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2012年12月12日 (水)

忘れようとして(18)~「3.11」は終わっていない。後藤優子さんの歌。

~~~~~~~~~~

「しょせん、人はいつかは死ぬ。

畢竟、人物の器というものは、

そのことがちゃんと腹におさまっているかどうかで決まるものだ」

~~~~~~~~~~

勝海舟だったか、勝小吉(海舟の父)だったかと思うのですが、

こんな文章を、どこかで読んだような記憶があります。

ネットや図書館で調べてみましたが、わかりませんでした。

もし、ご存知の方がおられたら、教えてください。

 

「腹におさまっている」、すなわち、「腑(ふ)に落ちる」ということだが、

昨今の世の中、“腑に落ちない”ことが多すぎる。

どうにも、不思議で、納得がいかないことだらけです。

 

 

今、衆院選挙の真っ最中ですが、私は、まさか年内に解散があるとは、

予想していませんでした。

選挙をやれば、民主党の惨敗は確実です。

負ける、と解っている勝負をやるバカはいないはずです。

しかるに、野田首相は、解散を決断しました。

「ウソつき呼ばわりはされたくなかった」、というのは、本心ではなかろう。

 

解散しても、民主党が敗北しない手段が、ただひとつあります。

それは自民党と連立政権を樹立すること。

 

私の見通しは、そういうことです。

そう考えないと、このたびの解散について、どうにも説明がつかないのである。

 

となれば、自民支持○○%、民主支持○○%云々とかいった数字・調査など、

何の意味も持たないことになる。

もとより、私は、選挙権を得て以来、

かなり昔に比例区(衆院か、参院か忘れました)に「民主党」と一度だけ

書いたきりで(今、考えると、大いなる過ちでした)、そのとき以外は、

既成政党・またその候補者に投票したことはありません。

白票を投じるのも、“こいつ、書き忘れたか”と思われるのもシャクなので、

いつも、タレントか野球選手の名前を記入するのが常です。

 

公示前に、“第三極”―

(言葉の正しい意味で、ああいう連中は、「第三極」とはいえません)

の集団にあわただしい動きがありましたね。

この動きは、来年にかけても、続くと思いますが、そうなると

民主はダメ、非自民、また橋下キライ、反小沢etcetc

このようなそれぞれの国民の想いを込めた1票が、

結局、国会に反映されないことになってしまいます。―

仮定のハナシは、ここらでやめます。

 

 

今回の選挙の最大の争点はなにか。

私は、「原発」と「憲法」であると思っています。

つまり、「原発をやめるか否か」「憲法を守るか否か」ということです。

 

卑近な例えで恐縮です、

「健全な精神は健全な肉体に宿る」と申しますが、

「憲法」は、国家の精神性の規範であり、

「原発」を含むエネルギー政策は、経済・産業活動等の、

いわば国家の物質的な部分の根幹をなすものです。

 

この二つの争点をしっかりと見る、

各政党もこの二点だけは、しっかりと見解を一致させてから、

合併なり統合を―それも選挙前に―実施するべきです。

(ですから、原発問題について政策の異なる維新の会と、

石原新党との統一は“野合”である、との意見には私も賛成です)

 

 

自民党は「憲法を変えて、国防軍を作る」と言っております。

ある意味、聞こえはいいのですが、これは、論外。

詳しくは、いつも御教示いただいております、JIROさんのサイトをごらんください。

【衆議院選挙】自民党新憲法草案の危険度。: JIROの独断的日記ココログ版

あと、私の申し上げたい点は、戦後約70年、

我が国にいまだ、民主主義が確立していない、ということです。

民主主義下においては、なににもまして、

最低限、政府は、国民の生命だけは守らなければいけません。

3.11」以降、福島の原発事故に対する、政府の対応はどうだったか。

「国民の生命を守る」と正反対のことを、今なお、続けています。

原発を推進してきたのは、他ならぬ自民党ですから、

仮に、自民政権下であっても、対応は、五十歩百歩でしたでしょう。

このような民主党政権を、結果として、ここまで延命させたのは、

私たち日本国民全体の責任でもありますが、

「民主主義」の何たるかを知らない党が、「民主党」とは、恐れ入ります。

(私は、アメリカは国家としては、問題点も多くありますが、それでも、

民主主義自体は、日本よりも機能していると思っています)

 

このような民主主義の脆弱な日本が、憲法を変えて、

集団的自衛権の行使ですとか、自衛隊の「軍」への格上げを実施することは、

はなはだ、危険です。

 

 

さて、「原発反対」を唱えているのは、

日本未来の党で、言うまでもなく、設立には小沢一郎が大きく関わっていますね。

それだけでも、私は“半信半疑”でしたが、

あるとき、嘉田由紀子代表が、原発の再稼働を認める発言をしました。

すぐに撤回はしたようなのですが、

私は、未来の党は、single issue

つまり(ほぼ)原発反対一本に絞った政党であると、理解していましたので、

おおいに落胆しました。

たとえ、“言葉のアヤ”、また、インタビューの流れであったにせよ、

single issue政党」の代表が、再稼働容認の言葉を発すること自体、

私には到底、考えられません。

 

 

さらに、「卒原発」などと耳慣れぬ言葉を多用しているのもどうかと思います。

ならば、「脱原発」と「卒原発」の“違い”を、福島に行って、あるいは、

故郷を去ることを余儀なくされた避難民の前で

トクトクと説明すればよい。

当事者にしてはどうあれ、国民の側の視点では、こんなことは、

“政治屋”特有の、言葉の遊び以外のなにものでもない、

問われているのは、「すべての原発をいますぐ止める」―この一点です。

 

原発を止めれば、“反作用”も生じます。

それに対しては、また数々の反論もあるのですが、

「廃炉」にはふつう、30年くらいはかかる、と言われますね。

福島は、正常な停止ではない大事故ですので、50年、あるいは

それ以上―、というよりも、今もって見通しさえつかない状態です。

―年数を書きましたが、残された放射性廃棄物は、何万年にもわたり、

放射能を出し続けることは、申すまでもない。―

 

この数十年かかるといわれる、「廃炉」に関する技術を確立し、

新規の原発よりも、「廃炉技術」の輸出のほうが、

よほど、世界に貢献できると思うのですが。(特に中国・韓国。)

「廃炉産業」は非常な危険を伴いますが、

極度に「労働集約型産業」になりそうなので、―それも超長期に亘る―

雇用の創出、という面からも考えられませんかね。

尤も、私の子供や、親類には就職はススメたくないなー…

 

 

“政治オンチ”の「てんけい」のくだらぬ話はここらでやめますが、

もうひとつ、個人的に“腑に落ちなかった”話題をひとつ。

この映像です、ご覧いただけるでしょうか。

東日本大震災 「追悼」 復興への祈りをこめて コンサート - YouTube

私が声楽を聴く機会は、少ないのですが、いい演奏だと感じました。

偶然、観た動画なのですが、この歌手、妙に堂々としておられる。

あの「3.11」の壁画の前で、

このようなパフォーマンスが出来るということに、私はおどろいたのです。

どうにも、腑に落ちないので、調べてみました。

歌手は、後藤優子さん、とおっしゃる方で、仙台市のご出身とのこと。

ここで、ようやく、“腑に落ちた”わけでありました。

 

 

3.11」は過ぎ去ったことではありません。

福島第一原発の危機は、いまもって継続中です。

この災害、この事故から、日本民族はなにを学び、何を世界に発信すべきか。

今、全世界も注視しています。

 

 

PS後藤優子さんのブログはこちら。

優子の部屋

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コメント

もう時間がないですね。今回の自民党政策 好きですか 嫌いですか。どうせ 自民党以外は 全部 票割れですね
選挙 白票 で プログ検索中です
消費税増税反対をとるか PTT反対をとるか脱原発をとるか 
この3点の共通する党は 社会 共産 未来ですね。(小沢さんと亀井さんのいる 未来は 強いかなぁ)。
自民党VS票割れする第3極とか第4極といわれる党。今回 政権争いも 考えた上での有権者の1票になるかなぁ。
妥協点も 必要かナァ。議席過半数を握るのは今のところ 自民党のようですね。政治研究会(名前検討中
消費税増税とTPPによる失業者が 大勢でた場合 国の税収(歳入)は どうなるかなぁ
自民党VS未来の党で 考えたいです。
平和な地球に してください。失礼致しました。

投稿: 村石太ダー&ジョン | 2012年12月15日 (土) 12時51分

村石太ダー&ジョンさんへ コメントを有難うございます。
>今回の自民党政策 好きですか 嫌いですか。
ハイ、記事にも書きましたが、大反対です。
>どうせ 自民党以外は 全部 票割れですね
そうですね、小選挙区制は、1970年代、いや、それ以前から、憲法改悪を企てている、自民党の“一大目標”でした。“死に票”が多くなり、大政党に非常に有利な制度です。
>自民党VS未来の党で 考えたいです。
うーん---この図式、成立しますかね---?
いずれにせよ、私は、今の政治家連中には、ウンザリしていまして。特に、原発問題は、“政治屋”どもには、「最大の難物」でしょう。

本文にも書きましたが、投票へは行きます。最高裁判事は、全員、不信任ですから。
今回の衆院選挙は、“日本国の崩壊”の第一歩ではないか----
そんな気がする毎日です。悲観的に過ぎますでしょうか?

投稿: てんけい | 2012年12月15日 (土) 19時54分

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