« 続・罪ほろぼし。<実践編>その1~平原綾香さんの2015年コンサート | トップページ | 続・罪ほろぼし。<実践編>その2~平原綾香さんの2015年コンサート »

2015年11月23日 (月)

忘れようとして(22)~フランス同時多発テロ。

平原綾香さんのコンサートの話題は、まだ途中なのですが、

事態が事態だけに、少しだけこの件について、

忘れようとする前に、書き並べてみようかな、と。

 

フランスの皆さまの悲しみは、私たちの悲しみでもあります。

心より哀悼の意を捧げます。

 

§思い出したこと~その1

私見では、「浄土の真宗」が他の宗派を見る場合、

相当、寛容な立場にあると思います。

私がそう考える理由は、「歎異抄」の第二条にあります。

以下に部分引用いたしますが、長いので、

お急ぎの方は、読み飛ばしてください。

~~~~~~~~~~

親鸞におきては、ただ念仏して弥陀にたすけられまゐらすべしと、

よきひと(法然)の仰せをかぶりて、信ずるほかに別の子細なきなり。

念仏は、まことに浄土に生るるたねにてやはんべるらん、

また 地獄におつべき業にてやはんべるらん。総じてもつて存知せざるなり。

たとひ法然聖人にすかされまゐらせて、念仏して地獄におちたりとも、

さらに後悔すべからず候ふ。

そのゆゑは、自余の行もはげみて仏に成るべかりける身が、

念仏を申して地獄にもおちて候はばこそ、すかされたてまつりてといふ

後悔も候はめ。

いづれの行もおよびがたき身なれば、とても地獄は一定すみかぞかし。

(中略)

詮ずるところ、愚身の信心におきてはかくのごとし。

このうへは、念仏をとりて信じたてまつらんとも、またすてんとも、

面々の御はからひなりと云々。

~~~~~~~~~「歎異抄」 第二条(部分)

要するに、聖人の述懐は、

自分は、地獄以外に行き着く場所が無いのである

ですから、念仏を捨てようとも、信じようとも、皆さんの勝手ですよ

ということなのです。(意訳:筆者)

 

これまた、私見ですが、比するに、

例えば日蓮宗は、むしろ、“寛容”とは逆の性向があるようです。

その流れを汲む、といわれるのが、

現在の、政権与党=公明党の支持母体である創価学会ですが、

今回はそれには触れません。

 

 

アラブ・パレスチナ問題、また、中東紛争について語られるとき、

たびたび、“やおよろずの神”といった言葉に象徴される、

「日本人の宗教的寛容性」ということが語られますので、

今日もそんなことを思い出しました。

 

ただ、注意すべきことは、

今回のIS(=自称“イスラム国”)、また、アルカイダにおいてもですが、

彼らは、イスラム教の教義とは一切関係のない集団ですから、

このように「日本人の宗教的寛容性」などという概念を持ち出すことは、

ときに、「場違い」な議論に陥ることがあります。

 

§思い出したこと~その2

後藤健二氏、湯川遥菜氏のお二人がISによって殺害された事件は、

今なお記憶に新しいことでしょうが、

当時、日米政府がそれぞれ、声明を発表しました。

~~~~~~~~~~

A:「後藤さんは報道を通じ、勇気を持ってシリアの人々の窮状を世界に

伝えようとした。

われわれの心は後藤さんの家族や彼を愛する人々とともにある」

 

B:「テロに屈しない。-----テロリストたちを決して許さない」

~~~~~~~~~~

AB、いったい、どちらが安倍総理で、

どちらがオバマ大統領の言葉だったでしょうか。……

 

答えは、Aがオバマ大統領、

Bが、わが日本政府を代表する安倍首相の声明でした。

 

 

安倍総理が“安保法案”を強行採決したからには、

日本は、ますます米国と共同軍事作戦を行うようになることでしょう。

我が国は、もう、かってのように、

「中東地域では、欧米諸国と違い、中立である」

とは言える立場ではなくなりました。

日本国内でも、今回のフランスのようなテロの起きる可能性は、

ますます増大していると言えます。

 

§思い出したこと~その3

~~~(引用開始)「亀井一成さん死去…国内初のチンパンジー人工飼育成功」

 神戸市立王子動物園で飼育員を務め、国内で初めてチンパンジーの人工飼育に

成功したことで知られる、亀井一成さんが死去したことが14日、分かった。

80歳だった。葬儀は親族で済ませた。

 1963年以降、未熟児や育児放棄されたチンパンジー計4頭を自宅に連れ帰り、

妻とともに育てた。うち1頭の「チェリー」は現在も王子動物園で飼育されている。

90年に動物園を退職した後も講演活動を続けた。    (引用終了)

~~~~~~(2010914日 スポーツ報知より)

 

“ン十年前”のことで、あやふやな記憶なのですが、

亀井一成氏の、忘れられない言葉があります。

大意は、たしか、以下のようなものだったと思いますが。

 

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

「サーカスで、動物が後ろ足で、立ってみせることがよくありますね。

実は、四足歩行の動物が、後ろ足で立つということは、大変なことで、

例えると、人間でいえば、私たちが“逆立ち”するのと同じくらいの負担が、

身体に掛かることになります。……

(動物園の)動物にとっての幸福、といいますと、子供を作って、

そうして家族と一緒に、健康に暮らしていくということではないですか」

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

このお話を聞いて以来、私のサーカスを見る目が変わりましたが、

亀井氏のこの“動物の幸福”についてのお話、

私たち人間にも当てはまるのではないでしょうか。

 

 

冒頭、知ったかぶりで「歎異抄」なんぞを引用したりしてしまいましたが、

では、いま現在、何をどのようにするべきなのか、

正直、アタマは混乱するばかりなのです。

 

「テロに屈しない。-----テロリストたちを決して許さない」

それはそうでしょうが、空爆だけで、解決するとも思えません。

識者の意見を聞いていても、“隔靴掻痒”で、

具体的に何を言いたいのか、よくわかりませんでした。

 

 

卑近な言葉で恐縮です、

無関心が差別を生み、差別が貧困を生むといわれます。

「格差社会」というフレーズは、現在の日本でもよく見聞き致しますが、

イスラム社会の経済格差は、人をテロリズムに走らせるほど、

極限状態にあると考えます。

それならば、まずもって、市民ひとりひとりの「生活援助」が第一ではないか。

……

 

 

身体も、アタマも疲労のピークに至り、とりとめのない雑記になってしまいました、

この辺で、ストップしますが、シリア情勢も、ロシアが主導権を握っているようで、

それも、“なんだかなあ…”という暗い気分の昨今ではあります。

 

と、まあ、やっとの思いでここまで書きましたが、ひどいニュースがまたも…。

思わず、“亡霊の復活かよ!”と心の中で叫びました。

例によりまして、詳細はこちらで、ということで

JIROさんのサイトをご覧願います。

「高村氏 テロ対策で「共謀罪」新設など法整備を」←これこそ猛反対しなければいけません。: JIROの独断的日記ココログ版

特定秘密保護法、戦争法案に続き、今回のテロを利用して「共謀罪」の新設…、

国民の権利を無視した、こんなひどい内閣は、いまだかって存在しませんでした。

即刻、退陣させねばなりません。

|

« 続・罪ほろぼし。<実践編>その1~平原綾香さんの2015年コンサート | トップページ | 続・罪ほろぼし。<実践編>その2~平原綾香さんの2015年コンサート »

ニュース」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

浄土の真宗」カテゴリの記事

忘れようとして」カテゴリの記事

平原綾香さん」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 忘れようとして(22)~フランス同時多発テロ。:

« 続・罪ほろぼし。<実践編>その1~平原綾香さんの2015年コンサート | トップページ | 続・罪ほろぼし。<実践編>その2~平原綾香さんの2015年コンサート »