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2016年5月13日 (金)

忘れようとして(25)~「Again」~最後に。

今回は、書き残したことを綴っておこうと思います。

 

まず、ちあきおみさんの、これくしょん~ね んた~からです。

以前にも書いたかもしれませんが、

美空ひばりさん、また、本田美奈子.さんと同様に、

ちあきなおみさんもまた、“ノージャンル歌手”なのです。

ポップス、演歌、シャンソン、ファド(ポルトガルの民謡)と、

とにかく、レパートリーの幅広いこと!

この6枚組CDちあきなおみさんの魅力の全貌を知るには、最適でしょう。

なお、34枚目は、ライブ音源が収録されていますね。

 

20151011日の

(→続・罪ほろぼし。その1~平原綾香さんの2015年コンサート):記事で、

「彼女の曲の中では、『喝采』はあまり好きではありません」

と書いたように、ちあきさんといえば、このAgainですとか、

デビュー曲の『雨に濡れた慕情』、『朝がくるまえに』、また、

そして、ファドやシャンソンが、私自身の“お気に入り”なのですね。

 

各社競作となった、矢切の渡し』も、

ちあきなおみさんのバージョンが一番だと思います。

Wikipediaに書いてあるからではありません、当時からの感想です)(笑)

細かいことですが、「矢切」という地名は、「やぎり」ではなく、

「やきり」と清音で呼ぶのが本来の正しい言い方だそうです。

これは、永六輔さんが、CMでおっしゃってましたね。

これくしょん~え あんた~

ちあきなおみ・これくしょん_ねぇあんた

 

次に、夏目雅子さんの映画『時代屋の女房』です。

私的には、やはりこれが、彼女の代表作品。

 

と、申しましても、私、『鬼龍院花子の生涯』は観ておりません。

“観たいタイプの映画ではない”というのが理由。

ただし、藤純子さんの『緋牡丹博徒』シリーズは好きでした(苦笑)。

 

『瀬戸内少年野球団』は封切りで観ました。

淡路島の小学校が舞台だったと思いますが、

19458月の「玉音放送」から始まり、黒塗りの教科書の登場、

と終戦直後の日本社会の状況が描かれますが、

“十五年戦争”の総括も何もなしに、

「戦争は終わりました、みんな、野球を始めましょう」

と言われても、“だからどうなの?”というのが私の感想。

篠田正浩監督なら、そこいらをもう少し掘り下げるべきだったと考えます。

 

さて、「主題の無いのが主題」(ちょっと言い過ぎ?)と評価致しました

『時代屋の女房』。

夏目雅子さんの魅力が満喫できます。

殊に、夏目さんが「涙壺」(なみだつぼ)を眼に当てるシーンは有名ですが、

その息を呑むほどの美しさ!

 「時代屋の女 渡瀬恒彦, 夏目雅子

あの頃映画 「時代屋の女房」 [DVD]

最後に余談を少し。

前回、「 MINAKO FAN WORLD BBSに、少し記した記憶があるような」

などと書きましたが、確かそのとき、夏目雅子さん作の俳句を

ご紹介したと思うのです。

阪神淡路大震災の際に、持ち出しに成功した

彼女の写真集(待てよ、今、どこにあるんだろ)から引用したのですね。

さて、どの句だったか…

 

記憶が合っていれば、次の作品。

 

 

間断の 音なき空に 星花火

 

 

俳句の良し悪しなんて、小生如きにはムリな話ですが、

本句の「星花火」という言葉がなんとも美しく、切ないですね。

 

でも―

「花火がテーマならば、当然、花火を打ち上げる音が聞こえるはず。

それなのになぜ、『音なき空』なの?」

と不思議に思う方もおられるでしょう。

 

実は本作品、夏目雅子さんが

急性白血病を発症され、入院されておられた時に創作された句なのです。

 

つまり、夏目さんは、窓を閉め切った病室(おそらくは無菌室)から

この夜空の花火を眺めていらっしゃった―

そして、この句を遺作(最後の句)として彼女は還らぬ人になられました…

 

もしも、今もって御存命ならば、どんな映画に出演され、

また、どんな俳句を詠んでおられるか―などと考えるときがあります。

 

ちなみに、夏目雅子さんの俳号は、「海童」。

 

 

3回にわたりましたが、このへんで「Again」にまつわる

私のとりとめのない話を、一旦終えることにします。

                                 (乱文長文妄言多謝)

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