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2017年8月 5日 (土)

第5回:「てんけい」の本田美奈子.さんの妄想“新作ミュージカル”~開演です。

(第4回よりのつづきです)

 

またも、更新が遅れてしまいました、前回はようやく、

主役の名前が決定したところまででしたね。

今回は、この二人にいよいよ、セリフをしゃべってもらおうと

画策しております。

 

ドラマでも、小説でも、「スタート」が、なかなか難しい。

ミケとミカの出会いをどのように設定するか、

凡庸なアタマでは、これ以上にない難問です。

けど、“難しいナー”と言っているだけではダメ、

始めないことには、何も生まれません。

 

とりあえず、(と言っては、この二人に失礼ですが)

こんなシーンを考えてみました。

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

(ある夜、目の見えないミカは、

まだ慣れない白杖【はくじょう】をつきながら

家路を急いでいる。ちょっと他のことに気をとられていたミカは、

近づいてくるクルマに気が付かない。

そのとき、1匹のネコ=ミケがミカに飛びかかった。

「きゃっ!」

驚いたミカは、立ちすくみ、次の瞬間、その場に

しゃがみこんでしまう。その横を、クルマが走り去っていった。

ミカの傍で、クルマの行方を見ているミケ。

しばらくして、ミカは立ち上がり、再び帰途につく。

そんなミカに、家まで付いて歩いていくミケ)

 

 

ミケ:付いて来ちゃったよー…ここが、あなたの部屋ね。

   女の子らしくて、可愛い部屋じゃない?

ミカ:なんで付いて来るかなー…それも、勝手に…

ミケ:だって、“なんで、なんで私が…”ってボソボソ言ってるコが、

   白い杖を持ってフラフラと歩いてるんだよ、

そりゃあ、あたしだって気になるよ。

ミカ:まだ、白杖(はくじょう)には慣れてないもの…。

ミケ:あのまま、歩いてたら、きっと大ケガしてるよ。

ミカ:うん…ありがと。

ミケ:どういたしまして。目が悪いのね?

ミカ:うん…、最近ね…。見えなくなって…

ミケ:そう…あなたが、“なんで”っていう気持ちは分るけど、

   あなたより、もっと辛い気持ちの人が居るでしょ?

ミカ:………

ミケ:あなたのご両親は、もっともっと辛いのよ。

ミカ:うん、それは…

ミケ:あなたがケガしたり、万一のことがあったりしたら、

   どれほど悲しまれるか…

ミカ:うん、わかってる…

ミケ:ごめんね、しゃべり過ぎちゃった。

ミカ:ううん…、あの~…。ひとつ、訊いていい?

ミケ:なあに?

ミカ:あなた、…ネコだよね?

ミケ:そうだよ、立派な三毛猫さ。どうして?

ミカ:さわってもいい?

ミケ:いいよ。ほら。

ミカ:ホントだ、ネコだ…

ミケ:今ごろ、何言ってるの、おかしいわよ。

ミカ:じゃなくて…なんでネコがしゃべるの?

ミケ:さぁね…あたしも、こんなの、初めて。

さっきあなたに会ったときからだよ。

   まあ、世間一般で言うところの“テレパシー”ってやつかも。

ミカ:“テレパシー”?まさか…

ミケ:その“まさか”だよ、そういえば、あたしと話ができる人間って、

あなたが最初だわ。

ミカ:ひょっとして、あなたの前世って、人間だった…とか。

ミケ:ちょっと待って、どうして、それ言うかなー、

あなたのほうが、ネコの生まれ変わりかもしれないんだよ。

ミカ:あ、そっか。

二人:ハハハ。

ミカ:ねえねえ、私、ミカっていうの。

ミケ:ミカ…いい名前ね。

ミカ:あなた、名前は?

ミケ:ミケ。

ミカ:それって、三毛猫の「ミケ」?

ミケ:そう。

ミカ:そのまんまだね。

ミケ:“そのまんま”がいいのよ。三毛猫、って言ったって、

    ただの三毛猫じゃないよ、とびきりcuteな、girly-catだもん!

ミカ:え?とびきりのcuteですって?

ミケ:まあね……ミカの前では、何をも言ってもいいもんね~、

   ホント、気楽だわー。

ミカ:言ったもん勝ちってこと?

ミケ:そりゃぁ、そうよ。

二人:ハハハハ。…

ミケ:さぁて…、ちょっと疲れたから、横にならせてもらうわ。

ミカ:あ、ここ、私の座る場所なんだけど。

ミケ:あら、それは失礼。じゃあ、あっちの窓際のほうへ行くね。…

   よいしょっと…。ああ、落ち着いた。

ミカ:借りてきたネコ…

ミケ:のようには、見えない、って言いたいんでしょう?

ミカ:ううん、でも、なんだか楽しい。

ミケ:ミカは、ネコちゃんたちと暮らしたこと、あるの?

ミカ:無いわ。でも、小学校の頃、ご近所にやっぱり、三毛猫が居たわ。

ミケ:ふーん、三毛猫ねえ。“美人”だった?

ミカ:美人かどうか、そんなの分らないけど、可愛いかった。

ミケ:そう…、その頃は、ミカの目、見えてたんだね。

ミカ:中3の頃からだった…、だんだん悪くなっていって……

ミケ:ねえねえ、ミカ、せっかくの人生なんだからね、ネコちゃんと

一緒に暮らす時間も持つべきよ。偉い人が言ってたわ、

「さもないと、人生における幸福の大半を経験せずに、無意味な

時を過ごしてしまうことになるだろう」って。

ミカ:聞いたことないわ、それ、ホント?

ミケ:ネコの私が、言ってるんだから、間違いないわよ。

ミカ:それって、“ここに居座る宣言”?

ミケ:まあね…このお部屋も、それとミカのことも気に入ったから。

ミカ:“気に入った”って…、それ、ミケの勝手だし。

ミケ:わからないコねー、ネコは、そもそもワガママな生き物なのよ。

ミカ:“借りてきたネコ”なのにー…

ミケ:ダメ?一緒に居ちゃあ…

ミカ:……いいよ。私の話し相手になってくれる?

ミケ:よかった!思ったとおり、ミカはやさしいコね!

ミカ:お世辞はいらないよーだ。

二人:ハハハハ。…

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

 

冒頭のいわゆる「ト書き」の部分は、

イラスト(またはアニメ)、あるいは、それにナレーションを加えるくらいでの

表現を考えています。

さて、暗かった舞台に照明が当たりますと、

朗読劇ですから、椅子に座った二人の出演者が居るわけです。

 

二人のセリフについては、何度書き直しても、納得がいかないのですが、

それでは、1ページ目から、年が明けてしまいそうなので、

こんなところでアップに踏み切りました。

 

 

さて、「朗読劇」と書きましたが、“傲慢”ながら、この舞台、

音楽朗読劇」=「ジュークボックス・ミュージカル」でもあります。

上記の冒頭のシーン、本田美奈子.さんの楽曲から、

どの曲を選びましょうかー…              (つづく)

 

 

*このブログに存する文章の著作権は、管理人のてんけいに属します。

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