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2013年3月23日 (土)

続々・クラシカル・クロスオーバー~~親鸞の和讃を音楽に乗せて。

(前回からのつづきです)

 

「歎異抄」の第二条に、親鸞の言葉として、以下のような文章があります。

 

~~~~~~~~

 

弥陀の本願まことにおはしまさば、釈尊の説教虚言なるべからず。

 

仏説まことにおはしまさば、善導の御釈虚言したまふべからず。

 

善導の御釈まことならば、法然の仰せそらごとならんや。

 

法然の仰せまことならば、親鸞が申すむね、またもつてむなしかるべからず候ふか。

 

~~~~~~~~「歎異抄」第二条より一部を引用

 

 

 

「教行信証」は、上記の親鸞の言葉が示すとおり、

 

浄土宗の正統性を、教理学的に証明したものですが、

 

民衆―農民・狩漁民・及び、当時仏教では救済外であった女性たち―

 

への布教にあたり、より分かり易くするために、和讃を作られたのです。

 

 

 

ですから、和讃それ自体が、ある意味、「クロスオーバー」と言えると思いますが、

 

更に、この和讃に、曲を付けて、

 

「歌曲」にされたのが平田聖子氏。

 

平田氏は、もともとは、現代音楽の作曲家であったと、お聞きしております。

 

クラシック音楽の多くは、その “ルーツ”はキリスト教に求められますが、

 

それに匹敵する、東洋の「仏教音楽」を確立しよう、という

 

平田氏の意欲作です。

 

You Tubeがありますので、どうぞ。

 

染香人のそ身には - YouTube

 

指揮をしておられるのが、平田先生です。

 

演奏されている和讃は、「浄土和讃」から。

 

 

 

~~~~~~~~

 

染香人のその身には 

 

香気あるがごとくなり 

 

これをすなはち なづけてぞ 

 

香光荘厳と まうすなる

 

~~~~~~~~

 

 

 

この演奏は、以下のような歌詞でなされていますね。

 

……………………

 

「せんこうにんのその身には こうけあるがごとくなり(繰り返し) 

 

  (南無阿弥陀 南無阿弥陀)

 

 こうけあるがごとくなり

 

これをすなわち なづけてぞ 

 

こうこうしょうごんと もうすなる(繰り返し)」

 

  ……………………

 

 

 

 

 

ネットではいろいろな解説が見られますが、

 

「てんけい」的に、それを試みるならば、

 

 

 

“身に付いた―、つまり、からだ全体から立ちこめてくる香りと同じように、

 

念仏の道を進む者は、如来の光に包まれていることに全く等しい“ 

 

 

 

とでも、申しておきましょうか。

 

 

 

「香光荘厳」などと申しますと、

 

宗教独特の神秘主義である、とか、

 

なにやら、当今はやりの“スピリチュアル”めいた話で、

 

敬遠される方もおられましょうが、そんなことではありません。

 

200710月に引用した和讃がこちらです。

 

 

 

 

 

~~~~~~~~

 

五十六億七千万

 

弥勒菩薩は としをへん

 

まことの信心 うる人は

 

このたび さとりを ひらくべし

 

 

 

 

 

念仏往生の願により

 

等正覚に いたる人

 

すなわち弥勒に おなじして

 

大般涅槃を さとるべし 

 

~~~~~~~~

 

 

 

なぜ、親鸞は、

 

上記の和讃のように、「念仏者は、弥勒菩薩と等しい」とか、

 

平田氏が作曲された歌曲の中では、「念仏者は、如来の光に包まれている」

 

と、おっしゃっているのでしょうか。

 

「てんけい」のくだらぬ“法話”がもう少し続きます、スミマセン。

                                         (つづく)

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