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2014年11月12日 (水)

この季節。(16)「秋冬」~これ以上の悲しい歌はない。

§「泣ける歌」~そのまえに。

 

「この季節。」―久しぶりに、このタイトルの登場です。

 

更新頻度そのものが、以前にもまして激減したこともあるのですが、

 

最大の理由は、「3.11」以降、

 

残念ながら、この国には、「季節」というものが無くなったのではないか。

 

私には、そんな思いばかりが心の内にあります。

 

 

 

山紫水明、そして、豊葦原の瑞穂の国といわれた、わが祖国日本。

 

二千年にも及ぶ、民族の心の拠りどころとしていたものが、

 

突然、失われてしまった。

 

ただ、これは原発を推進してきた、

 

私たち世代の重大な過失が、その原因であるのですが。

 

 

 

安倍内閣は、原発再稼働へ一直線ですが、

 

この施策は、今度こそ、“民族滅亡”へ導いてしまうことも、

 

十二分に考えられます。

 

現在の、政治家・官僚・財界連中は、

 

民族、文化、自然、ヒトの命よりも、

 

「貨幣価値」のほうが重要、と考えているらしい。

 

でないと、このような結論には至らないはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

§「秋冬」~この曲の数奇な運命。

 

 

 

“グチ”が長くなりました、本題に入ります。

 

ずっと昔、「一番悲しい歌って、どの歌だろう?」って

 

仲間の内で話題になったことがあります

 

 

 

山崎ハコさん、中島みゆきさんのお名前も出てきましたね。

 

いわゆる「暗い」歌で有名な方は多いですし、

 

悲しい歌、いわゆる“ナミダ歌”は、いっぱいあるとは思いますが、

 

私の挙げた歌は、「秋冬」でした。

 

古い歌で、お若い方はご存知ないかもしれませんが、

 

今頃の季節、時々、ラジオから流れてくることがあります。

 

Wikipediaで調べてみましょうか。

 

この歌について、こんな一文があります。

 

~~~~~~~~~~

 

19806月、中山丈二が愛用のギターと1本のデモ・テープを残し、

 

36歳の若さで逝去した。

 

~~~~~~~~~~(引用筆者)→秋冬 - Wikipedia

 

このエピソードがあるから、私が「一番悲しい歌」と申し上げたのではありません。

 

それよりも、もっと深い”秘密”が、この歌の歌詞に隠されていました。

 

 

 

 

 

が、しかし…

 

これから、書くことは、Wikipediaにも記されていませんが、

 

はるか昔に、伝え聞いたことがあるのです。

 

そこで、“忘れようとして”、いや…

 

ではなくて、「忘れるまえに」書くことにしました。

 

(もし、詳しい事情をご存じの方がいらっしゃれば、お教えください)

 

 

 

 

 

そこで、歌詞をご紹介いたします。

 

作詞は、上にありますように、中山丈二氏、作曲は堀江童子氏の楽曲です。

 

例によりまして、一部の紹介にとどめます。

 

 

 

「秋 冬」 ~~~~~~~~~~(部分)

 

季節の変わり目を あなたの心で知るなんて

 

もう恋も 終わるのね

 

~~~~~~~~~~

 

さて…、一読されて、

 

「いったい、この歌詞のどこが“一番悲しい”のだろう?」って

 

皆さん、思われたことでしょう。

 

 

 

 

 

実は、この歌詞、オリジナルと違っている箇所がひとつだけあります。

 

 

 

季節の変わり目を あなたの心で知るなんて

 

 

 

この下線部「あなた」が、原詩では、「人(ひと)」となっていた、というのです。

 

つまり、

 

 

 

季節の変わり目を 人の心で知るなんて

 

 

 

これが、元々の詩でした。

 

 

 

 

 

わずか、ひとつの単語を置き換えただけで、

 

一般的な、いわゆる“ラブソング”から、

 

「絶望的」な詩へと、その世界は一変してしまう。

 

 

 

“これでは、さすがに悲し過ぎるだろう”ということで、

 

録音前に「人」から、「あなた」へと変えられた…

 

それが中山丈二氏ご自身の意志だったのか、

 

あるいは、周囲の方のアドバイスだったのか、今は、知る由もありません。

 

 

 

ただ、そういう経過によって、

 

この「秋冬」は発表されてから、今日まで、30年もの長い年月にわたり、

 

その命脈を保ち続けることになりました。

 

そして、このことを知らずして、

 

中山丈二氏は、旅立って行かれたのです。

 

 

 

 

 

「人に歴史あり」とはよく言われますが、

 

歌にも、壮絶なドラマが秘められていることがあるのですね。

 

「いったい、作者の中山氏の身の上に、

 

どれほどの辛いことがあって、このような詩を書かせたのだろう」

 

と、当時、考えたものです。

 

 

 

そして、30年後の今、

 

「人の心で知るなんて」を、

 

私自身が実感しようとは、夢にも思いませんでした。

 

 

 

 

 

おっと、またもや、とんだ愚痴を書いてしまいましたが、

 

秋冬」の原詩と、作者中山丈二氏の生涯を想いますと、

 

なんとも、切なくてたまらず、絶望感すら覚えるのですけど… 

 

                      (乱文長文妄言多謝) (おしまい)

 

------------

 

PS:秋冬」のYou Tubeを探してみましたので、お聴きください。

 

もし、削除されていても、Wikipediaにありますように、

 

この歌を歌われている歌手は、大勢おられますので、

 

どなたかのアーチストが、ヒットするのではと思います。

 

ここでは、原大輔さんのYou Tubeを貼っておきます。→「秋冬 原大輔」

 

 

 

当時、私が最も聴いていたのは、高田みづえさん。

 

この方、とにかく、歌が上手かった。

 

歌謡曲、ポップス、なつメロ、なんでも来い!っていうカンジ(笑)。

 

若手の中では、ズバ抜けていましたね。

 

復刻されたCDで、今もその美しい歌声を聴くことができます。

 

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