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2015年12月13日 (日)

続・罪ほろぼし。<実践編>その2~平原綾香さんの2015年コンサート

(誠に、唐突ではありますが)

以前、「落語」に触れたことがありました。

なんといっても、「想像力」を高めるには、「落語」が一番なのですね。

(拙ブログ→ラジオと落語と想像力。

この「想像力」は、私たち人間のみに与えられた能力だといえます。

ちょっと、余談です。

チンパンジーは、われわれ人類にもっとも近い動物ですが、

彼らが、自分の“将来のこと”を考えているか、いうことについては、

(現時点では)学問的に否定されている―

そんなことを、講演で聴いたことがあります。

余談ついでに、ニュースをひとつ。

 

(引用開始)~~~~~~~~京大「想像で絵を描くのは人間だけ」 

京都大霊長類研究所の松沢哲郎教授と中部学院大、滋賀県立大のグループは、

人間の子供とチンパンジーを比較する研究で、想像をもとに絵を描けるのは

人間だけだったとの結果を発表した。

その場にないものをイメージする能力が関係している可能性があるという。

米国の学術誌の電子版に28日掲載される。

 

 松沢教授らは、1~3歳の人間の子供約60人と、チンパンジー6頭に

絵を描かせる実験を行い、結果を分析。

人間とチンパンジーはともに白紙上に抽象画のような絵を描くほか、

あらかじめ描かれた図形に印をつけたり線をなぞったりすることができた。

 

一方、目や鼻のない猿の顔を見せたところ、欠けた部分を補って描き入れることが

できたのは、人間の子供だけだった。

 

こうした結果から、松沢教授は「今そこにないものを想像する能力は

言語の獲得や記号の利用に関係すると考えられる。

今後こうした能力を人間が身につけた過程を探りたい」とした上で、

「発達障害などの子供が描いた絵を理解する手がかりにもなるのではないか」

と述べた。              (引用元 http://www.sankei.com

~~~~~~~~~~2014.10.28産経ニュース

 

 

落語界における、“爆笑王”といえば、

東京では、林家三平氏(1925-1980)、そして、私の“地元”、関西では、

桂枝雀(かつら・しじゃく)(1939-1999)氏、

私の場合は、このお二方が、真っ先に思い浮かびます。

---------------

もちろん、「名人芸」と讃えるにふさわしい方は、他にも大勢おられますが、

いま紹介させていただいたお二人は、

それまでの落語というものの、“既成概念”を突き破った―

そんな点に、師の功績が認められるのではないでしょうか。

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桂枝雀氏が、「小米」(こよね)という名跡で高座に上がっておられたときから、

常々、おっしゃっていたことが、「緊張と緩和」。

つまり、枝雀氏は、

「笑いとは、緊張の緩和である」と定義されたのです。

桂枝雀 (2代目) - Wikipedia

 

 

§あらためて、平原綾香さんの”魅力”を考えてみます。

 

平原綾香さんの歌を聴きながら、彼女の歌の“ナニ”が

聴く人々の心をとらえて離さないのだろう

そんなことを、会場で考えていたのですが、

思い出したのが、上に書きました桂枝雀氏の言葉でした。

 

 

つまり、私の感想は、こうです…

豊かな声量で、ノー・マイクの「アメイジング・グレイス」を聴いたとき、

やはり、「平原さんのvocalは、相当に広い“ダイナミック・レンジ”を有する」

と改めて思ったのです。

音楽用語でいえば、ff(フォルテッシモ=とても強く)から、

pp(ピアニッシモ=とても弱く)に至る、この“音圧”の大きな振幅と、

低音から、超高音に至る幅広い声域が、

聴く人々の心を揺り動かすことにより、

観客に深い感動を呼び起こすのだと考えました。

ですから、6/21に記したように、

平原綾香さんのライブは、本当に“オススメ”なのですね。

 

 

 ―――――――――――

くだらぬ“寄り道”をまたひとつ。

桂枝雀氏の「緊張と緩和」は、心理的要因。

平原綾香さんの“ダイナミック・レンジ”は、

その心理的要因を誘発させる、物理的要因。

 

さらに、観客に「緊張と緩和」を惹き起こさせるのは、

桂枝雀氏の「話芸」と、聴衆自身の、「想像力」である。

 ―――――――――――

 

 

ノー・マイクの『アメイジング・グレイス』に先立って歌われた、

ちあきなおみさんの『喝采』を歌われた後のMCで、

平原綾香さんは、“ちあきなおみさんのお声は、素晴らしい”という意のことを、

おっしゃっておられました。

 

確かに、ちあきなおみさんの声質は独特な響きを持った、

魅力的なお声ではあります。

前回の記事で、

“彼女のデビューの際のキャッチフレーズが、

「魅惑のハスキーボイン」であった”と書いたのですが、

もちろん、このコピーは、ちあきなおみさんの一番の個性である、

「ハスキーボイス」を、もじったものなのですね。

平原さんのお声も、“やや、ハスキー”と申しますか、

私見では、ちあきなおみさんに非常によく似た声質に聴こえるのです。

ですから、平原さんは、ちあきさんを“羨ましがる”必要は、全くありません。

 

「ポップス歌手は、わずかにハスキーな声の方が絶対に有利」

というのが、私の持論ですので、平原綾香さんは、

ちあきなおみさんと同様、既に、

「天性のアドヴァンテージ」を持っておられるという風に思います。

 

 

さて、様々な難関(?)を乗り越えて、相当に「間延び」したものの、

ようやく、本稿まだたどり着きました。

過去の記事にも書きましたが、

平原綾香さん、まだまだ伸びるのではないか”

素人の分際で恐縮ですが、そんな想いを、今も抱いております。

 

 

本田美奈子.さんが、LIVE FOR LIFE美奈子基金を設立されたように、

このほど、平原さんも、音楽を通じた社会貢献を目的に

「Jupiter基金」を立ち上げられました。

平原綾香、子供たちの未来のため「Jupiter基金」設立 (3/3ページ) - 芸能社会 - SANSPO.COM(サンスポ)

個人的には、ますます、平原さんと本田さんがダブって見えたりするのですが―

いや、これは平原さんに対し、無礼千万でありました。

更に失礼なことを言わないうちに、まずは、これまで。

乱文長文妄言多謝。                (おしまい)

 

平原綾香さんの最新アルバム 「Prayer」。オススメです。

Prayer

 枝雀 氏。惜しい人を失いました。

桂 枝雀 落語大全 第三集 [DVD]

 

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