藤井聡太四段は、なぜ強い?
§「社会現象」なのですね。
藤井聡太四段の連勝記録により、この新星の四段の話題でもちきりですね。
私のようなヘボ将棋の身でも、
老若男女を問わず、皆さんがこうやって、将棋を話題にされていることは、
嬉しいものです。
§藤井聡太四段の強さの秘密?
これにつきましては、いろんなプロ棋士の方が、
様々なメディアにより、ご感想を述べられていますね。
全く、そのとおりなのでしょう。
先日、“発表”しましたように、小生、ツイッターを始めておりました。
おそらくは、“日本一寡黙なツイッター”であります(苦笑)。
その、ツイッターにおきまして、
この藤井聡太四段について、意見を訊かれ----
いや、これは、言葉遣いとして、正しくない、
“たまたま、藤井聡太四段の話題に及んだ”、
という方がむしろ“正解”なのですが、
「はて、どうしたものか、“ド素人”の分際で、
大天才棋士のことなどを申し上げるのは----」
と、思ったのですけど。
§大長考しました。
一応、私もブロガーとして、「将棋」のカテゴリーも設定しております。
でも、
“ミスが少ない、終盤戦が強い、
チョコやめん類が好物、はては、ご家庭の教育方針、云々“
そんなことは、皆様、各メディアの情報により、先刻御承知のはず。
同じことを書いても始まりませんので、
加藤一二三九段も“顔負け”の長考で、
(加藤先生は、一手指すのに、30分~1時間超の考慮時間を
費やすことが、非常に多かったのですね)
ツイッターに寄せたのが、以下の文。
ところで、つい先般、棋界の最高峰、佐藤天彦現名人が、
コンピューターに連敗するという「大事件」が起きました。
→東京新聞:将棋ソフトに佐藤名人敗れる (TOKYO Web)
正直、私の存命中に、プロ棋士が将棋ソフトに敗れる日が来るとは、
全く想像すらしておりませんでした。
そのことも、思い出しつつお読みくだされば幸いです。
ときに、140字にまとめるのがタイヘン(苦笑)。
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将棋というゲームは、誘惑と陥穽の多い点で、人生と似ている。
今、人工知能が人間に勝ってるのは、
勝利欲・名誉欲とか、恐怖心(相手及び自己に対して)が無いというのが大きい。
今の藤井四段も、そんなことが言えるのかも。
このまま、真っ直ぐに成長されたら、大棋士になられることでしょう。
~~~~~~~~~~~~~~~6/26てんけい(@tenkeitw)
| Twitter
「真っ直ぐに成長されたら」なんて、“読み方”によれば、
たいそう偉そうな言い方に受け取られるかもしれませんので、
ちょっと、ご説明を。
私が、藤井聡太四段のインタビューをTVで観ていて驚くのは、
「礼儀や、ご発言が、とても中学生に見えない」ということなのですね。
“本人の生まれ持った性格もあるのだろうが、
これまでの親御さんの躾けも、ご立派なことだ
ただし、棋士生活は今後が長いのだから、
これからが大変になる“といった意でした。
§神谷先生からのエール。
神谷広志八段のメッセージが(私に言わせたら)秀逸。
6/27スポーツニッポンの記事から、一部抜粋引用します。
~~~~~~~~~~~~~~~
本紙(筆者注:スポーツニッポン紙のこと)を通じ藤井に色紙で
「甘い言葉で寄ってくる大人に気をつけて」のメッセージ。
~~~~~~神谷八段、藤井四段へ“親目線”エール Sponichi Annex
神谷広志八段は、藤井聡太四段に破られるまでの、連勝記録保持者。
最近の、メディアを通じてのコメントや、上記のメッセージを拝見しても、
神谷先生、なんとも、嘘のつけない正直な方だとお見受けしました。
将棋ファンはもちろんのこと、多くの人々は、藤井聡太四段を、
驚愕・畏敬・憧れ等々のまなざしで見ているのですが、
彼のことを、“金のなる木”としか見ない輩も、世の中には
(残念ながら)ゴマンといるのです。
神谷広志八段は、そのことについて、警告されたのでした。
とまれ、大天才の出現に巡り合えたのは、なんとも幸福なこと。
何よりも、御健康にはお気をつけられますように。
楽しみ、楽しみ…。 (おしまい)
(*7/2 若干加筆を施しました)
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