2009年9月15日 (火)

「アヴェ・マリア~カッチーニ」を聴く。~Interlude(及び、民主党政権のこと)

さて、本田美奈子.さんの「AVE MARIA」について、駄文を綴ってきたが、

いよいよ、平原綾香さんの「AVE MARIA」について、

(例によって)「独断と偏見」、また、

「妄想と幻想」に満ち満ちた感想を書いてみるつもりである。

 

このブログ、平原さんはじめ、様々な歌手の方々が登場していて、

“オマエ、それでも本田さんのファンか”などの意見も頂戴しているが、

 

「母国語を研究するには、まず、外国語を勉強せよ」

 

というのが、私の“信条”でもあり、

このような手法でもって、おぼろげながらでも、

本田美奈子.さんの“輪郭像”へと迫ることが出来ぬか、

という目論見であった。

(と、ここまで書いて、やはり“言い訳”が半分くらい入ってますねー)

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 

さて、更新を休止している間に、「8・15」があり、また、衆院選も行われた。

選挙の結果は、皆様、ご存知のとおり。

結果を受けて、すぐに、拙ブログに書こうかと、思ったのだが、

“思っただけ”で、遂に、アップ出来ず。

さしあたって、ごく手短かに記す。

幹事長に、小沢一郎氏を起用したことは、

おそらく、みんな、“ビックリ”したことであろう。

自民党の面々も、民主党内部においてすらも、である。

小沢グループが党内での最大グループであることは確かだが、

私は、この「小沢氏」は、従前より、“信用出来ぬ人物”と言い続けている。

と、いうよりも、私とは、思想的に随分と隔たりがある、といったほうが良いかもしれぬが、

それはさておき、

マスコミも書かないから、“ゴマメの歯ぎしり”として言うのだが、

思い出してください、

かって、小沢氏―福田首相(当時)の会談で、

自民・民主の「大連立政権構想」が提案されましたね。

都議選敗北についての麻生首相に対する「総括」も結局、行われなかったが、

この、「大連立」を推し進めようとした、小沢氏自身が、

新幹事長就任とは、どういうわけか。

私が言いたいのは、まだ、この「大連立」の可能性にしても、

僅かながら有るかもしれない、ということである。

300議席超の民主党議員全部が同調しては、大変な事態になるが、

でなければ、小沢グループは、民主党を出て、自民党と合流するかもしれない。

これが、前に書いた

http://bluesky1010.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-2631.html

「政界再編」ということである。

新政権の財務大臣には、ようやくのこと、“本命視”されていた

藤井裕久氏に落ち着きそうなのであるが、

この組閣劇にも、小沢氏の“影“が見え隠れするようだ。

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

 

さて、「アヴェ・マリア~カッチーニ」である。

このところ、物忘れがひどく、

それでなくても、“ITオンチ“を自認する身とあっては、

先日も、DVD-Rと、DVD-RAMを間違える始末。

“これではならじ”と、(よせばいいのに)

久々の音楽ファイルアップに挑戦してみる。

昔のココログのように、単純ではないので、困ったものだ。

私の大好きなアーチストにつき、

期間限定」ということにするかも、である。

やや、間奏部のメロディーが“勝ち過ぎ”の感もあるが、

至高の美しさの女声コーラス。

アヴェ・マリア~カッチーニ」です。

MUSIC - Windows Live

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2009年8月16日 (日)

8・15に思う~正座して聴きたい音楽(?)土居裕子さん、再び。

§森光子さんのこと。

年のせいで、記憶が、どんどんと、アヤフヤになっていくが、

これは、いたしかたない。

これも、“聞き書き”で、内容は、アヤシいところもあろうが、

大筋は合っているはずである。

森光子さんが、戦後直後、米駐留軍の処へ、歌を歌いにでかけたそうである。

つい、この前までは、英語の歌など、歌える状況ではなかったが、

変われば、変わるものだ。

いつものように歌っていると、長身の米兵が一人、何かブツブツつぶやきながら、

自分の方へ、歩み寄ってくるのである。

どうすれば、いいのか分からない。

森光子さん、といっても、もちろん、当時は、うら若き乙女だ。

恐怖感が、全身を包む。

近付いてきた米兵の言葉が、ようやく、聞き取れる距離になった。

Swing,swing!」と繰り返していた、というのである。

森さんは、とっさに、ぎこちないステップを踏み始めたそうなのであるが、

くだんの米兵、ようやく、「OK…」と言い残して、去っていったそうである。

今では、「笑い話」だが、そのときは、さぞ、コワかったに違いない。

 

「ああ、日本は戦争に敗けたんだって、そのときに実感しました」

 

とは、森光子さんの述懐であった。

どういうことかというと、

森さんが日本兵の慰問に行った際は、

兵士すべてが、居住いをピシッと正し、

全身の神経を集中させて、

森さんの歌を、一言たりとも、聞き洩らすまいと、

聴き入ってくれた、というのである。

戦争が終わり、こうして米軍のほうに赴くと、

私語は飛び交う、食事を摂る者はいる、席を立って歩きまわる兵士もいたであろう。

もちろん、彼我の軍を取り巻く状況には、”天と地”ほどの相違があったにしても、

それまでとは、180度変わった状況になってしまった。

ただ、似たような経験は、事柄こそ違え、

当時の日本人すべてが経験したことであろう。

「終戦」は、すべての事象における価値観を、一変させたのである。

§昨日は終戦記念日。

「『終戦記念日』、とは、何ごとか。はっきりと『敗戦記念日』というべきだ」

などいう意見が、最近聞かれますが、

“それは、どうか”、と私は思います。

昨年も書きましたが、

~~~~~~

“とにもかくにも、十五年にわたる戦争が終わった

少なくとも、夜が来たら、家の灯りはつけることができるのだ”

1945年当時の国民は、そんな気持ではなかったでしょうか。

「8・15」を、「敗戦記念日」といわずに、「終戦記念日」というのは、

「戦争」からの、このような「解放感」があったからではないか、とは私の推測です。

~~~~→http://bluesky1010.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/8_bdb2.html

上のような理由がひとつ。

 

「ヒロシマ・ナガサキ」は人類史上、例をみない残虐な事件でありますが、

さて、その「ヒロシマ・ナガサキ」の地から、

“報復のため、米国へ原爆を”なんて意見が出たでしょうか。

答えは、もちろん、「否」。

「核の犠牲者は、もう、我々で最後にしたい」

ここに私は、日本民族の、極めて高次元な、精神活動の所産を見る思いがする。

この「人類史上、例をみない残虐な事件」に対して、ですよ。

人類が「核の時代」に突入してしまった以上、

戦争には「勝者」も「敗者」もありません。

そういったこともふまえて、広島の原爆慰霊碑の碑文を、読まねばなりませんね。

さて、終わりに、詩人・作家の辻井喬氏の文章を、一部引用いたします。

~~~~~(引用開始)

自分の国の文化的伝統、それを表現するための言葉の美しさに

誇りを持っていない人が武器を持つと、容易に外国の司令官に

顎で使われてしまうに違いない、

吉田茂がもっとも深く考えたのはこの点であった。敗けた国が軍隊を持ったら、

戦勝国のいいように使われて犠牲者が出る。

だから、軍隊を持たずにいきたい。

戦争には敗けたが、外交で成功した国にならなければと考えていた時、

憲法の草案を見て、吉田茂は膝を打たんばかりにして喜び、

「これでいこう」と言ったという話が伝えられている。(後略)

~~~~~辻井喬氏のコラムより 日経新聞200958日夕刊より

衆院選挙は、既に始まっていますが、

選挙の後、

---------本当は、「選挙の前」にあって然るべきなのですが--------

政界再編が、当然、予想されます。

そうなれば、おそらく、選挙の結果では、

民主党が第一党になっているのでしょうが、-

その「第一党」の立場すら怪しくなってくるかもしれません。

「政界再編」における最重要議題は、「憲法9条」であるからです。

おっと、「本題」に戻らねば。

§再び、土居裕子さん、なのですが。

正座して聴く、なんてのは、戦時中でもあるまいし、

確かに言い過ぎ、ではありましたが、

土居裕子さんの歌唱を耳にすると、やはり、そんなことを思い浮かべてしまいます。

思わず、背筋が“ピン”と伸びる、っていうのかな

“歌の神様”ならばともかく、「完璧な歌唱」なんて、

われわれ人間には難しい、とは思いますが、

土居さんの歌は、発声、発音の美しさは、「限りなく完璧」に近い。

「端正」という言葉がありますが、歌の「端々」まで、細かい神経が行き届いています。

 

「日本語とは、こんなに美しいものだったのか」

 

そんなことを再認識できます。

ド素人の小生の言うことですから、アテにはなりませんが、

そんな想いがしています。

というわけで、御一聴のほどを。

さて、以前に、ご紹介したのは「春の唄」でしたが

http://bluesky1010.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_ac90.html

おススメCDは、「ローレライ」。

<収録曲>

アニー・ローリー

ロンドンデリーの歌

美しき (スコットランドの釣鐘草)

ローレライ

懐かしのヴァージニア

おおスザンナ

金髪のジェニー

赤いサラファン

村の娘

エーデルワイス

この道

時計台の鐘

月見草の花

冬の星座

旅愁

ぶらんこ

ゆりかご

春の唄

どこかで春が

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素晴らしい選曲ですね。試聴、お申込はこちらから。

土居裕子オフィシャルサト『インカラー』

右下の「ローレライ」をクリック、

そして、次にDISCO-08をクリックしてください。

御紹介したHPからは、土居さんのブログへも、行けます。

これ、毎日、更新なさっていますね----

オイラとは、エラい違いじゃー(笑)。

それにしても、今回、「支離滅裂」だわねー。

あ、いつものことか(笑)。            (おしまい)

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2009年4月26日 (日)

続:順伊さん。~前回記事の訂正です。

「てんけい」得意の“前言訂正”です。

本当は、もっと早く訂正すべきだったのですが、どうしてこんなに遅くなったのかねー(苦笑)。

理由は―いろいろあり過ぎて、やめます(苦笑)。

 

前回、私は

~~~~~~~~~

「順伊さん」は「スニさん」と読みます。

詩人のお名前からとられたHNだそうです。

~~~~~~~~~

と、書きました。

アップしたあと、“確認”してみたら、

(言うまでも無く、“確認”は最初になされてこそ、“確認”なのです)

「あらー、違ってた!」

と、いうお粗末。

正確には、彼女のペンネームは、

 

「順伊さんのお好きな詩人の作品から、採られた」。

 

これが正解なのです。

遅まきながら、上記のように、訂正致します。

順伊の部屋」の、

http://suni.cocolog-nifty.com/poem/

「プロフィール」をクリックしていただくと、そのような記述が認められます。

 

ついでに記しますが、その「プロフィール」欄の、

「お友達など」のところに、

どーゆーわけか、

こんな“うだつ”の上がらぬ“オッサン”のブログ、

SAPPARI WAYA」のURLを表示してくださっているのです。

他にも、コメントの交換を頻繁になさっている方が、

おられるにもかかわらず、ですよ。

このことに気付いたのは、今年になってから、だったと思いますが、

あれだけの才能にあふれた人から、

「お友達」に加えていただいたことが、本当に感激でした。

単純でしょ。

でも、きっと、これは順伊さんの「心配り」、っていうのが、“正解”だろうな…。

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さて、「順伊さんのお好きな詩人」という方が、一体、どなたであるのか、

それは、もちろん、分りません。

で、「単純バカのてんけい」の、

単なる「推論」を記します。

ですから、

以下の記事は、筆者の単なる想像です。

順伊さんご本人とは、何ら係わりはございません。

 

ということを、明記しておきます。

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実は、

尹東柱(ユン・ドンジュ)

という詩人がいらっしゃいました。

この方の「少年」という作品に、「順伊」というお名前が登場します。

 

私には、ペン・ネームの由来は、「これかナ」と思えるのですが、

 

繰り返しますが、

これは「てんけい」の単なる「推論」ですので、

順伊さんご本人とは、何ら係わりはありません。

 

さて、尹東柱氏の年譜ですが、19171945となっています。

わずか、28年の生涯でした。

毎度、おなじみ、Wikipediaによりますと、

1942年 来日

1945年 福岡刑務所にて死亡」となっています。

戦前の、あの悪名高き、「治安維持法」にて、投獄されたのですね。

1995年、尹東柱氏の石碑が同志社大学に建てられていますので、

読者の皆様の中には、

「あ、そういえば、…」なんて方もいらっしゃるかもしれません。

 

ただし、ですね、

「治安維持法」なんて、“むかしむかし”のハナシさ、

などと、考えられている方も、おられるでしょうが、

はたして、そうでしょうか。

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イヤなこと、大変なことばかり続く世の中でして、

どーも、そーゆーことが、とりわけ、私のまわりでよく起きているようなのですが、

いや、これは、“窓際サラリーマン”の愚痴になってしまいましたが―

話を元に戻しますね(苦笑)…

たしか、自民・公明の政権与党が、「共謀罪」という法案の成立を、企てております。

色々あって、いまだに、成立はしていません。

この法案が、どんなにヒドいものか、

また、人権を抑圧し、

市民生活に敵対するものか、皆さんもお考えいただきたいのですが、

【なぜ共謀罪に反対するのか】-盗聴法・共謀罪に反対

ちなみに、他の政党はすべて(国民新党も含め、共産党まで)、この法案に「反対」の立場をとっているようです。

いかに、連立政権に参加しているとはいえ、公明党まで、この法案に賛成するのが、

どうにも、私には不可解でなりません。

(創価学会は、治安維持法で大変な弾圧を被った歴史があります)

今年中には、必ず、衆院選挙は行われます。

「政権交代」が実現したからとて、

世の中、万事うまくいく、なんて、そんなオメデタイことなど、考えてはいませんが、

この 「共謀罪」 一点に絞っても、

現政権への批判的姿勢は保つべきだと思います。

 

「日米同盟」なんて言葉は、かっては、新聞の活字にも、

政治家の発言にも、絶対に、出てこなかった単語です。

また、なんの国民的議論もなく、自衛隊がソマリア沖へ出動してしまう。

 

私的には、「ちょっと、おかしいのでは?」と考えるのですが。

日本国の正しい進路はいかにあるべきか、

総選挙は、それを考えてみるいい機会だと思います。

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2009年2月25日 (水)

オバマ大統領、初の議会演説。

オバマ大統領の上下両院合同会議での演説を見ていました。

同時通訳の方の日本語訳を介してですから、私に微妙なニュアンスは分かろうはずはありませんが、

それにしても、米国の21時台、TVのゴールデン・タイム向けの演説とはいえ、

明瞭で、解りやすい演説ではありました。

「多民族国家」のアメリカでは、きっと、こういった「解りやすさ」というものも、政治家にとって、必要な資質の一つに数えられるのでしょう。

昔、我が国に、「言語明瞭、意味不明瞭」といった政治家がいましたが、

今は---どーかなー---

言うことは、その場その場でコロコロ変わるから、「どっちも不明瞭」と言うべきですね。

歴代総理の施政方針演説を聞いて、「感動した」っていう日本人はいないでしょ?

あんな、まだるっこしい官僚の作文を聞いていても、意味すら、わからない。

ひとつのアイデアとして、TV放送時、今日のオバマ演説の衛星中継のように、

「同時通訳」をつけるべきかもしれない(笑)。

 

テーマは主に4つ。

「経済危機」「次世代エネルギー」「医療保険」「教育」ですね。

 

なんだ、これ、日本が直面している問題と、まったく一緒じゃない。

 

となると、「よーい、ドン」の「かけっこ」ではないですが、日本とアメリカ、どちらが先に、これらの課題をクリアするか、ということになります。

オバマ大統領の演説をTVで観た国民の中には、米国の未来について、なにがしかの「希望」を持たれた方もいるのでしょうが、

ひるがえって、我が国の場合、

「希望」以前に、政治と国民の間に、「距離」があり過ぎる。

そんなことを、今日も感じてしまいました。

もちろん、それは、政治家と、国民の双方に責任があることは、もちろんですが。

今日の演説で、

「時には、TVを消して、ゲーム機も横へ置いて、家族の対話を深めよう」なんて言葉もあったように思いますが、

こんなセリフ、オバマ大統領なら許されますが、もしも、

麻生首相が、こんなこと言ったら、

「よけいな御世話なんだよ!」って、支持率が0%になるかもしんない(爆)。

さて、オバマ大統領の支持率も、徐々にですが、低下してきている、と聞きます。

~~~~~~~~~

「オバマ氏支持率60%割れ 経済状況反映か」

2009.2.25 13:08

米ギャラップ社が24日発表した世論調査によると、オバマ大統領の支持率が先月の就任以来、初めて60%を割り込み、59%になった。

 依然高支持率とはいえ、同社調査で就任直後の69%から下落傾向が続いている。改善の兆しの見えない経済状況を反映したとみられる。不支持率も就任直後の13%から25%に上昇。大統領の経済政策に反対する共和党支持層の離反が目立つ。

 調査は21日から23日にかけ全米有権者約1600人を対象に行われた。(共同)

~~~~~~~~~

以前に、私は「あまり威張れた王様ではない。」などと、拙ブログに記しましたが、

http://bluesky1010.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-1e47.html

これからが、いよいよ、オバマ氏も「修羅場」に突入です。

政治経験も少ない(まあ、年齢も若いのだから)、その手腕もまだまだ未知数の

オバマ大統領ですが、やはり、注目ですね。

麻生さん?私は、あまり、見ていたくないなー(爆)。

横の女の子が、

「総理は、やっぱり、キムタクのほうがカッコいいよね」だって。

あのなー----。    (おしまい)

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2009年2月 1日 (日)

不人気の麻生首相、人気のオバマ大統領。~とにかく大変な時なのですが。(つづき)

(前回のつづきです)

§「あまり威張れた王様ではない。」~灘蓮照九段の陣形を見て。

灘蓮照(なだ・れんしょう)九段といえば、常識にとらわれない、独特の将棋観を持たれた棋士でした。

    ↓

灘蓮照 - Wikipedia

上記の言葉は、どなたのものだったか、忘れてしまいましたが、灘九段の将棋の観戦記中に書かれていたものです。

相手の振り飛車に呼応して、あえて敵の飛車の正面に陣地を構えて、

自らの飛車も左方へ転戦し、相手の王様へ狙いをつけるわけです。

今でいうところの「相振り飛車」的な感覚ですね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、閑話休題、

日本でも、“オバマ新大統領フィーバー”の様相、

その、新大統領のスピーチを録音したCDがよく売れているらしいのです。

なんでも、大統領のスピーチには、「版権」が無いのですね。

これは、出版社には、たまらない“魅力”には違いない。

 

さて、「健忘症」なのは(私も含めて)日本人の“特性”なのですが、

思い出していただきたいことは、民主党内での候補者選挙でも、

ギリギリまで、オバマ氏は、クリントン氏と票を争った接戦でした。

で、「本選挙」ではどうだったか。

gooニュース」の記事がみつかりました。

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オバマ氏、圧勝 初の黒人大統領に<特集・米大統領選>

2008115日(水)18:50

変化か経験か。大きな政府か小さな政府か。初の黒人大統領か、最高齢の大統領か。第44代米大統領を決める選挙が114日(日本時間5日)行われ、民主党のバラク・オバマ候補が圧勝した。

(中略)

キング牧師の「私には夢がある」演説から45年。米国の歴史で初の、黒人大統領が来年1月に誕生する。(gooニュース 加藤祐子)

CNNによると、開票率93%で、オバマ氏は得票率52%(61155841票)、マケイン氏は同47%(54576238票)。人口約28000万人のアメリカで、優に11000万人以上が投票したことになる。ワシントン・ポスト紙は、「息を呑むほどの」数の有権者が、全国で投票したと報道。同紙によると、たとえばミネソタ州では登録有権者数の実に80%が投票し、ネバダ州でも約78%が投票したという。

オバマ氏、圧勝 初の黒人大統領に<特集・米大統領選>(gooニュース) - goo ニュース

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上の記事をよく読めばおわかりになると思いますが、

文字どおりの「圧勝」でもありませんね。

確かに、獲得した選挙人の数では、圧倒したものの(それは、選挙制度の“トリック”に過ぎない)、

 

得票率は、オバマ氏52%、マケイン氏47%

 

つまり、実際のところは、これまた「接戦」だったわけです。

今のところは、共和党支持者も、オバマ新大統領に期待を寄せていますが、

もしも、なにかあったりしますと、その地位は、極めて微妙な状態になる。

もちろん、そんなこと、オバマ氏は百も承知、には違いありませんが。

 

昨今の日本での“オバマ・ブーム”を見せられて、

「あまり威張れた王様ではない」という、灘九段の話題を引用しつつ、

“実際は、オバマ大統領の政権運営も大変なんですよ”

と、記したかったわけです。

麻生首相と同様、オバマ氏も大変な時期に、政権を任されたものです。

 

そして、もうひとつ、申し上げたいのは、

オバマ氏の選挙運動をTVで観ていて、

 

「わが国と比べた場合、アメリカは、やはり、『民主主義』が、その機能を保ち続けている」

ということを、感じました。

ここで申し上げる「民主主義」とは、

「下から上」及び、「上から下」、両方ですね。

翻って、わが国では、どちらも、「危うい」ものを感じます。

国民の側においても、アメリカのように、熱く政治に参画しよう、という気運も乏しく、

さらに、

政治家のレベルでも、当然のことながら、問題があります。

つまり、先日も書いたように、「定額給付金」には、

世論の大多数が反対し、なおかつ、

直近の民意を反映した参院で修正意見が出されているにもかかわらず、

その実施を「強行」しようとしています。

 

「意地を張り過ぎるのは、よくないよ」

升田先生が、タバコを燻らせながら、笑っておられるお姿が目に浮かびます。

 

さて、今年中には、必ず衆院選挙が行われるのですがね。……

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2009年1月29日 (木)

不人気の麻生首相、人気のオバマ大統領。~とにかく大変な時なのですが。

§「意地を張り過ぎていると、住みにくいのは、世の中だけではない。将棋も窮屈になる。」~升田幸三元名人。

升田幸三元名人(史上初の三冠王)、といっても、将棋ファンでなければ、ご存じの方は少ないかもしれません。大山康晴十五世名人の兄弟子で、昭和の大天才棋士です。

     ↓

升田幸三 - Wikipedia

随分と前の話ですが、

将棋史上、最も強い棋士は誰か」という問いに対し、

第一位は、幕末の名棋士、天野宗歩でしたが

(大山十五世・中原誠十六世名人をさしおいて、というところが凄い)

升田元名人も、五指に入っていたと思います。

また、現在でも、敬愛する棋士・ファンは大勢いらっしゃいますが、

その升田先生の御著書に、上記のような文章があったと記憶しています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、両院協議会は決裂、すったもんだで、第二次補正予算案が衆院を通過しましたが、麻生首相もここまで、「定額給付金」にこだわることはない、と思います。

ここは、民主党の言うように「定額給付金」をいったん引っ込めたほうが、逆に内閣支持率をアップさせたかもしれません。

景気対策にしては、金額が少な過ぎて、私も、多くの方の意見と同様、「消費」に使われることはないであろう、と考えます。

 

それより、消費意欲を高めるには、

第一に、国民の「将来に対する不安感」を取り除くことです。

あと、10年、ないし20年後、日本は、人類未体験の、

「高齢者国家」になることが、はっきりしています。

「定額給付金」に充てられるであろう2兆円の金額を、たとえば、

“悪名”高い、「後期高齢者医療保険」に向けるとか、あるいは、

破綻をきたしている「年金制度」への補填に使うとか、そういった使途の方が、よほど、効率的な税金の使い方であると思います。

また、5-10年程度の長期的なスパンが許されるならば、医師不足の解消を図る、といったことも議論されてもよいかもしれません。

さて、台湾の場合は、この「定額給付金」、僅か2ケ月で実施にこぎつけたらしいのですが、わが国での支給時期は、4-5月ごろになるようですね。

そのころ、世界の経済状態はどうなっているか、予想はつきません

いや、それ以前に、現・麻生内閣が、その命脈を保っているかどうか。

時機を失した手を指す、こういうのを、将棋用語で(いや将棋だげではありませんが)、

証文の出し遅れ」と言います。

速いのがいい、ということでもありませんが、とにかく日本の政治は、すべてにおいて、遅過ぎます。

海外のメディアが「立ちすくむニッポン」と評するのも、うなずけますね。

麻生首相としては、昨年度における解散の時期を見送ってしまい、それにつれ、

第二次補正予算案を提出するタイミングも失してしまった、

そこでこの「給付金騒動」というわけですが、

確かに、福田前総理の、あの「やめ方」、

そして、世界的な金融恐慌、と“同情“する余地はないでもないのですが、

もちろん、それは、別問題、

私は、今からでも、この「定額給付金」は中止して、この貴重な財源の使途を、

再考すべきだと思います。(この項、つづく)

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2009年1月12日 (月)

希望はあなたを捨てません,あなたが希望を捨てたのです~「アメイジング・グレイス」

昨年の秋、だったと思います、いわゆる、「番組改編期」でしたから。

ラジオをつけると、MBSアナウンサーの水野晶子さんが、自分の担当されている番組が打ち切られる、ということで、ボロボロと泣いていました。

私には、「放送中」ということすら忘れて号泣している、そんなふうに感じられました。

よほど、無念だったのでしょうね。

私は、その番組の熱心なリスナーでもなかったので、詳しい事情は分かりませんが、想像するに、

水野さんは、これまでずっと、報道・ニュース畑で、巨大マスコミという制約の中で、常に市民の側に立った報道を続けてこられましたし、リスナーの安定した支持も得られていたと思います。

ちょっと、たいそうな言い方かもしれませんが、

“ジャーナリストとしての自負心”(と、書けばご本人は否定されるかもしれませんが)、のようなものがあったのかもしれません。

“大人の事情”による、番組改編、とはいえ、どうにも、気持の整理がつかなかったのでしょう。

そのとき、東京のスタジオから、番組のコメンテイターの近藤勝重氏が、

(氏も、ちょっと、“ウルウル“状態でしたが)

「水野さん、こんな言葉があるじゃないですか」

と、彼女に諭すようにおっしゃった言葉が、これでした。

 

希望はあなたを捨てません。あなたが、希望を捨てたのです。

 

アメリカの精神科医、ジョージ・ウェインバーグ氏の言ですね。

なるほど、含蓄のあるフレーズです。

~~~~~~~~~

2009年がどういう年になるか、まだ明けたばかりのことですが、私には、どうも、明るい未来の“兆し”すら見えてこない。

 

「いったい、日本はいつから、こんな情けない国になったんだろう?」

って、つくづく思います。

もっとも、“そんな政府を選んだのは国民ではないか”というところになるのだけれども。

麻生総理が、

「定額給付金は中止します」

って言えば、少しは、気分も晴れるかな。

「政権交代」といっても、私は、民主党の小沢代表は、信用できません。

などとまあ、愚痴にはキリがありませんので、本日のタイトルの言葉を心に刻んで、

ボチボチと、そう、ボチボチがいい、のです。

あわてずに、いきましょう!

 

§新春特別企画~「アメイジング・グレイス」をアップしてみます。

ココログの規格が変わり、音楽ファイルがアップできなくなりました。

で、無い知恵を絞り、テストを兼ねて、やってみたのですが。

本田美奈子.さんの「新世界」につづき、本年の幸せの願いを歌によせてみます。

AMAZING GRACE」といえば、もちろん、本田美奈子.さん、ヘイリーさん、

そして、洋の東西を問わず、星の数ほどの歌手の方々が歌っておられますが、

今回は、「期待の新星」です。

将来、日本の音楽シーンを背負って立つかもしれない、

そんな気もしています。

こんなくだらぬブログを、ご訪問してくださる方々への、

私からのささやかな“新春プレゼント”、と申し上げたいのですが、

WINDOWS MEDIA PLAYER」でしか、再生できないかも、です。

あまり、気の利いたアップロードでもないので、

「期間限定」になるかも、と言い訳をしつつ。(苦笑) http://cid-e9152294ce18079f.skydrive.live.com/browse.aspx/%e5%85%ac%e9%96%8b/MUSIC

PS: 幸い、水野晶子さん、近藤勝重氏の「コンビ」は、内容、時間帯を変え、

現在も、番組を担当されていらっしゃいます。

近藤勝重氏の御著書の紹介。

しあわせの雑学―一日一杯の読むスープ (幻冬舎文庫) しあわせの雑学―一日一杯の読むスープ (幻冬舎文庫)

著者:近藤 勝重
販売元:幻冬舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2009年1月 2日 (金)

もちろん、年末は「第九」・新年にはワルツなのですが。~~ 「新世界」本田美奈子.さん。

明けましておめでとうございます。

 

と、いうわけで、本年の初カキコ、これがホントの、「書初め」ってことだわ。(笑)

いつまで続くか、わからないブログだけど、ともかく、やってみんべえ。

え?だいじょうぶ、アルコールは入ってませんが、年末&正月ボケです。

ってことは、いつもより、「ボケ」に念が入ってる、ってことです。(笑)

年末・年始には、オイラ、これまで、

平原綾香さんの「スタート・ライン」、

      ↓

SAPPARI WAYA: 年末には「第九」。ですが(補足済)

また、パーシー・フェイスの「シンシアのワルツ」をオススメしてきたよね。

      ↓

http://bluesky1010.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post_1439.html

ただ、今年ねえー----、社会情勢を見てると、どうだかねえ。

「ハケンギリ」なんて言葉が飛び交うのだけど、イヤな言葉だ。

うすら寒くなるよ。それじゃあ、まるで、時代劇の「辻斬り」みたいなもんじゃないですか。

「後期」高齢者---あのフレーズを思い出したよ。

日比谷公園には、失業者が250人ほど、炊き出し等の支援を受けに来られたらしい。公園のテントのキャパも、いっぱいだから、NPOは、学校等の避難施設の活用を要請してるようだけど、これは、やるべき、だよね。

オイラ、阪神淡路大震災で、一夜だけ、高校の体育館で過ごしたけど、

      ↓

http://bluesky1010.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_0586.html

夏ならともかく、この冬の時期だと、とても、体がもちません。

壁にかかっていた柔道着の下、つまりズボンを敷いてね、上着を掛けて寝たわけ。

体育館だから、屋外じゃなくて、屋根も、壁もあるのだけど、ガタガタ震えて、眠れるもんですか。

それも、仰向けにならず、つまり、背中全体をつけないでね、片方の肩を下にして寝るわけ。

そう、お釈迦様状態ですよ。(苦笑)そのほうが、少しでも、体温が床から逃げるのを減らせるからね。でも、いっしょ。あの寒さでは、寝られません。

「見よう見まねで、段ボールを敷いて、新聞紙を体に巻きつけてみたが、

寒すぎて-----」という元派遣労働者の談話があったけど、わかるよねー。

施設の開放について、役所は、きっと「災害時でもないのに」とか「前例がない」とか言うのだろうけど、

麻生首相も、「100年に一度の経済危機だ」って言ってるでしょ。

なら、そのくらいの対策はやらなきゃあ。

東京、だけじゃないから。神戸でも、同様の事態が起きてます。

東神戸遊園地は、日比谷公園と同じ状態です。

きっと、全国各地もいっしょ、だろう。

いったい、どこが、「経済大国」だっつうの?

いつから、日本は、こんな情けない国になったのだろう?

 

§「新世界」。本田美奈子.さんの最後のシングル。

話を戻します、また、いずれ、この話はゆっくり、と思うのだが、

その間に、状況が進展していくのが常でして、なかなか、うまくいかない。

もっとも、「政治オンチ」のオイラには、取り上げるには難物、だけどね。(苦笑)

 

というわけで、本田美奈子.さんの「新世界」なんだけど、

本当は、別の曲を考えていた。歌謡曲の「ワルツ」ですわ。

え?先日、逝去された遠藤実先生の「星影のワルツ」だろうって?

いいえ、そんな“ストレート”は、「てんけい」は投げないよ。(笑)

今の暗いご時勢、予定していた「暗いワルツ」はやめときます。

「新世界」、といえば、昨年の川井郁子さんのライブを思い出すね。

20000円のチケットが、タダで手に入って、ホント、ラッキーだったわ。(笑)

      ↓

http://bluesky1010.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_0b78.html

川井さんも、次代の地球を担う、子供たちへの「生命の賛歌」― これが、このCDの主題です、と語っておられましたが、

本田さんの「新世界」も、うーん----どうだろ----

「歌」というより、「祈り」に近い。そう、思う。

原曲は、いうまでもなくドボルザークの「交響曲第9番」。

あれあれ、クルマのTV-CM、女性指揮者の西本智実さんが出演されてるやつ、

あの曲です、もっとも、CMで流れてるのは第四楽章、本田さんのは、第二楽章だけど。

あ、これ、合ってる?まあいい、(笑)

これね、作詞は、実は、本田美奈子.さんご自身の作品です。

ま、知ってる人は知ってるけど。(笑)

この詩、いいよねー、好きです。

1番と、2番があるんだけど、2番が、意味シン、かな。

えーと、2番だけなら、いいか、(笑)書いちゃいますね。

 

「消えるこころ 持つならば

実るこころ 与えよう

そっと そっと 少しずつ

明日の 花を 咲かせよう

守りたまえ この世界

永遠(とわ)につづく 幸せを 幸せを---

 

本田さんの美しいvocal聴いてるときは、気がつかなかったけど、

文字に起こすと、このフレーズ、

「消えるこころ 持つならば 実るこころ 与えよう」

うん、考えてしまいますね。

ここから先は、本田さんの作意をはずれた(?)「てんけい」流の私論です、

「雑談」の極致です、が、本人的には意外とマジメ、です(笑)

 

「消えるこころ」を、「たよりない、危うげな心」と解するならば、

「迷い」・「怒り」・「嫉妬」に満ちた、人間の煩悩と、とらえることも可かもしれない。

然るに、「煩悩即菩提」、つまり、「煩悩」があればこそ、「悟り」を開くことができる、

これは、大乗仏教の「イロハ」である。

よって、「実るこころ」とは、「菩提心」(=菩薩の境地)ではないか。

浄土の真宗の宗祖、親鸞聖人ならば、

「消えるこころ 持つなれば  実るこころ 与えよう」

と、強引に言い換えたかもしれない。(笑)

さて、「浄土の真宗」といえば、思い出されるのが、

本田さんのお言葉、

「私は、太陽になりたい」である。

拙ブログ、「『歎異抄』は親鸞の思想ではない」から引用すると、

      ↓

http://bluesky1010.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_6837.html

 

---------

「阿弥陀仏(=阿弥陀如来)」とは何か、というと、その別名を、

「尽十方無碍光如来」(じんじゅっぽうむげこうにょらい)といいます。

“その放つ光は、さえぎられることなく、十方世界を、ことごとく照らす”という意です。

ですから、このように表現することができます。

阿弥陀仏とは「光」であり、「智恵」であり、また「真理」そのものであります。

更に、具体的に言い換えるならば、阿弥陀仏は、「太陽」である、といえましょう。

親鸞の言葉を借りますと、

~~~~~~~~~~~~

「数知れない世界に、なにものにもさえぎられない智恵の光をお放ちになるから、尽十方無碍光仏と申し上げる。この仏は光ばかりのお姿で、色も形もおありにならない。」

            (「唯心鈔文意」現代語訳:石田瑞麿氏)

~~~~~~~~~~~~

だから、本田さんの、そのお話を聞いたとき、

「そうか、本田さんは阿弥陀仏になりたい、とおっしゃってらしたのか」

と、強い感銘を受けたのを憶えている。

「消えるこころ」とは、「無常観」、ないし「万物は流転する」との仏教の宇宙観にもとづくもの、

であるなら、「生あるうちに、悟りを開けよ」というのが、

阿弥陀仏の「大慈悲心」である。

ここでのポイントは、「与えよう」という言葉。

「絶対他力」の浄土の真宗においては、「念仏」も、「信心」も、「悟り」も、

人間の所為にはあらず、

阿弥陀仏より、差し向けられたものに他ならない。

つまり、本田美奈子.さんの「新世界」は、

浄土の真宗」の摂理を、よく表している、と申せます。

本田さんのスゴいところは、このようなことが、「アタマ」ではなく、

おそらく、全人格的なところから、滲み出てきたものだと思う。

それでないと、こんな詩、書けません。

ご闘病中にも、たくさんの草稿を残されたか、あるいは、

新しい詩作のイメージがいくつも、おありになったのではないだろうか。

かえすがえすも、残念です。

----------------

さて、皆様方には、「てんけい」のくだらぬ“法話”にダマサれることなく、

本田さんの「新世界」をご鑑賞していただきたく思います。(笑)

オススメのCDはこれ、「本田美奈子.クラシカル・ベスト~天に響く歌」です。

      ↓

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000NOISDY/nifty05-nif1689-22/ref=nosim

前にも、御紹介しましたが、このCDにはDVDが付いていまして、

そのDVDでは、この「新世界」、それに「つばさ」「AVE MARIA」の3曲が、

映像付きで鑑賞できます。

ことに、「新世界」は、我が国最高のオーケストラの一つ、

NHK交響楽団に、「ソリスト:本田美奈子.」として招かれての共演時の映像です。

是非とも、聴いて、また、観ていただきたい。

私的には、児童、お子様にも鑑賞願いたいですね。

きっと、得るものがあろうかと。

本田美奈子.クラシカル・ベスト~天に響く歌~(DVD付)

 

さて、この新年が、本田さんの祈りのように、全世界の人々に幸多かれ、

と願うばかりです。

もっとも、「祈り」だけでは、世界は変わらないのだけど。

というところで、雑談は「おしまい」にします。

-------------

PS:原曲解説は、例によって、アンドウトワさんです。

     ↓

ドヴォルザーク1

さて----、どうしょうか、お正月だから、まあ、いいか!

ってわけで、本田さんの「新世界」、毎度おなじみのYou Tubeです。

初めて観られる方、カンゲキするよー、きっと。

DVD所収の映像とは、別のものです)

     ↓

http://jp.youtube.com/watch?v=D8ywTk6pRr0

川井郁子さんの「新世界」もどうぞ。本田さんのファンとして、何かとお世話になっていますので(←謎)。春には、新作CDを出されるご予定。

新世界(初回限定盤)(DVD付) 新世界(初回限定盤)(DVD付)

アーティスト:川井郁子
販売元:ビクターエンタテインメント
発売日:2008/07/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2008年9月 7日 (日)

「日本の8月」も終わりましたね--十五年戦争のこと(付記)

§戦争を知ろうとする子供たち

「戦争を知らない子供たち」がいる半面、

「戦争を知ろうとする子供たち」もいたことを、付記する。

 

先日の夜中、ラジオで、例によってネボケながら、しかも、途中より、聴き始めたので、

漠然としたことしか書けないのが残念である。

山口県だったか、北九州地域だったのか、とにかく、その地方のある女子高校生が、「特攻兵」に関するレポをまとめたらしい。

その兵士は、「海龍」と同じような「特殊潜航艇」の基地に配属され、

来るべき、米軍の上陸作戦に備える日々であった。

(当時、日本の沿岸部各地に、このような海軍の秘密基地が置かれたもよう)

当時としては珍しく、バイオリンを弾き、音楽をこよなく愛された青年だったそうだ。

彼の妹にあたられる方が、今もご存命で、その方の言葉で印象的だったのが、

 

「いよいよ、自分は死ぬんだ、ということが決まると、人間というものは、言葉を失ってしまいます」

 

 彼女が、出征する際、兄上に会った時のことか、それとも、女子高生が“聞き書き”で調べ上げたレポートにそうあったのか、

番組の最後あたりから、聴き始めたもので、詳細は分らないのだが、

なるほど、それはそうかもしれない。

「言葉を失くす」ということは、「人間らしさ」の、最たるものが無いということ、

つまり、もう、“人間ではなくなってしまった状態”といえるかもしれぬ。

誰だってそうだろうが、約束された「明日」があるから、またなにがしかの「希望」が存在するからこそ生きていけるのである。

“あの夏の日々”、多くの若者は、どういう気持で、“無機質化”してゆく自分自身を見つめていたのだろう…。

出撃、というより、訓練中ではなかったか、と推察する。

(実際、「本土」では上陸戦はなかったわけだから)

ある日、兄上の艇は、基地に帰ることはなかった。

彼が乗った艇が、基地近くの湾内で発見されたのは、8・15からしばらく経った日のこと。

艇内で、実に泰然としたお姿で、絶命されていたそうである。

「玉音放送」がもう少し、早かったなら、兄上の死は避けられたかもしれない。

(終戦間際、こうした訓練中の事故は、海空を問わず、頻発していた)

 

その女子高生には、ひとつだけ、心配なことがあった。

「戦争を全然知らない自分が、こういう『重い』ことに手をつけてもいいのだろうか」

彼女は、その御令妹に、訊いてみた。

“寝ボケ”が得意の「てんけい」ですが、ここでのその方の生徒に対するお答えは、わりとよく憶えています(そのつもり)。

-------------

「いいえ、そんなことはありません。このたび、あらためて、確認できました。

あのとき、確かに、戦争があったのだということ。

そして、あのとき、私の兄は―、

妹思い、両親思いの、あの優しい兄は―、

短いあいだだったけど、確かに生きていたのだ、ということ。

あらためて、はっきりと思い出すことができました。

私は、本当に、うれしく思ってます。

あなたは、これから、高校を出て、大学に入って、そして、結婚し、

子供も授かって、きっと、幸福な人生を歩まれることでしょう。

そして、いつでも、どんなときでも、私の兄は、

必ず、あなたをお守りいたします」

-------------

“お優しいお言葉を有難うございます”

ラジオの傍で、思わず、涙が流れた。

くだんの女子高生も、同じ想いだったに違いない。

 

かくて、日本の「重い」8月は、今年も、過ぎ去っていった。

---------------------                     

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「日本の8月」も終わりましたね----十五年戦争のこと。(後編)

(前回の続きです)

同じ日、こんなサイトにも出くわしました。

        ↓

中島飛行 剣 秘話

軍用機で、「剣」という名称を目にしたのは、初めてでした。

ちょっと、長いのですが、読んでみました。

終戦直前の、(軍人でもなく、また、一般国民でもない)技術者サイドのこうした文章に接した記憶は、私にはあまりありません。

お読みいただくと、おわかりになりますが、「剣」とは、

米軍の上陸作戦阻止用に、開発を企図された「爆撃機」です。
筆者の青木邦弘氏も書いておられますが、

資材はもちろん、設計・開発に要する時間も、十分でない時期に、

大変な苦労があったようですが、

「特攻兵器」ではなく、なんとか、兵士も、機体も、還って来てほしい

これが、「剣」設計チームの「信念」だったようです。

 

ただし……ですよ、この「剣」については、

着陸輪は投棄して(通常の「引き込み式」を設計する時間、製造にかかわる精度維持が、当時は極めて困難な状態であった)、「胴体着陸」を当初から予定、とのことなのですが、

 

飛行訓練も満足にできない時期であろうに、若年兵に無事、「胴体着陸」が可能か。

そのような機体の、企図するような再使用が、はたして可能か、

また、当時、“虎の子”ともいえる、エンジンに損傷は考えられぬか。

エンジンに被害はなくとも、プロペラの破損は免れないのでは。

「速力」を設計の第一目標にするため、いろいろな装備を省く、とあるが、

機体鋼板の軽量化等が当然、考えられ、

これこそが、パイロットの生命軽視につながらないか。

 

以上のことは、ただ単に、青木氏への非難、というよりも、

先の「海龍」の開発についても同じことが言えますが、

技術者の「最後の良心」といえども(「海龍」も、魚雷発射後は、母艦への帰還を想定されてはいた)

「時勢」、もしくは、「歴史」という、いわば「大河の如き激流」には、

人間の力など、まるで、無力なものなのでしょう。

氏の文章をお読みいただくと、分りますが、

当時は、政府も、軍も、もちろん国民も含め、全てにおいて、精神的にも、物理的にも「極限的疲弊状態」にあった、と思われます。

今現在の2008年における思考、感覚での判断は、必ずしも適当ではないかもしれないのですが……。

 

「剣」は結局、陸軍の審査をパスせず、実戦には使われませんでした。

(米軍人の名前をはっきりと覚えておられる青木氏が、当時の陸軍審査官の名前を明記されていません、これはなにか意味があるのだろうか)

そういえば、先に挙げた「海龍」も実戦への出撃はなかったと思います。

もちろん、「剣」、「海龍」が使用されなかったといっても、他の「特攻兵器」で多くの兵士が、命を落としていったのは、言うまでもありません。

§この「戦争を知っている子供たち」が希望の全てだった

過日、川井郁子さんのライブ・レポで、私は、

        ↓

SAPPARI WAYA: あのヴァイオリンこそ、「歌声」そのものです。~川井郁子さんライブ

----------------

「川井郁子さんの最新アルバムは、「新世界」。

次代の地球を担う、子供たちへの「生命の賛歌」―

これこそが、このCDのテーマです、とライブ当日、川井さんは語っておられました」

----------------

と、記しましたが、

もう一度、クリフォード・マッカーシー氏の写真に戻り…

 

“とにもかくにも、十五年にわたる戦争が終わった、

少なくとも、夜が来たら、家の灯りはつけることができるのだ”

1945年当時の国民は、そんな気持ではなかったでしょうか。

「8・15」を、「敗戦記念日」といわずに、「終戦記念日」というのは、

「戦争」からの、このような「解放感」があったからではないか、とは私の推測です。

しかし、その一方、国家は存亡の危機にあったのは事実。

「この日本民族の行く末はどうなるのか」

これも、全国民が等しく持ち合わせていた不安感の最たるものでした。

しかし、この写真、

       ↓

昭和毎日: 米兵が撮った1945年の東京 - 毎日jp(毎日新聞)

「海龍」と戯れる、この「戦争を知り尽くした子供たち」に、

当時の大人たちは、日本民族の未来、すべての夢と希望を託したのでしょう。

そして、

我が国は、史上稀な復興を実現してゆくことになります…。

ただ、今なお、この地上に戦火の絶える時はありません。

戦争により、真っ先に傷つくのは、いうまでもなく、子供たちです。

 

最後に、CD「新世界」に寄せられた、川井郁子さんご自身のメッセージの一部を紹介して、この稿を終えます。

 

大いなる自然の恵みと、愛情に守られて夢と笑顔いっぱいの子供たち…

それが近い未来に訪れる「新世界」でありますように!

新世界 新世界

アーティスト:川井郁子
販売元:ビクターエンタテインメント
発売日:2008/07/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2008年9月 6日 (土)

「日本の8月」も終わりましたね----十五年戦争のこと。(前篇)

暑かった8月も終わりました。

今年は、オリンピックもありましたし、

もちろん、高校野球があり、お盆、そして、終戦記念日…。

「日本の8月」って、ちょっと、“重い”…、そんな気がします。

 

§戦争を知らない子供たち

ところで、「かって、日本は、アメリカと戦争をした―」

こんなことすら、知らない若者がいるのですね。

確かに、学校の社会科の授業では、近代史にさしかかる頃、3学期が終わるのですが、それにしても、…。

~~~~~~

「戦争を知らない子供たち」  北山修作詞・杉田二郎作曲

戦争が終わって 僕等は生れた
戦争を知らずに 僕等は育った
おとなになって 歩き始める
平和の歌を くちずさみながら
僕等の名前を 覚えてほしい
戦争を知らない 子供たちさ

(以下略)

~~~~~~

私、ブームになっていた当時でさえ、フォークソングは、あまり聴いていませんでしたが、

殊に、上の「戦争を知らない子供たち」は、キライです。

この歌、反戦歌“らしい”のですが、私は、そうは、認めません。

「自分の無知を、謳歌していて、どうするの?」これが、私の感想です。

まあ、反論もあるでしょうし、こんなことで、ムキになってもしかたないでしょうから、もうやめます(苦笑)。

ただひとつ、言えることは、「戦争を知らない」のは、「子供」ではなく、

逆説的ですが、むしろ、「大人のほう」であろう、と思います。

「『戦争を知らない子供』を作り上げた、その責任の99%は大人にある」

私が、申し上げたいのは、そういうことなのです。

さらに言えば、

私見ですが、あの十五年戦争の「総括」を、この国は、また、この国民は、

いまだに、整理がついていない、と思います。

昨今、「役所(例:社会保険庁)の無責任体制」などという言葉をよく耳にしたのですが、

このことの遠因は、さかのぼれば、1945年以降、

あの戦争の“オトシマエ”が、いまだにつけられていない、

このことが、わが国における諸問題の「元凶」ではないでしょうか。

「講和条約を締結したではないか」

「歴代内閣が何度も謝罪しているではないか」

などという反論もありましょう、それは、そのとおりなのですが、

では、なぜ国連憲章に「旧敵国条項」が、今なお存在するのか、

なぜ、「靖国参拝」、「従軍慰安婦」が、アジア各国で度々問題とされるのか。

当該国家が、「反日世論の形成」を、自己の権力基盤の強化に利用せんとする意図があるにせよ、でもです。

 

さて、私は、お盆の休暇中、去年の夏頃、どんなことを書いていたのかと思い、拙ブログを見ていましたら、そうそう、こんなこと、書いていまして…。

         ↓

SAPPARI WAYA: 「紫陽花」によせて。

この中で、「桜花」という名称の旧日本軍兵器が出てきたのですが、

この前、ネットを見ていると、こんなサイトがありました。

         ↓

昭和毎日: 米兵が撮った194年の東京 - 毎日jp(毎日新聞)

この中の写真、16,20,27枚目の3枚に、撮影者クリフォード・マッカーシー氏の説明文によると、

「ミニ潜水艦」

なるものが写っています。

(マッカーシー氏の写真説明)

~~~~~~引用開始

「ミニ潜水艦の上に乗って遊ぶ子どもたち。ポールによじ登って、子どもたちの上からこのショットを捉えた。東京近郊のミニ潜水艦工場にアメリカ兵が足を踏み入れるなど、想像できますか?」

~~~~~~引用終了

“潜水艦”というより、これは、「特殊潜航艇」です。

乗員は2名ですから、「桜花」よりも、一回り大きい。

海軍のつけた名称は、「海龍」だったと思います。

 

「桜花」もそうですが、この「海龍」もひとたび基地を出ると、

生きて還って来られる可能性は「0(零)」といってよい。

こんなもの、「兵器」、と呼んでいいのか、どうか。

でも、とにかく、わずか60年前のこと、そういう「兵器」が存在したことを、

すべての日本人は、心に留め置く必要があります。

また、「東京近郊」と、マッカーシー氏は書いていますが、

東京には、こういう基地、ないし、工場はないはず。

かって、海軍工廠が横須賀にありましたので、

私は、たぶん、そこで撮影されたものではないかと推定しました。

                               (この稿つづく)

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2008年8月16日 (土)

北野武監督が「拉致」を映画に?

真夏の「雑談」です(笑)。

北京オリンピックで、ずいぶんと盛り上がっている-----んですね?

でも、私も、「中国がオリンピックを開催する資格は無い」という立場のほうでして、

ただ、もう、始まってしまった以上、この日のために鍛練を積んできた選手の皆さんには、それぞれの競技で頑張っていただきたいのですが、

このような中国に対して、日本政府の取るべき道は、

開会式はボイコットせよ、

閉会式については、

そんなもの、あちらで、適当に“おひらき”にすればよい、

選手の皆さんは、さっさと、日本に帰ってくるべし、と私は考えていました。

ところが、福田首相ときたら、-----ダメだねー、もともと、“親中派”(あれが?)だから、

中国には、からっきし、弱いんだよね。

と、言ったところで、

米国に対しては、どうかというと、これも、歴代自民党政権同様、

NO」なんて、絶対言えない、言わない、そんな言葉の存在自体を、知らないようだ。

北朝鮮にいたっては、「経済制裁解除の方向」だって?

拉致被害者の皆さんの前で、どう説明するつもり?

どだい、現政府、外務省(厚労省もだが)なんてところは、「国民の利益」という概念が、まるで、念頭にないのであろう。

(東シナ海ガス田開発、竹島問題等。)

△▼△▼△▼△▼△▼△▼

 

オリンピックといえば、話はさかのぼりますが、

東京オリンピックのとき、(いや、古いですわー)

柔道---当時と今とでは、ルールもすっかり変わってしまいましたが

の無差別級に、オランダのヘーシンク選手が出場されていて、

その圧倒的な体格、体力で、日本選手を圧倒、金メダルを獲得したのですが、

その経緯を、将棋の大山康晴十五世名人が見ていらっしゃったそうです。

大山十五世名人といえば、

公式タイトル獲得通算80期、棋戦優勝は124回に及ぶ、

棋史に永久にその名をとどめる大棋士です。

その大山先生が、

「あれでは、ダメだ。何回やっても、ヘーシンク選手には勝てない」

と、話されたそうです。

記者が、“では、どうすれば、いいのですか?”と、尋ねたところ、大山先生は、

「…何か、相手が全く考えつかないことを、やってみるしかない」と、答えられたとか。

 

古い記憶で、定かではないのですが、概ね、上記のような記事を憶えています。

アマチュアにしても、そうですが、棋士にとって、同じ戦型で負かされるほど、悔しいことはない。

ところで、将棋の戦型、というと、何種類くらいあるのでしょうか。

その分け方自体、なかなか難しい。

“大分類”では、「居飛車」と「振り飛車」の2種類ですが、

もう少し、詳しく見ていきますと、3040種類くらいになるでしょうか。

(正確なことは、『将棋年鑑』にのっているかも、です)

さて、プロ、それも、名人位、タイトルを狙うような、トップ棋士においては、

先ほどの、大山先生の言とは、多少異なりますが、

むしろ、相手の得意戦法に、自ら飛び込んでいきます。

相手を、戦わずして、勝った気分にさせてはいけない。

それが、棋士がよく言うところの、「勝負の気合」、というものなのでしょう。

そのようにして、自分の苦手な戦型を克服しながら、自らの将棋の「幅」を広げていくわけですね。

△▼△▼△▼△▼△▼△▼

 

「将棋」と「外交交渉」を、一緒に論じるのは、いかにも、「わやくちゃ」な当ブログならではですが、

北朝鮮とは、昨日・今日の“付き合い”ではない。

ところが、「いつも、やられているのはわが国」と感じるのは、私だけではないでしょう。

何十年にわたる交渉過程で、外務省も、相手の手の内など、知り尽くしているはずなのですが。

日本国民が、情けなく思うのは、ココなのです。

 

さて、過日の週刊文春をお読みになった方はご存知でしょうが、

(私は、勝谷誠彦氏―勝谷氏もその現場に居合わせていました―のラジオ番組で知りました)

北野武氏が、テレビ朝日系の「ビートたけしのTVタックル」の収録時に、

「今度、拉致をテーマにした映画を作ってみようかな」と発言されたのです。

同番組に、東国原宮崎県知事も同席されていたので、

「おまえんとこで、撮らせろ」などという会話もあったようです。

これには、出演していた与野党議員全員も大拍手だったそうですが、

北野氏サイドの事務所の申し入れで、実際の放送時には、この場面は、

見事にカットされてしまいました。

世界的に注目を集めている、北野監督が、

ご自分の映画で、「拉致」を取り上げるとなると、

これは、全世界への情報発信としては、相当、期待できようというもの。

そのアピール度たるや、外務省の役人・政治家ごときは、足元にも及ばぬかもしれません。

米国が検討している、北朝鮮への「テロ国家指定解除」に、

各国より「待った」がかかれば、これ以上の朗報はない。

 

なるほど、これが、小泉前首相いうところの、

「時代は、『官』から『民』へ」―ということですか?

……

アホっ!議員諸君、拍手している場合か!!(おしまい)

-----------------

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2008年5月25日 (日)

「新型インフルエンザ」についてのニュース。

大地震もそうだが、「新型インフルエンザ」も、いつ発生するか、わからない。

この、「新型インフル」だが、発生した場合、どういう状態になるか、

どうも、イメージがはっきりしない。

ただ、言えることは、どうも、

「とてつもない、事態になりそうだ」ということ。

相手は、目に見えない、突然変異を遂げたウィルスだ。

ある意味、「地震」よりも、手ごわいかもしれぬ。

3ケ月分の食糧を備蓄して、外には出ないように、っていわれても、

そんな「戒厳令」みたいなこと、本当に実施するのか、また、可能なのか。

それにしても、政府の対応は緩慢である。

これも国民に対する「安全保障」の一環であるにもかかわらず、である。

たとえば、今年1月にバンコクで開かれた「鳥インフルエンザ国際会議」だが、

~~~~~~~~~~(引用開始)

タイは、科学技術省など、政府関係者も含め、約320人が参加。

米国は65人、ベトナム、中国、韓国などアジア諸国や、スペイン、フランスなど欧州勢は、それぞれ10人以上が出席し、各国の危機意識の強さを浮き彫りにした。

 背景には、米国が安全保障問題として、とらえるほどに、被害が深刻化している現状がある。(中略)

だが、日本の会議出席者は8人。

「アジア各国では、切迫した問題ととらえるが、日本では死者が出ていないせいいか、危機感が薄い」(鈴木康夫・中部大学教授)という温度差も表れた。

~~~~~~~~~~(引用終了)(日経新聞1/24朝刊より)

庶民の食卓、弁当に欠かせない、養殖のシャケ(サケ・サーモン)もじりじりと輸入価格が上昇しているが、これも、米国、欧州が、「狂牛病」「鳥インフル」の問題を注視し、牛肉、鳥肉を避けて、魚類の買い付けを始めたからだ、といわれている。

 

先の「肝炎問題」「消えた年金」「後期高齢者医療」と、

いまや、「めちゃくちゃ」の代名詞の感のある厚労省だが、

今朝のTVを見ていても、舛添大臣、たしかに、おかしい。

国民の感覚と、あまりにも、かけ離れ過ぎている。

「学者タレント」として、TVに出ていた頃は、もうちいと、“マシ”なことも言っていたようにも思うが。

閣内に入ると、みんな、ああなるのだろうか。

さて、ニュースの紹介である。

~~~~~~~~~~(引用開始)

新型インフルのワクチン、全国民に用意・経済界要請へ

 日本経団連は、新型インフルエンザ対策の大幅強化を政府に要請する。インフルエンザの流行に備えたワクチンは今は2000万人分しかないが、これを全国民分用意し、事前接種を希望する人すべてが受けられる体制を整えるよう求める。

ワクチン量産のため一定の企業負担も検討する。

日本商工会議所も同様の要請を検討中で、経済界が政府に対策のテコ入れを迫る形だ。

 鳥類などのウイルスが変異し人に感染する新型インフルエンザは、強い感染力で大流行する懸念がある。国内で感染が広がれば経済活動に深刻な影響が及ぶ。

経団連はこの新型インフルエンザの予防措置を政策提言として6月にも打ち出す。

       (NIKKEI NETより)(24 07:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080524AT3S2301U23052008.html

~~~~~~~~~~(引用終了)

「後期高齢者医療」は6500億円ほど、医療費を削ろう、という法律であるが、

経団連の提案は、

ならば、ワクチンの費用の一部は、企業が負担しよう、というもの。

小生、財界の“チョウチンもち”ではないが、この提案は前向きに検討すべきであろう。

今般、初めて知ったのだが、

我が国のインフルエンザワクチン(ただし、「新型」に効くかどうかは、現段階では分かりません)の保有量は、全国民分などには及ばない。

そこで、投与の優先順位が決められている。

詳細は、各自、御調べください、であるが(苦笑)

おおよそ、検疫官、自衛隊、警察、政府関係者などが「第一グループ」だったかな。

これでは、オイラなんぞには、とても順番がまわってこないかも、である。

くだらぬ、税金のムダ遣い(やっぱし、今後10年、高速道路を造り続けるつもりらしい?)

をやめれば、日本人全部はもちろん、アジア各国のワクチンも、供給できるかもしれないのにねえ。

これこそが、本来、我が国の目指すべき「国際貢献」というべきであろう。

                          (おしまい)

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2008年4月16日 (水)

ひどい話。---橋下府知事と「後期高齢者医療制度」

新大阪府知事に、「エール」を送った、その時点より、

SAPPARI WAYA: 橋下新大阪府知事にエール。―「大阪ぐらし」~フランク永井さん。

いろいろな情報を耳にしていて、いささかの「後悔」もあったりしたが、このたびのニュースには、ビックリ。

よって、橋下知事に対する「ケジメ」として、ちょこっと書きます。

~~~~~~~~~引用開始

大阪府 1100億円収支改善へPT試案 人件費カット具体的数字「?」

産経新聞(04111616)


 財政再建試案は、改革PT自身が「非常に厳しい試案」と認めるように、府立施設や出資法人の見直しだけでなく、高齢障害者、乳幼児のための医療費助成や私学助成(授業料軽減)のカットなど、府民の痛みを伴う領域にまで踏み込んだ


 その一方で、試案の大きな柱のひとつである人件費の削減については、300億~400億円という数字は示されているものの、「職員の本給の何%カット」というような具体的な数字は全く示されていない。


 府民生活に直結する補助金や助成金などのカットについては明確に提示しているにもかかわらず、人件費については「今後、人事室などに制度設計してもらうので、具体的なものはない」という改革PTの説明では到底、府民の理解は得られないだろう。


 これから、各部局との折衝や市町村との交渉が行われ、削減をめぐっての激しい攻防が予想される。橋下知事が財政再建を成し遂げるには、不当な要求には屈しないこととともに、府民への説明責任を果たすことが何よりも求められているはずである


 橋下知事は「最後は自ら政治決断する」と、ことあるごとに強調してきた。「子どもが笑う、大人も笑う大阪」を公約に掲げ、府民からの圧倒的な支持を受けて府政改革を進める橋下知事の政治手腕が、いよいよ試されることになる。

 (田井東一宏氏)

引用終了~~~~~~~~~(全文を引用、ただし、赤字は、私が施しました)

前の記事に書いたように、企業でいえば、大阪府は、「倒産状態」に等しいわけ。

前知事の、横山ノック氏が、「府の金庫が空っぽ」だったことを知ったのは、知事に就任してからだった、というようなことを、言っていたように思うが、

(それも、ノンキな話だ)

その事実を踏まえつつ、「年収3億円」(だったかな?)のタレント業を捨てて、府知事になった橋下氏の決意は、それなりに評価もできよう。が、問題は、再建の「やりかた」である。

すなわち、「税金のムダづかい」から、まず、手をつけねばならん。

中央政府・官僚のように、「取りやすいところから、取ればいい」という発想は、やめてもらいたい。

「物事には順番がある」

そんなことくらいは、外部から政治を観察してきた橋下氏には、解ってそうなことだが。

前の「エール」の記事で、

「私は、橋下氏の政治理念とは、距離を置く」と、はっきりと書いたが、ここまで、ヒドイとは思わなかった。

なお、上記引用記事中の「PT」とは、

「知事直轄プロジェクト・チーム」のことだそうだが、ロクなメンバーがいないようですな。

小生が日頃、お世話になっているJIROさんのサイトです。

ぜひ、ご覧ください。

JIROの独断的日記ココログ版: 「大阪府 1100億円収支改善へPT試案 医療費助成を縮小」←小泉の真似か?/大阪センチュリー交響楽団を救え!

オーケストラまで、危機に陥っている。

 

音楽は、―また、絵画などもそうですが―、「心の栄養」なんですよ

学校から、塾へと渡り歩いて、知識の詰め込みばかりでは、

「いじめ」だとか、「凶悪犯罪」は、決してなくならない。

  

どう見ても、これは、「弱いものいじめ」の政治、という風に、私には映る。

「本丸」に手を下さない“改革”は、「改革」ではないことを、知るべきである。

JIROさんの記事からは、「大阪センチュリー交響楽団」のための署名ができます。

ぜひ、ご協力をお願い申し上げます。

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「弱いものいじめ」の政治、ってさっき書いた。

ときに、いま、TVで時代劇は、ホントに少なくなったけど、

悪代官が、農民、町民をいじめる筋書き、よくあったね。

まさか、21世紀の現代、TVドラマと同じことが、現実になるとは、思わなかった。

 

あれです、「後期高齢者医療制度」ってヤツです。

これ、最近まで知らなかったなあ。

まずは、「老人保健法」(1982年)の第一条。

~~~~~~~~~

第1条 この法律は、国民の老後における健康の保持と適切な医療の確保を図るため、疾病の予防、治療、機能訓練等の保健事業を総合的に実施し、もつて国民保健の向上及び老人福祉の増進を図ることを目的とする。

http://www.houko.com/00/01/S57/080.HTM

~~~~~~~~~

しかし、「後期高齢者」って、最悪のネーミングだ。

「カネのかかるお年寄りは、早く死んでください」という、役人どものホンネが見えている。

そいで、今回の「後期高齢者医療制度」のTOPに来る文字が、コレだ。

~~~~~~~~~

「第一章 医療費適正化計画」-------!!

厚生労働省:医療制度改革に関する情報 後期高齢者医療制度に関するもの

~~~~~~~~~

要するに、医療制度改革、というより、「医療費を削る法律」なんですね。

でも、お年寄りの医療には、若年層よりもカネがかかる、ということくらい、小学生でもわかるよ。

人口構成からみて、「超高齢化社会」になることなんて、ずっと昔からわかっていたことでしょ?

その間、なにも、手を打つことなく、その失政のツケを、全部、国民=お年寄りにまわそう、という悪辣な法律である。

時代劇に出てくる、「悪代官」のやり方と、寸分、違わぬ。

 

全野党は、この法律に反対----だったよな?

ならば、

即刻、衆議院を解散し、この悪法を潰すべきです。

ご参考:後期高齢者医療制度批判 - 医療制度改革批判と社会保障と憲法

 

PS:では、この「医療」の問題は、どうするか。

 「物事には順番がある」と書いたように、まずは、「歳出」を見直さないと。

  

   

庶民感情を逆撫でするように、「議員宿舎」を一等地に建てたり、

(「耐震偽装」で二重ローンに苦しんでいる市民を、優先して、入居させなさい!) 

クルマの走らぬ道路なんぞを、せっせと作ってるから、カネがなくなるのは当然。

だから、道路特定財源の「一般財源化」は、「道路族」の頑強な抵抗をはねのけてでも、実現すべきです。

 あと、「天下り天国」の廃止も。

 今回の日銀人事では、民主党への批判も、相当あったようですが、

 「天下りまかりならん!」という姿勢を貫いたことには、一定の評価があっても良いと思っています。

(今回の件が、「天下り」に相当するかどうか、疑問かも、ですが)

 とにもかくにも、民主党には、このたびの日銀の問題に限らず、

 あらゆる省庁、また機関、委員会等において、

同様の立場を、“いささかも、ブレずに”保ち続けること

 このことが、要求されますね。

 

 徹底的な「歳出カット」(いや、もちろん、上記以外にも山ほどありますが)

の後には、-----

 うーん---、消費税率のアップ(「福祉目的税」)、という選択もやむなし---

とも考えていますが、どうでしょうか。

でもね、「消費税アップ」で、“蜜の味”を覚えたら、政治屋ども、ロクなことをしないからなあ。……

  (反論がじゃんじゃん来たら、どうしよう?と心配しつつ、「おしまい」。)

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2007年11月 4日 (日)

なんだかなぁ。(小沢代表、辞表提出)

またまた、びっくりしました、民主党の小沢代表が辞表を出したそうです。

自民党との「大連立」なんて、昨年から予想はしていましたから、

2006/9/26

SAPPARI WAYA: 日記・コラム・つぶやき

「驚き」はしませんでしたが、

いま、この時期での「辞表」となると、

先の、「安倍首相辞任」と同じ、タイミングが理解できません。

民主党にとって、「政権奪取」を控えての、本日の小沢氏の行動は、

「大打撃」以外のなにものでもないです。

来年にも予想される、総選挙にも、「マイナス」の影響が出そうですね。