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2011年6月15日 (水)

この季節。(15)改めて「日本」を聴く~山本容子さん。

久しぶりに、音楽の話題です。

といっても、やはり、東日本大震災のことから始まることになるのですが。

 

§坂田明さん、ありがとうございました。

 

~~~~~~~~

震災から3か月の11日、サックス奏者の坂田明さんが福島県南相馬市の被災地を訪れ、地震の発生時刻に合わせて演奏し、亡くなった人たちを追悼しました。

演奏をしたのは、国内やヨーロッパなどで活躍するサックス奏者の坂田明さんです。坂田さんは津波で大きな被害を受けた南相馬市の萱浜地区を訪れ、地震が起きた午後2時46分、海岸に設けられた祭壇に向かって被災者らおよそ40人とともに黙とうしました。このあと坂田さんは海に向かってサックスを演奏し、力強く優しい音色が響くと、失った家族を思って涙を流す人もいました。幼い息子の行方が分からなくなっている夫婦は「避難先の青森県から毎週通って探しています。早く見つけてあげたい」と話していました。坂田さんは「音楽は祈りです。私にできることは犠牲になった人たちのために祈ることで、ここに来ることができてよかった」と話していました。

~~~~~~611 1939南相馬市 サックス演奏で追悼 NHKニュース

 

日本各地で催される、チャリティーコンサート、

また、“歌で勇気を送ろう”…という風なキャッチフレーズ、

もちろん、それも、非常に立派なイベントには違いないのですが、

今回、私が願っていたのは、先日、坂田明さんが行われた、上記のような、

被災地のその現場で、開かれる鎮魂のコンサートでありました。

 

ガレキの下には、今なお、多くのご遺体が

そのままの状態に置かれているのではないか、と想像しております。

また、あの広い海の中にも…

そんな方々が、ご家族の元に帰られるのは、

―非常に悲しいことですが―今後は、難しいかもしれません。

 

今、生きている私たちや坂田さんの思いが、皆様に届いたことを、

切に切に、願うものであります。

 

被災地のガレキを一掃する前に、

国、あるいは自治体も、坂田さんにならって、犠牲者の方々の御霊を、

正規の手順にのっとり、お慰めすることも必要なのではないでしょうか。

もちろん公的機関の場合、「宗教」というハードルが、現実的に存在しますが、

工夫次第で、クリアすることは、可能だと思います。

 

ニュースを見れば、坂田さんが演奏されたのは、「浜辺の歌」だったようです。

作詞:林 古渓、作曲:成田為三の、皆様よく御存じの名曲です。

 

§山本容子さんの歌声はいかがでしょうか。

 

実は、坂田明さんのニュースを見て、思い出したCDがありました。

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その前に、久々に、本田美奈子.さんの話題に戻ります。

以前にも書きましたが、

デビュー20周年を迎えられていた、本田さんの
 当時のCDリリースのご予定としては、

 

1.「アメイジング・グレイス」(クラシカル・クロスオーバー)

2.日本の叙情歌

3.美空ひばりを歌う

 

ということでありました。

 

1.は、ミュージカルナンバーも加えた構成が予定されていたようですね。

また、

3.の「美空ひばりを歌う」ですが、

この企画、私、2008年にやりましたねー(笑)、「『てんけい』の妄想CD……

 

本田美奈子.美空ひばりの世界を歌う。~~「てんけい」の妄想CD: SAPPARI WAYA

 

さて、「日本の叙情歌」、このプランも、

ぜひとも、本田さんに実現していただきたかったものです

 

本日、ご紹介するのは、山本容子さんのこのCDシリーズ。

山本さんのvocalが実に素晴らしく、そして言葉で表せない懐かしさ

胸に迫るものがありますね。

 

先ほどの、「浜辺の歌」は第1作(現在第3作まであり)に収録されていますし、また、

CDには、「浜千鳥」(鹿島鳴秋:作詞、弘田龍太郎:作曲)

も収められています。

 

ともに、我が国を代表する美しい歌曲の中のひとつ。

外国人音楽家にも、好んで演奏される方が多いと聞きます。

 

どちらも大好きなのですが、「浜千鳥」。。。。。

 

美しいですね。同時に、なんとも切ない思いがいたします。

私が拙ブログで、何回かとりあげた、

 

おぼろ月夜」(作詞:高野辰之、作曲:岡野貞一)も、

「シンシアのワルツ」「おぼろ月夜」「十六夜物語」~月三題: SAPPARI WAYA

同じく第1作のCDで鑑賞できます。

 

その他、収録曲の全容につきましては、

Amazonのサイトでご確認されるのが簡便ですし、

また、試聴もできますので、そちらの方をおススメしておきます。

3枚それぞれ、順番にご確認していたければ幸い。

 

Amazon.co.jp 童謡の風景3~みんなで歌おう: レインブック: 音楽

 

“おススメ”と言いつつ、これはもちろん、個人的感想で、

“そうでもないよー”なんてご意見も、もちろんありそうですが(苦笑)…

そんなこと百も承知、さて、ここまでくれば、

「個人的感想」のついでに、書いてしまいますが(笑)、

 

この山本容子さんですが、

かなり、本田美奈子.さんのお声に、似ていらっしゃいます。

以前、夏川りみさんを聴いていた時、

歌い方に、どこか本田さんに似たものを感じたことがありましたが、

山本さんの場合は、なにより声質自体が似ていらっしゃいます。

さらに、品の良いビブラートのかけ方といい、

私には、ほとんど“ウリふたつ”のように聴こえてなりません。

 

もし、あと2-3度くらい音程が上なら、「相似率」も70%越え、かもです(笑)。

“本田さんが、もしも叙情歌集のCDを出されていたなら、

きっと、こんなカンジかなー“っていう想いがしますねー。

これ、あくまで私見。

 

ただし、このような聴き方は、山本さんから見れば、

さぞ、「無礼千万」なことには違いないのですねゴメンナサイ(苦笑)。

 

§なくしたもの、忘れたもの

 

そんなことは別にしても、

高音にいたるまで、無理なく澄みきったように美しく伸びて、

実に心地よく響く、山本容子さんのお声は、

このような叙情歌を歌うには、本当にふさわしいと思います。

被災された方々はもちろんのこと

 

すべての日本国民の心が癒されるのではないか、

また、私たちがどこかに忘れてきたものを、思い出させてくれるのではないか

 

そういう想いがしております。

                         (長文乱文妄言多謝)(おしまい)

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