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2012年9月25日 (火)

再び、本田美奈子.さんと「日本の叙情歌集」。

もう少し、本田美奈子. さんと「日本の叙情歌集」について、

思いつくまま、書いてみる。

前回書いたとおり、本田美奈子.さんの叙情歌のCD音源は、

残念ながら、遺されてはいないのだが、

I LOVE YOU』というアルバムが有る。

これは、今でも入手可能だ。

I LOVE YOU

http://www.amazon.co.jp/I-LOVE-YOU-%E6%9C%AC%E7%94%B0%E7%BE%8E%E5%A5%88%E5%AD%90/dp/B000ECX3MG/ref=pd_sim_m_5

これは、本田さんのアニメ・ソングや、ゲーム・ソフトの歌を中心に

構成されたCDである。

とはいえ、

高度な歌唱技術に裏打ちされた、発音・発声の美しさ、及び、

感情表現の多彩さという彼女のvocalをもってすれば、

“アニメソング、また、ゲームソフト用”といいつつも、

なんともいえぬ気品の溢れる―

いわば、「芸術性」すら感じられるような音楽に仕上がっていることが、

お聴きになれば体感できるはずである。

 

 

前々回(8/16)におけるテーマは、

本田美奈子.さんが標榜された「ノー・ジャンル」であったが、

「ノー・ジャンル」―。: SAPPARI WAYA

これは、

「各々の音楽ジャンルは、すべて等価であるということの証左でないか」

と、私はそこに書いた……。

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美空ひばりを歌う」では、

本田美奈子.」という、ポップス、ミュージカル、またクラシカル発声を

体験したアーチストの側から、歌謡曲・演歌という部門に対して

再評価・再発見を成し得たであろうことが推量できるし、

 

 

「日本の叙情歌」というジャンルにおいても、

幼い子供はもちろん、たとえ聴き手が、音楽的に耳の肥えた大人であっても、

十二分に、その鑑賞に応えることが出来る作品になったことは、疑い無い。

 

 

このことは、例えて言うならば、

 

 

本田美奈子.さんは、ちょうど、“山の中腹に立つことが可能な方であると

思えるのである。

―彼女は、ポップス、ロック、ミュージカル、ソプラノと進んでこられた

稀有なアーチストではないか!―

 

つまり、“頂上からの眺め”も解っているし、

“ふもとの状況”もちゃんと踏まえておられる―だとすれば、

叙情歌・童謡を歌うには、これに優るポジションは無いのではなかろうか。

 

 

本田美奈子.さんが、

美空ひばりトリビュートアルバム」、また「日本の叙情歌集」を

完成できなかったことは、

ファンのみならず、我が国の音楽界全体にとっても、

かえすがえすも残念な結末であったのだ……

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コメント

 てんけいさん、おじゃまします。
 9月の3連休は真夏のようでしたが、この3連休はしのぎ易くなって参りました。
 >本田美奈子.さんは、“頂上からの眺め”も解っているし、“ふもとの状況”もちゃんと踏まえておられる、“山の中腹”に立つことが可能な方である…
 さすが『ふみの世界の偉人』てんけいさん。すばらしい表現だと思います。美奈子さんはそのような歌手だから曲の中の1つの音で「遊ぶ」ようなこともできるのだと思います。てんけいさんと美奈子さんに共通することは『深く厚い』です。
 

投稿: 西日本 | 2012年10月 7日 (日) 18時06分

西日本さんへ こんばんは。
駄文に温かなコメントをいただき、有難うございます。

>美奈子さんはそのような歌手だから曲の中の1つの音で「遊ぶ」ようなこともできるのだと思います。
まったくそのとおりであると、私も思います。
常々、どのようなジャンル(音楽・文学・スポーツ、また私の好きな将棋などでも)においても、プロとアマの、超え難いほどの決定的な差異は、
「表現力」----

―つまり、アーチスト自身がどのように感じたか、また、考えたか、それを、第三者に、どのように伝え得るか―

であると考えています。
美奈子さんほどの多彩な―別の言葉でいえば、「強力」な表現力を有した方は、数多くはおられないと思います。

身に余るお言葉、ただただ恐縮しております。
(いや、美奈子さんに会わせる顔もございませんので)

4月の「サウンド・オブ・ミュージック」から始めた、本テーマですが、今年いっぱいは、かかりきりになりそうでして(苦笑)。拙文・乱文ですが、またご来訪くだされば、幸いに存じます。

夏の疲れが出る時期です、どうか、お体にお気をつけられますように。

投稿: てんけい | 2012年10月 7日 (日) 20時30分

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