笑)。

ミケ:やっぱり、ミカの歌、いいよ。

ミカ:ハハハ。ありがと。

ミケ:「悲しみ知らない人はいない」だもんね。

ミカ:うん。

   「泣きたい時には 泣きましょう」って。

   泣いてもいいんだ…。

ミケ:でもね、ミカは笑ってるときが、やっぱり一番なのよ!

ミカ:ハハ。ありがと、ありがと!(笑)

ミケ:私たち、何言ってんだろ…

二人:ハハハ…

ミケ:「音楽のチカラ」はね、

歌ってるミカにも伝わるし、それに、

ミカの歌を聴いてる人たちにも、届くのよ!

ミカ:うん、わかる…。

ミケ:(窓のほうを向いて)あ、お日さま…

ミカ:え?もう、夜明け?

ミケ:うん、そう…

(独り言)もう、いい頃かもね…

ミカ:(さえぎるように)あのね、ミケ、聞いて!

わたし、中学のとき、コーラスの指揮、してたことがあるの!

ミケ:(ミカの方へ向きなおって)へぇーっ!

ミカ、スゴいじゃない!

合唱部ができたら、また指揮すれば!

ミカ:待って、「指揮」っていっても…いまのわたし…

ミケ:あ…目が…

ミカ:…

ミケ:ミカ、あのね、私、前に、聞いたことがあるの。

   “電子タクト(注:タクト=指揮者が手に持つ棒)”なんてのが、

   できるかもしれない、って。

ミカ:電子タクト?

ミケ:タクトにね、センサーが付いているの。

   そしたらね、タクトの動きが分るんだって。

ミカ:ふーん。

ミケ:その動きをね、バイブでコーラスのメンバーに伝えるそうよ。

ミカ:あ、スマホのバイブ…

ミケ:それそれ!

   そうすれば、目が見えなくても、メンバーはタクトの動きが分るの!

ミカ:へぇー、じゃあ、わたし、また指揮が出来るかも!

ミケ:そうだよ、前を向いて進むのよ!

ミカ、あせらなくていいから。

ミカ:なんだか、楽しくなってきた!

ミケ:目標が、またひとつ出来たね。

ミカ:そうだね、できたよ。

   ミケ…、ありがとう。

ミケ:ううん、ミカ、私も、ありがとう。

   (微笑みながら)さあ…もう、だいじょうぶね。

ミカ:え?“だいじょうぶ”ってなに?

ミケ:私の思ってたとおり、

ミカはやさしいし、強いコだった、ってことよ。

   だいじょうぶ、ミカは、やっていけるわ…

   そう思う。

ミカ:え?どこか、行っちゃうの?

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

「終幕~その5」です。

 

ミケとミカのデュエット曲は、

岩谷時子先生作詞の『ジュピター』でした。

この曲にも、もちろん、『つばさ』と同じく、

 

この世のものとは思えない、美しいハーモニーで演奏する

 

との「ト書き」を付加いたします。

 

ジュピター』につきましては、

本田美奈子.さんは、特別な“思い入れ”を、

お持ちだったように推察しております。

本田さんのコンサートでは、この曲を歌うときは、

いつも、聴衆の皆さんに、

手拍子を促されていたそうですね。

これは、私の想像ですが、きっと本田さんには、

岩谷時子先生が伝えんとされた詩界を、

なんとしても、会場に来られた方々に届けなくては、

という、いわば“使命感”のようなものがあったのではないでしょうか。

 

そこで、私も、同じように本舞台においても、

ミケとミカには、お客様に手拍子をお願いするよう、

“ト書き”に書いておくことにしましょう。

 

 

話を舞台に戻しますと、

おや…、ミケのことが気になりますね……。

                   (つづく)

                                           

 

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2018年2月 6日 (火)

第12回:「てんけい」の本田美奈子.さんの妄想“新作ミュージカル”終幕~その4

(第11回よりのつづきです)

視覚に障害を持つ女の子、ミカと、ネコのミケの物語、

場面は引き続き、ミカの部屋。

 

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

ミケ:だから…、私たち、一緒に歌おうね!

(ミカとミケの二人、ステージの前方へゆっくりと進み出ます。

 舞台の上手にミケ、下手には、ミカが立ち二重唱が始まります)

 

 

挿入曲:『つばさ

 

 

(歌い終わって)

ミケ:終わったね。…

どんな気分?…

ミカ:歌うなんて、ひさしぶり…だから…

   なんだか、胸にジーンときちゃった…

ミケ:そう…?

ミカ:なんて言うのかな…今、コトバが出なくて。

ミケ:そうだよ、言葉に出来ないから、ヒトはね、音楽を紡いでいるの

ミカ:歌うってことは、そういうことなの…

   わたし、もう一度、合唱部、やってみる!

ミケ:あ、ミカ、エンジンかかってきたわね!

ミカ:自分の「つばさ」を信じて!生きてみる!

ミケ:…(大きくうなずく)

ミカ:あ…

ミケ:どうしたの?

ミカ:今のわたしの学校、コーラス部って、あったっけ?

ミケ:え?

ミカ:ううん、なかったら、先生のところへ行って、わたしが創る!

ミケ:それでこそ、ミカよ!

ミカ:ねえ、ミケ、もう1曲、歌ってみたい!

ミケ:OK!わかった!

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

「終幕~その4」です。

 

ミケとミカのデュエット曲は、

つばさ』でした。

 

“クライマックスに、『つばさ』を使う”、とは、昨年4/30の、

第2回:本田美奈子.さんの妄想“新作ミュージカル”にも

書いていたとおりです。

ただ、この女声二重唱に際し、

私は「ト書き」を付けました。

 

 

この世のものとは思えない、美しいハーモニーで演奏すること

 

 

「この世のものとは思えない、美しいハーモニー」なんて、

あまりにも漠然としていますね。

もう少し、具体性を持たせて書く必要があるのですが、

私のイメージに有る“美しいハーモニーの模範”といいますと、

ズバリ、「ザ・ピーナッツ」です。

 

お若い方は、御存知ないでしょうね。

例によって、このご時世、YouTubeとかで検索しますと、

すぐに鑑賞できますから、ぜひ。

とりあえず、こちらをご紹介します。→ザ・ピーナッツ 50 - YouTube

私には、このザ・ピーナッツを凌ぐデュオなんて、

全く、思いつきません。

 

ちなみに、高音部をミカ、低音部はミケに歌っていただく予定。

アレンジとしては、最初から最後まで、

二人の「ハーモニー」で完遂―

というのが私の目論み。

 

あと、『つばさ』といえば、音楽ファンの間では有名な、

本田美奈子.さんによる、“奇跡の30秒”―

つまり10小節にわたって、声を伸ばし続ける、

超:ロングトーンがあります。

まだお聴きでない方のために、

これも、YouTubeURLを貼っておきましょうか。

Tsubasa (Minako Honda) - YouTube

この、本田さん独自のロングトーンの処置をどうするか、ですが、

私見では、普通の音符の長さで歌っても構わないでしょうし、

あるいは、デュオならではの特性を生かし、

2人がかりの“リレー形式”で、ロングトーンの再現に挑戦、

というアイデアもあり、だと考えています。

 

まあ、いずれにせよ、これは些末な話。

眼目は、本舞台で、名曲『つばさ』を、

「クラシカル・クロスオーバー」的な編曲を施した二重唱で

演奏していただく、というのが私の企画なのです。

 

 

さて、このミケとミカの、

クラシカル・クロスオーバー女声二重唱」、

同様の形式で、もう1曲つづけてみます。

                   (つづく)

                                           

 

*「しょうがいしゃ」には、「障害者」「障碍者」「障がい者」などの

表記がありますが、本稿では、「障害者」を採っております。

 

 

*このブログに存する文章の著作権は、管理人のてんけいに属します。

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2016年11月23日 (水)

忘れようとして。(26)~星野哲郎先生と水前寺清子さん

えー、久々の更新につき、……

書きかけのファイルの中から、ひとつピックアップ致しました。

文面からみて、2011年度のもののようでした(苦笑)。

手直しを加え、このたびアップします。

 

~~~~~~~~~~~~~~

§1115日は星野哲郎先生の御命日でした。

 

今回は、星野哲郎先生、そして、水前寺清子さんについてです。

申すまでもなく、

星野哲郎先生は、昭和における大作詞家のおひとりで、

20101115日にご逝去されました。

 

ち・な・み・に、ですが―

アニメ『銀河鉄道999』の主人公は“星野鉄郎”ですので、

混同なさいませんよう(笑)。

 

音楽ファンの皆様におかれましては、先刻ご承知のことも多くなるかもしれません。

また、“長期の休養”(苦笑)をとったにもかかわらず、

相も変わらぬ、なんら益の無い文章で、申し訳ないことです。

 

 

さて、“なぜ、水前寺清子さんなのか”については…ですが、

エピソ-ドをひとつ。

第一に、私自身も水前寺さんのファンであります。

更にです、2013.2月に、本田美奈子.さんと同じく、

“もう一人の「ノー・ジャンル」アーチスト”として、

雨谷麻世さんを、ご紹介した記事をアップしましたが、

実は、その雨谷麻世さんも水前寺清子さんのファンでいらしたのです。

“意外”といえば、“意外”なのですが、“クラシック畑”の方でも、

歌謡曲がお好きな方は、案外とおられるそうですね。

 

 

そんなハナシはともかく、

水前寺清子さんは、「NHK紅白歌合戦」には

1965年から1986年まで22回連続出場され、その上、

紅組の司会も4回務められたという、

まさに、「国民的歌手」の内のおひとりなのです。

 

 

さて、星野先生のお名前はご存じなくても、先生の曲は、

皆様、必ず、いつかどこかで、お聞きになったことがあるハズです。

 

北島三郎 さんの、「なみだ船」「兄弟仁義」「風雪ながれ旅」「函館の女」…

と並べますと、きっと肯かれることでしょう。

星野哲郎 - Google 検索

にもありますように、渥美清さんの「男はつらいよ」も、

先生の作品ですね。

本田美奈子.さん歌唱(?)による、「てんけいの妄想CD

http://bluesky1010.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/cd-8657.html

でご紹介した、美空ひばりさんの名曲、「みだれ髪」もそうです。

 

もっと懐かしいところでは、「黄色いサクランボ」(歌:スリー・キャッツ

も、先生の作品でした。

 

 

さて、水前寺清子さんのデビュー曲は、

星野先生作詞の「涙を抱いた渡り鳥」ですが、

内輪の話を申し上げますと、

本来、この曲は、畠山みどりさんが歌われるハズでした。

畠山さんも先生と一緒に、クラウン・レコードへ移籍して、

“移籍後第一弾”として発表される段取りだったのです。

 

しかし、畠山さんの移籍話がうまく進まず、

結局、当時、新人の水前寺さんが歌われることになった―

そんな経緯があったのですね。

 

でも、水前寺さんご本人としては、「演歌」というより、歌謡曲、

今でいうところの、“ポップス系”のジャンルの方を

希望されていたらしいのですが、

いやはや、人間の運命というものは、わからないものです。

もしも、構想どおり、畠山さんがコロムビアから移籍されていたならば、

“今の水前寺清子さん”は、存在しておられないかもしれないのですから。

 

(私的には、ポップスを歌われる水前寺さんも、見てみたい、という気持ちがあります。

 たぶん、ポップス界でも、ご成功されていたのではないかなー)

 

とはいうものの、子細は忘れましたが、デビューまでには何かと日数がかかり、

そう、歌詞の書き換えなどもあったことでしょう―

 

実のところ、この「涙を抱いた渡り鳥」は、

もともと、「袴をはいた渡り鳥」というタイトルで、

畠山さんに提供される予定でしたから。

 

それで、水前寺さんのお父上が、かなり“やきもき”される場面もあったそうですね。

 

 

さて、父上のご心配もありましたが、このデビュー曲は、大ヒットとなりました。

 

 

余談ですが、この「涙を抱いた渡り鳥」の作者として、

 「有田めぐみ作詞、いずみゆたか作曲」

という表記もありますが、

それぞれ、星野哲郎市川昭介、両先生の別名で、これは、

コロムビアレコードに対する配慮だったようです。

                      水前寺清子 全曲集

全曲集                      (この項、つづく)

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2016年9月 1日 (木)

四たび『アメイジング・グレイス』によせて/本田美奈子.さんにも金メダル!?

§敗れざる者。

将棋ジャーナリズムは、囲碁界のそれと比べると、

一手も二手も遅れているような気がするのですが、

それら棋書の中では五指に入る名著(ハイ、私見です)、

『敗局は師なり』(中平邦彦著)を、ふと思い出していました。

“そのフレーズ、聞いたことがあるよ”とおっしゃる方も多いと思います。

「難局は最大の恩師なり」という言葉もありました。ほぼ、同義語ですね。

 

この本、数名の名棋士の、それぞれが負けた将棋を集め、

単にその勝負の指し手を追うのみならず、対局当時の心境のインタビュー、

盤上に現れなかった隠れた読み筋、勝負師独特の心理的駆け引き

敗因の探究、そして各々の棋士にとって、その敗戦の持つ意味等々を、

中平邦彦氏の御麗筆で綴られた、“ドキュメント風エッセイ”です。

 

なぜ、こんなことを書いているかと申しますと…

あまり、オリンピックには興味が無い私ですが、

卓球の福原 愛選手のシングルスは、お盆休暇中につき、

しっかりと観戦出来ました。

惜しくも、福原選手は、メダルを逸しますが、

続く団体戦では、3位決定戦で勝利を収め、銅メダルを獲得されましたね。

 

ゲーム直後の福原 愛、石川佳純、伊藤美誠3選手、

いわゆる“卓球三姉妹”の、各人各様のインタビューを聞きながら考えたのですが、

中平邦彦氏の著作のひそみに倣えば、

「この3人こそ、言葉の正しい意味で、“敗れざる者たち”ではないか」

そう思ったのです。

金メダルよりも価値のあるものをこの3人は、得たに違いない“―

これが私の感想でした。

 

§本田美奈子.さんにも金メダル!?

さあ、4回目の『Amazing Grace』であります。

表題の「本田美奈子.さんにも金メダル!?」についてですが、

「いったい、どういう意味?」と、訝しく思われることでしょうが----

ましてや、つい先ほど、“金メダルよりも価値のあるもの云々”と書いた直後に

この有様ですから、拙ブログが、「さっぱりわやくちゃ」たる所以であります。

 

 

本田美奈子.さんが天界に還られて後、多くの方々が追悼のコメントを

寄せられていました。

でも―私だけの思いかもしれませんけども、

声楽界の方からのそれは、やや少ないような気がしておりました。

(もちろん、本田さんの演奏は、純然たるクラシック声楽とは異なります)

 

ただ、ブログとかメールとかを通じて、本田さんへの優しいお気持ちを

間接的に伝え聞いたことも、再三には亘りますが、

この度のようにご自身の言葉で綴られた文章を拝見しますと、

やはり、感激もひとしお、なのですね。

 

 

前置きが長くなりました。

私が、このたび注目したのは、増田いずみさんのFacebookです。

 

増田いずみさんにつきましては、過去にもご紹介致しましたね。

増田いずみさん―「ポップ・オペラ」の世界。2007/11

あと、当時“話題”になった(ホント?)こんなブログ。

ヘイリーさんのライブに行ってきました。<その3>2008/09

 

 

本題です。全文、引用いたします。

時はやや遡りますが、713日の増田いずみさんのサイト。

 

(引用開始)~~~~~~~~~~

713日 ·

本田美奈子さんが歌うアメージンググレイスは、ご存知ですか?20代の方は知らないかもしれませんね

 

2003年、私も、美奈子さんも、クラシカル クロスオーバーの世界に飛び込んだアルバムデビューの年が同じ。

当時、私のアルバムは、いつも美奈子さんの隣に並んでいました。アイドルから、ミュージカルの勉強にNYにいったときもびっくりでしたが、クロスオーバーの世界に飛び込んだ彼女の情熱は、尊敬を飛び越え、畏敬。

どれだけのレッスンを重ねたことでしょう。いつか、お目にかかりたい!と憧れの存在でした。

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、、と。

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、、と。

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、、と。

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、、と。

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、、と。

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。

 

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、と。

 

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

 

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

 

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。(引用終了)~~~~~~~~~~

増田いずみ 寄せる歌 Official Fansite | Facebookより引用いたしました。

 

 

増田いずみさんは、国立音楽大学及び同大学院オペラ科を修了、

文化庁オペラ在外研究員に選ばれ、3年間ニューヨークのジュリアード音楽院に留学

というご経歴の、現役声楽家でいらっしゃいます。

 

文中にありますように、

 

「尊敬を飛び越え、畏敬」

「どれだけのレッスンを重ねたことでしょう。いつか、お目にかかりたい!

と憧れの存在でした。」

 

これを、本田美奈子.さんへの最大級の賛辞と言わずして、何と言うべきでしょうか!

 

本田さんを、単に同じプロ歌手としてだけではなく、

音楽界に身を捧げた同志、或は戦友として、想っていらっしゃるのでしょう、

友情と敬愛に溢れたお言葉をいただき、胸が熱くなりました。

 

 

本田美奈子.さんにも金メダル」!!

いかがでしょう、これは決して「てんけい」の空言でも、

妄想でもないということが、お分かりいただけたでしょうか!

 

 

「この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました」

とのお言葉ですが、いえいえ、岩谷時子先生も、

本田美奈子.さんも、きっと喜ばれることでしょう、

これからもライブで、どんどん歌っていただきたく存じます。

 

 

拙ブログでは、皆様も、もう、“耳タコ”、いや、“目にタコ”状態でしょうが、

「本田美奈子.歌がつないだ“いのち”の対話」2008/03

お知らせです。【クラシカル・クロスオーバーオーディション】2015/03

司馬遼太郎氏の小説『竜馬がゆく』の中で、

俺は死なんよ」と名言を残した坂本竜馬が、続けてこう言っているのです。

(引用開始)~~~~~~~~~~~~~~

人間、仕事の大小があっても、そういうものさ。

だれかが灯を消さずに点しつづけてゆく。

そういう仕事をするのが、不滅の人間ということになる

~~~~~~~~(引用終了) (司馬遼太郎:『竜馬がゆく 四』より)

 

 

何度も書きます、「想いは受け継がれてこそ」なのです。

本田美奈子.さんも、さぞかし、お喜びのことでしょう!

そして……

増田いずみさんの御健康と、今後の益々の御活躍を、

本田美奈子.さんとご一緒にお祈りしております。  (おしまい)

 

 PS増田いずみさんによる

Amazing Grace』のご演奏(少し、時間が短いです)はこちら。

アメージング グレイス Amazing Grace - YouTube

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2016年1月31日 (日)

もちろん、年末には「第九」、年始には「ワルツ」なのですが~やっぱり、今年も「クロスオーバー」です。

 

新しい年、2016年を迎えました---

 

というご挨拶も、ここに至っては、大して“値打ち”もないのですが、

 

“日本一辺鄙なブログ”とは、所詮こういうものであります。

 

皆様におかれましては、お元気にお過ごしでしょうか。

 

 

 

私事で恐縮ですが、実は12/31、仕事が終わった直後に、

 

ダウンしてしまい、「紅白歌合戦」も、除夜の鐘も、そっちのけで、

 

ただただ、吐き気と“戦って”おりました。

 

 

 

病院も休みですし、もしも熱があったならば、

 

「ノロウイルス」も疑う必要がありますが、

 

ともかく、3日ほどじっと寝込んでいました。

 

そういえば過去にも1/1に仕事をして、帰宅直後に

 

カゼで倒れたことがありました。

 

何年前だったか、いずれにせよ、「3.11」以前でしたでしょうね。

 

愚痴になりますが、それほど、年末の業務は、“ハード”なのです。

 

 

 

 

 

ところで----

 

お正月に「百人一首」をなさった方もいらっしゃるでしょう、

 

こんな歌を思い出します。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 逢ひ見ての のちの心に くらぶれば

 

    昔はものを 思はざりけり   (権中納言敦忠)

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

この和歌の「逢ふ」という言葉は、男女間の性的関係を意味している

 

のですが、それはともかく、私としましては、

 

3.11」を、ひとつの“ターニング・ポイント”として、

 

“昔はものを 思はざりけり、だなあ”って、つくづく思います。

 

ただし、為政者は、「3.11」など、まるで無かったかのように、

 

振る舞っています。

 

これが、私には、ガマンならないこと。

 

あれだけの大きな事件の後ですもの、

 

思想も、政治も、文化も、変わって必然であると思います。

 

 

 

 

 

さて、本題である「クロスオーバー」ですが、

 

何を取りあげようか、と今もって思案中です。

 

次回をお楽しみに、ということで(誰も“楽しみに”してないよね)。

 

                             (おしまい)

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2015年10月11日 (日)

続・罪ほろぼし。<実践編>その1~平原綾香さんの2015年コンサート

§音楽の聖地に響いたノー・マイクの『AMAZING GRACE

 

というわけで、2007以来の、“罪ほろぼし。<実践編>”のスタートです。

今年の「Prayerコンサート」での詳しい曲目は省略させていただき、一気に、

私が最注目の『アメイジング・グレイス』までいってみます。

 

ところで、前回、

「今年のライブでは、各公演ごとに異なる曲を1曲ずつ歌う、という趣向」

と書きましたが、(平原綾香さんのブログを拝見していますと、そう思えました)

神戸では、2曲歌われたということもあったようです。

 

それはともあれ、こんな“大仕事”を、

コンサートが始まって1時間以上も経過した、

ライブの終了直前に持ってくるとは、まったく予想していませんでした。

つまり、アンコールのパートに組み入れられていたのですね。

お声も、体も疲労されている状態で、どうなることかと、見守ったのですが…

それは、全くの杞憂でありました。

 

 

そのアンコールの1曲目は『ジュピター』。

歌が始まった途端に、拍手が起こります。

いい歌唱です。以前にも書きましたが、彼女の『ジュピター』は、

日々、“進化”を遂げています。

デビュー時の、シングルCDのバージョンしかご存知ない方には、

ぜひ、こうした彼女の最新の『ジュピター』をお聴き願いたいものです。

 

次の曲が、ちあきなおみさんの『喝采』でした。

「伝説から神話」、という言葉がありますね。

ちあきなおみさんは、引退されて久しいのですが、

「伝説」を通り越して、今では、まさに、

“神様”のような歌い手、と申し上げてもよいと思います。

(ただ、私の場合、彼女の曲の中では、『喝采』はあまり好きではありません)

ちなみに、彼女のデビューの際のキャッチフレーズが、

「魅惑のハスキーボイン」―でした…(失礼しました)。

さすがは、平原さんです、この名曲をしっとりとしたvocalで聴かせてくれました。

 

 

さて、『アメイジング・グレイス』です。

「天から音が降り注ぐ」―大阪フェスティバルホールの代名詞なのですが、

平原綾香さんの『アメグレ』は、まさにその言葉どおり、

満場の観客の胸に響きました。

 

客の入っていないリハーサルのような場合とは異なり、

聴衆が入りますと、衣服などに音が吸収され、響きが、全く変わってしまいます。

ましてや、平原綾香さんは、

“ノー・マイク”が基本の声楽家ではなく、ポップス歌手なのです。

 

前回書きましたように、私の席は3階でしたが、

お声も、そして、もちろん“ハート”も一緒に、届いていました。

「お見事!」の一言に尽きます。

 

 

本田美奈子.さんのCD所収の『アメイジング・グレイス』は、

清らかな中にも、強靭さを秘めた、美しいソプラノです。

CDをお持ちでない方でも、

 

“数年前に、TVの公共広告機構のCFで、本田さんの『アメグレ』を聴いたよ”

 

とおっしゃる方も多くおられることでしょう。

このTVスポットでは、今回の平原綾香さんと同じく、

アカペラ(=無伴奏)のvocalが使用されていました。

 

さて、この日の平原さんの『アメグレ』は、本田さんとは少し異なりました。

平原綾香さんの楽曲に、『JOYFUL JOYFUL』という曲(→CDはこちら

がありますが、

その歌と同じように、ゴスペル風で、“パワー”を前面に押し出した、

元気あふれる『アメイジング・グレイス』でした。

 

ただ、日本語歌詞(岩谷時子先生作詞)において、

一番と二番とが混ざり合ったような流れになってしまいましたが、

しっかりと歌いきっておられましたね。

実は、平原綾香さんが歌い始めるその直前に、観客のお一人が、

「頑張って」と、声をかけられたのです。

私は、瞬間、“あっ…”と思いました。

ただし、これは”アクシデント”というよりも、

そんな聴衆の応援を全身で受け止め、

自らのパフォーマンスに転化・昇華させた、

平原さんに、賛辞を送りたいと思います。

 

 

平原さんの『アメイジング・グレイス』を聴きながら、

”いったい、このコの何がこんなに人の心を惹きつけるのだろう”

私は、そんなことを考えていました。                (つづく)

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