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2012年9月 3日 (月)

本田美奈子.さんの「美空ひばりを歌う」について。

(前々回よりのつづきです)

話を元に戻して、更に、

本田美奈子.さんの遺されたもの、そして、遺そうとされたもの

についてである。

尤も、今回辺りから、筆者の“妄想”と“独断”の度合いが、

ますます大きくなってくるであろうことを、お断りしつつ―

 

 

もう一度、本田美奈子.さんの、“未完のスケジュール”を記す。

なにしろ、“本田さんが何処へ行こうとされていたか”を探る上で、

有力な手懸かりとしては、これしかないのだから。

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1,「アメイジング・グレイス」(クラシックアルバム)

2.日本の叙情歌集

3.「美空ひばりを歌う」

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まず、「美空ひばりを歌う」から。

“なぜ、美空ひばりさんなのか”について、

先年、筆者はこんなことを書いていた。

~~~~~~~~~~

「ノー・ジャンル」の先人として、また、民族の人心をとらえて離さない

ひばりさんの存在に、行き当たったのではないだろうか。

加えて、「演歌」は、もともと、本田さんのお得意な分野でもある。

 

「美空ひばりさんは、自分にとって高く聳え立つ連山には違いない、

でも、登ってみたい」

 

生来の“チャレンジ精神”が、むくむくと、頭をもたげてきたのであろう。

ポップ・ロック、ミュージカル、クラシックと、制覇してきた本田さんにとっては、

この日本に生を受けた歌手として、そしてまた、

歌手生活20周年を迎えるにあたり、美空ひばりさんに挑むことこそが、

【歌手:本田美奈子.】 としての、「自己完結」の第一ステージである。

そのように、本田さんはお考えになったのではないか、と推察する。

~~~~~~~~~~→「てんけい」の妄想CD。(あとがき)~いえ、雑談です。: SAPPARI WAYA 2008/12/10

 

2008年の段階では以上のように記したが、

今現在では、より“単純”に、

本田美奈子.さんは、子供の頃より、美空ひばりさんの歌に、

ごく普通に馴染んでおられた、というのが“真相”ではないか、とも思えてきた。

 

さて、この「美空ひばりを歌う」という懸案については、

上記の「『てんけい』の妄想CD」(1)~(4)にて、

本田美奈子.美空ひばりの世界を歌う。~~「てんけい」の妄想CD: SAPPARI WAYA1)~(4)

“美奈子ソプラノ”に重点を置きつつ、

筆者は「精一杯、真剣に」綴ってはみたが、当の本田さんならば、

こんなくだらぬ予想を超えた、物凄いプランを用意していたであろう…

ともあれ、この企画が実現していたならば、

数ある美空ひばりさんのトリビュートアルバムの中でも、

傑出したものになっていたことは、疑いない。

これは、本田美奈子.さんの歌唱技術が、

部分的には、美空ひばりさんを超えていたかも―

という筆者の想いが、そう言わせしめるのであるが。

 

 

ところで…

本邦でもミュージカルは、既に戦前から有ったわけだし、

また、その愛好者もそれなりに存在したのだが、

本田さんのミュージカル界での御活躍が契機となり、

我が国のミュージカルファンが激増したことは、つとに知られていることだ。

……

ここ数年、いや十年にも及ぶのだろうか―とにかく、

“演歌・冬の時代”といわれて久しいのであるが、

仮に、本田さんのこのアルバムが陽の目を見ていたならば、

J-Popsのファン層にも、「歌謡曲」への関心を呼び起こすことに

成功したであろう。

それを想えば、本田美奈子.さんを失ったことは、

「演歌・歌謡曲」というジャンルにおいても、大きな損失であったといえる…

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