« またまた、土居裕子さんの『サウンド・オブ・ミュージック』(2011年)。 | トップページ | まだまだ『サウンド・オブ・ミュージック』。 »

2012年6月 6日 (水)

もひとつ、土居裕子さんの『サウンド・オブ・ミュージック』(2011年)。

§下村湖人の文章から。

~~~~~~~~~(引用開始)

(前略)ただ次のことだけは言っておいてもいいように思う。

それは、もし私が、子供をもった親たちを集めて、

何か話をしなければならない場合があるとしたら、私は話をする代りに、

默ってこの物語を差し出したい気になるだろう、ということである。(中略)
 
私の願いは、私の書いたものを、一人でも多く読んでもらいたいと

いうことだけである。私は、この本を世の親たちに読んでもらいたいばかりでなく、

また児童相手の教育者や、児童心理の研究者にも読んでもらいたい。

そして、もし文芸作家、乃至文芸批評家に読んでもらって、私の表現技術が、

この物語の内容に適当であるか否かについて教えてもらうことが出来れば、

それこそ望外の仕合わせである。  

1941210日  文:下村湖人)~~~~~~~~~(引用終了)

 

 

下村湖人著の、小説『次郎物語』は名作中の名作ですから、読まれた方は

大勢いらっしゃることでしょうが、

上記の文は、『次郎物語:第一部』の「あとがき」より引用いたしました。

 

 

「子供をもった親たちに話をする代りに、默ってこの物語を差し出したい」

 

 

下村湖人のこの言葉は、2012年の今日においても、

まったく正しいものである、と私は断言いたします。

 

 

5/6の記事にて、

ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の魅力として、

3つほど挙げましたが、最後のポイントがこれでした。

~~~~~~~~~

人間愛(男女、また親子間の)・反戦平和という

人類にとって普遍的なテーマが、モチーフであり、

しかも、大人はもちろん、子供にまで分かりやすいこと

~→土居裕子さんの『サウンド・オブ・ミュージック』!(2011年度公演): SAPPARI WAYA

このミュージカル、及び『次郎物語』もそうですが、

よく“児童向け”と見られることもありますが、

どうして、どうして、親と子の関係はどうあるべきか、そんなことも、

われわれ大人が、じっくりと考えさせられるミュージカルであると思います。

 

 

§土居裕子さんのこと。

さて、土居裕子さんについては、以前に拙ブログでもご紹介したことがありました。

8・15に思う~正座して聴きたい音楽(?)土居裕子さん、再び。: SAPPARI WAYA

この季節。(7)「春の唄」~土居裕子さん。―日本語は美しい。: SAPPARI WAYA

土居さんはミュージカルのみにとどまらず、

ストレート・プレイにもご活躍中ですが、

実は、東京芸大音楽学部声楽科(ソプラノ専攻)をご卒業されています。

口はばったい言い方で恐縮ですが、

“押しも押されもせぬ本格派”ですね。

そして、10ヶ月ほど「劇団四季」に在籍されていた後、

(同期には、“あの” 志村幸美さんがおられます)

同じくミュージカル劇団の「音楽座」に移られるのですが、

もしも、土居さんがずっとそのまま、四季に在籍されていたならば…

(また、志村幸美さんがご健在ならば)

「劇団四季」の歴史、っていうより、

日本のミュージカル、その全体の歴史が、

現在とは、ちょっと異なる様子になっていたかも…。

 

 

残念ながら、土居さん以外の方の『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台は

今回、観ておりませんが、

期待に違わず、やはり、土居裕子さんは、

“当代随一のマリア”といって差し支えないと思いました。

 

「劇団四季」の役者の方々、特に、若手の劇団員には、

この上ない最高の“お手本”になったのではないでしょうか。

 

もし出来るならば、

「もう一度、土居裕子さんの『サウンド・オブ・ミュージック』を観たい!」

 

そう感じたのは、決して私だけではないと思います。

 

浅利慶太先生、お願いしますよー!っていうことで(笑)。

 

~~~~~~~~

土居さんの『サウンド・オブ・ミュージック』ご出演時のHPがあります。

2010年のものですが、稽古の写真も見られますので。

劇団四季 四季gation 02 - 最新ニュース

 

土居裕子さんのブログはこちらです。

土居裕子オフィシャルブログ「do-it!」

 

前にもご紹介した土居裕子さんのアルバムです。

今、由紀さおりさんが“ブーム”ではありますが、

土居さんのCD「ローレライ」を聴きますと、

 

 

なるほど、私たちの日本語とは、こんなに美しい言語だったのか

そんなことも再確認できますね。

土居裕子オフィシャルサイト『インカラー』

右下の「ローレライ」のアルバム写真をクリックしてお申込みください。

当然、『サウンド・オブ・ミュージック』から「エーデルワイス」も収められています。

~~~~~~~~

|

« またまた、土居裕子さんの『サウンド・オブ・ミュージック』(2011年)。 | トップページ | まだまだ『サウンド・オブ・ミュージック』。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

本田美奈子.さん」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: もひとつ、土居裕子さんの『サウンド・オブ・ミュージック』(2011年)。:

« またまた、土居裕子さんの『サウンド・オブ・ミュージック』(2011年)。 | トップページ | まだまだ『サウンド・オブ・ミュージック』。 »