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2009年5月 5日 (火)

聴きました?BoAさんの歌声。~~BoAさん、全米デビューです。

おもしろい話がある。土方歳三の長兄為次郎というひとは、盲人だったために、家督を弟喜六にゆずり、自分は早くから石翠と号して隠居し、(中略)盲大尽といわれてよろこんだ世外人だったが、この石翠が沖田を少年のころから可愛がり、

 

「総司のやつの声をきくと、おらァ、物哀しくなるんだよ」

と言い言いした。

 

――物哀しい。

といってもべつに陰気な声というわけではない。どちらかといえば、ふわっとした丸味のある、明るすぎるほどの声なのだが、声に、性根のあくがなかった。無欲すぎるのである。そういう性格の感じを、盲人特有の過敏さで、そんなふうに表現をしたものであろう。

~~~~~~~(司馬遼太郎著「新選組血風録」『沖田総司の恋』より)

 

「沖田」とは、もちろん、新選組一番隊々長、沖田総司(「そうじ」と読むのが正しい。ただ、私はいまだに、「そうし」と呼ぶことが多いのですが)のこと。

剣の実力では、局長の近藤勇、副長の土方歳三もかなわなかった、という天才剣士でした。

結核に罹った彼は、幕府軍が「鳥羽伏見の戦い」で大敗した後は、江戸の植木屋の家にかくまわれますが、そこで、ひとりひっそりと、息を引きとります。

享年25歳でした。

新選組隊士で、畳の上で亡くなったのは、沖田以外には、そんなにいないかもしれません。

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さて、以前に、私は、拙ブログの

「二つの『ジュピター』。(平原綾香さんと本田美奈子.さん)」の中で

http://bluesky1010.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_4426.html

服部克久先生に“反論”(苦笑)しました。それは、こんな内容。

△▼△▼△▼△▼

昨年(=2006年)11月の本田美奈子.さんの追悼会で、服部克久先生が、

(本田さんは)歌声に悲壮感があります。亡くなられた後だからそう思うのではなく、生来、持っているものでした。そして、それはミュージカルに必要なものなのです」

いう旨のことをおっしゃっていたそうです。

全くの素人である私が、日本を代表する「大音楽家先生」に異を唱えて恐縮ですが、私はそうは思いません。

歌を聴いても、また、日常の話し声においても、美奈子さんの声質は、あくまでも、美しく、そして、「ニュートラル」=「無色透明」のように、私には聴こえます。だからこそ、あらゆるジャンルの曲を、しかも、さまざまな表現で歌うことが可能(同じ曲でさえも)だったのであろう、と考えます。

△▼△▼△▼△▼

 

だからどう、ということでもないのですが、私は、今も、自説を堅持しております(笑)。

 

では、声に悲壮感のある歌手、って誰?-----ということになると……

これは、もう、完全に個人の主観にならざるを得ないのですが、

大勢いらっしゃるとは思います。

まずは、「てんけいイチ押し」(←またか)の、

BoAさんを挙げてみます。

彼女の歌を、初めて知ったのは、TVでしたが、

曲は、たしか「AMAZING KISS」だったと思います。

しかも、私は、その時点では、BoAさんを完全に「日本人歌手」とばかり思っていました。日本語の発音も、かなりお上手でしたね。

 

先に挙げた“ダンスノリノリ”の「AMAZING KISS」、

日本で最初の大ブレイクとなった「LISTEN TO MY HEART 

または、「DOUBLE」、「VALENTI」、「QUINCY」も然り、

そして、ラブソングの「LET’S MAKE A SECRET」でさえも、

BoAさんの力強いvocal、かつ、わずかにハスキーがかった歌声、

そして、それがファルセットに変わる瞬間、なんともいえぬ聴覚的快感とともに、

どこか、哀感を覚えてしまうのです。

BoAさんの御出身は、韓国。

そう、我が国の「演歌」の源流をたどれば、そのルーツは、まさに韓国ですよね。

ひょっとして、彼女も、どこかそういった“DNA”を受け継いでいるのだろうか、

そして、私達日本人も、無意識下にそんな部分に“反応”しているのかもしれない、と思ったことがあるのですが、

どうも、私自身、BoAさんの激しいダンス・ビートの曲調、

圧倒的な彼女の歌唱力の陰に、

時折、なんともいえぬ「哀愁」を感じるのですね。

あるいは、曲自体が、「短調」系だったからかもしれません。

いずれにせよ、あくまで、個人的感想に過ぎないことで、

BoAさんのファン―いや、私もこうみえて、彼女のファンなのですが―

の方々からすれば、大いに異論もあることでしょう。

 

§BoAさん、米国進出!

“ファン”として、今頃、こんなことを書くのも、遅きに失するのでしょうが、

この3月、BoAさんが、全米デビューを果たされました。

前に、当ブログ「倖田來未さんにもエール。」の記事で、

http://bluesky1010.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_33ad.html

以下のようなことを記しました。

△▼△▼△▼△▼

ただし、アメリカのショー・ビジネスで成功する要件は、以下のごとく。(私見ですよー)

1.歌唱力が備わっていること。

2.英語の発音がちゃんとできて、歌えること。

3.Sex Appealを、しっかり表現できること。

△▼△▼△▼△▼

BoAさんなら、これらは、クリアできそうです。

これまでは、英語の発音に“アヤシい”ところもありましたが、

CDを聴いてみますと、相当、英語のレッスンも積まれたようですね。

さて、楽曲のほうは、

「こういうのが、アメリカでは、はやるの?」って感じ、

録音に約2年間かけたとのことですが、

モロ“打ち込み”ばっかり、のようにも思え、

また、全般に、彼女の高音域をセーブしているようで、

私の耳には、そぐわないのですが(苦笑)、

さて、気になるのは、アメリカでのチャートの状況です。

~~~~~~~~~

 317日(現地時間)に米国でリリースされたBoAの米国ファーストアルバム『BoA』は発売初日、アマゾン・ドットコムで発表するリアルタイムCD販売集計チャートの「ホット・ニュー・リリース」で6位、また「ベストセラーズ」チャートでも8位になり、注目を集めている。

 米国の音楽ファンの反応も熱い。アマゾン・ドットコムを通じてBoAの音楽に接したネットユーザーらは、「すばらしい。最高だ。今回のアルバムは米国で大きな成功を収めるだろう」(ID:AJ)、「エレクトロニクス・ダンスのビートが非常に楽しい。差別化が感じられる」(ID:B. Nickel)、「中毒性がある。BoAの米国での活躍を期待したい」(IDTony)など好意的な意見を寄せ、BoAのファーストアルバムに好感を示した。

 また、今回のアルバムは消費者が星五つで評価するカスタマーレビューでも星4.5個という高い評価を受けており、今後のBoAの本格的な米国活動に対する期待を高めている。

チェ・ウニョン記者 edaily/朝鮮日報日本語版 2009/03/19

BoA、米1stアルバムがトップ10入り=アマゾン - 韓国好きが集まるひろば!SNS サイワールド

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おおむね好評なのでしょうね。

“壁”にぶつかることもあるかもしれませんが、頑張っていただきたいものです。

ところで、小生、一度、BoAさんのコンサート・チケットをゲットしようと、

思い立ったことがあります。

センターに電話するのですが、皆さんご想像のとおり、

まったくつながらず、20分弱で、売り切れでした(苦笑)。

アメリカで人気が出ると、ますます日本公演のチケットは入手しにくくなることは必定で、それを思うと、ツラいものもあるのですがねー…。

この米国デビュー盤と、J-POPのベスト盤が、セットで発売になっています。

なかなかの聴きごたえがあります。

“必殺のダンス・チューン”をお探しの方には、必携ですね。

BEST&USA(2CD+2DVD付) Music BEST&USA(2CD+2DVD付)

アーティスト:BoA,Yutaka Furukawa,Crystal Kay,Sean Garrett,VERBAL
販売元:エイベックス・エンタテインメント
発売日:2009/03/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ちなみに、これまでの私にとってのBoAさんのBESTアルバムといえばこれかな。

クルマの中では、もっぱらこのCDです。

いかにも、日本人好みの、J-Popsで、オススメです。

BEST OF SOUL Music BEST OF SOUL

アーティスト:BoA,BoA w/z SOUL’d OUT
販売元:エイベックス・トラックス
発売日:2005/02/02
Amazon.co.jpで詳細を確認する

                                   (おしまい)

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