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2008年12月23日 (火)

またも「罪ほろぼし」です。~「ノクターン」平原綾香さん。

と、いうわけで、またまたまた「罪ほろぼし」。

となれば、平原綾香さん、ということなのだが。

 

 

§「Jupiter~平原綾香ベスト」が発表されていました。

そもそも、この、彼女初のベスト・アルバムが出たときに(2008-2月)、

「これは、取り上げなくては」と思っていた。

と・こ・ろ・が・----

“例によって”(苦笑)ついに、果たせずじまい。

 

遅ればせながら、ではあるが、このCD

Amazon.co.jp Jupiter~平原綾香ベスト: 平原綾香: 音楽

平原さんの過去のアルバムから1枚、となると、

これに尽きるかもしれない。よく、まとまっている。

 

ジュピター」が1曲目である。そりゃ、もちろん、デビュー曲だから。

でも、彼女の「ジュピター」は、日々、進化している。

ライブなどを観ると、そう思う。

SAPPARI WAYA: 綾香さんのライブIN神戸。<その4>――罪ほろぼし。(実践編)

だから、無理であることは、百どころか、千も承知であるが、

この「ジュピター」だけは、New Takeで聴きたかった。

 

私が絶賛の「スタート・ライン」も、

SAPPARI WAYA: 年末には「第九」。ですが(補足済)

ちゃんと、最終曲に収録されている。

私がたまたま、落ち込んでいた時期、

この「スタート・ライン」に、どれほど、励まされたことか。

アルバムの掉尾を飾るには、最適の名曲である。

 

§平原綾香さんの新作CDがこれ。「Path of Independence」。

そこで今回は、あわてて、ご紹介することにした。

 

タイトルを邦訳すると、「自立への行程」---くらいの意なのだろうか。

もしかしたら、今春、彼女が大学を卒業された、ということも関係しているのかもしれない。

 

たしかに、「自分探し」とか、「自分らしく生きて」とか、そういったメッセ-ジが、

全篇にわたって、散りばめられている。

 

以前にも書いたが、この年齢で、

このように、自分の「世界観」を前面に出す歌手は、昨今、珍しいと思う。

 

1曲目が、アルバムタイトルの「Path of Independence」。

のっけから、胸にジーンとくる。

 

8曲目の「朱音 あかね」。

少し、異質だと思ったら、谷村新司さんの作詞・作曲だった。

でも、ちゃんと“平原‘sワールド”に仕上げているのは、立派。

 

12曲目の「雨のささやき」。

平原さんご自身の作詞、宮川彬良さんの作曲。

もう、おなじみの“名コンビ”の手による、美しいバラードだ。

 

書いていると、キリがないのだが(苦笑)…

 

 

§やはり、コレかな…平原綾香さんの「ノクターン」。

さて、何度、聴いても、ドキドキするのが、

ノクターン」。

例によって、小生の独断と、偏見に満ち満ちた感想を書いてみる。

 

(日本語歌詞のほうは、「カンパニュラの恋」という題名が充てられている。ここでは、英語詞版の「ノクターン」を取り上げる。

さて、彼女の英語の発音については、さておき、であるが)

 

あのデビュー曲、「ジュピター」(ホルスト)、そして、「シチリアーナ」(レスピーギ)に続いての、「クラシカル・クロスオーバー」路線、第3弾。

 

「ノクターン」といっても、数々あるが、今回のは、ショパンの曲。

有名な曲だ。

同じくショパン作品の、「幻想即興曲」とかこの「ノクターン」は、

特にポピュラーだから、フィギュアスケートとか、映画の劇中音楽でも、よく使われていたと思う。

 

さて、ショパンは、20曲ほどのノクターンを書いたが、

今回、平原さんが選ばれたのは、第20番、最後の作品である。

 

 

この曲、実に甘美極まりない、そして、どこか物悲しげな主題を有する。

ちなみに、「てんけい」イチ押しの、クラシカル・クロスオーバーの旗手、

増田いずみさんも、この曲を取り上げておられた。

Amazon.co.jp ロミオ&ジュリエット: 増田いずみ, カッチーニ, ラフマニノフ, ショパン, ベートーヴェン, ドビュッシー, プッチーニ: 音楽

増田さんの演奏は、その声質も楽曲のアレンジも、

そこはかとなく、「優雅」な感さえしたものだが、

この平原さんの「ノクターン」は、どうか。

初めてラジオで聴いたとき、私は“ぶったまげた”。

 

 

たしかに美しい。しかし、絶望的な哀しさを覚えずにはいられなかった。

その哀しさは、胸をかきむしられるような思いにとらわれるほどである。

平原さんは、まさに文字どおり、「魂」の慟哭を、

全ての“抑制”も“飾り”もかなぐり捨てて、

叫ぶが如く歌いきっている。

それは、ちょうど、本田美奈子.さんが、

ミュージカル「ミス・サイゴン」のステージ上で歌われた、

命をあげよう」を想起させる。

 

 

以前、私は、SAPPARI WAYA: 二つの「ジュピター」。(平原綾香さんと本田美奈子.さん)において、

「平原さんの歌唱の方が、本田美奈子.さんと比してストレートである」

と書いたことがある。

この曲に関しては、まさに、平原さんの“面目躍如”、といったところか。

 

アルバム「Path of Independence」は、全14曲を収めるが、

平原さんのこのような“soulful“な唱法は、この歌以外にはみられない。

また、過去のCDでも、「私の」記憶にはない。

 

聞けば、この歌、緒方拳さんがご出演されていた 方拳さんの緒 方拳さんの緒 方拳さんのTVドラマの

主題歌だったそうなのだが、

私的に申せば、「なんと、勇気ある決断」。

 

さて、くどくどと書いてしまったが、

 

 

「ノクターン」には、「夜想曲」という和訳が与えられている。

 

「暗い夜」の向こうには、明るい朝が来るのか、

あるいは、畢竟「無明長夜」、漆黒の闇だけしか残されていないのか、

いずれを採られるかは、皆さんにお任せする。

 

 

ちなみに、平原さんの「ノクターン」は、

 

Everything has  an  end,  but  we’ll  be  reunited

 

という歌詞で終わっている。

 

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さて、毎度、おなじみのYou Tubeでの平原さんのPV紹介。

YouTube - ノクターン

 

いずれは、クラシック曲ばかりのアルバムを、とも語っておられた

平原綾香さん。これからのご活躍に注目したい。

 

そこで、来年の平原さんのライブコンサート・スケジュール。

ローソンチケットのチケット販売サイト「ローチケ.com」|検索結果

 

ショパンの原曲の解説は、

「クラシック名曲サウンドライブラリー」の、

アンドウトワさんにご登場願います。

ショパン1

 

 

前にも書いたが、平原さんのvocalには、彼女特有の「クセ」がある。

だから、どうしても、好きになれない、という方もおられる、と思う。

それでも、できれば、御一聴をおすすめしたい。

なにか、感じるモノがある、と思うのだが。

あ、そうそう、ジャケットがこれ。

Path of Independence Path of Independence

アーティスト:平原綾香
販売元:DREAMUSIC( C)(M)
発売日:2008/12/03
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

発売日、CD店で手にとって、私は約40秒間、固まってしまった。

“彼女、こんなに綺麗だったかな?”

 

 

またまた、罪ほろぼしになってない。     (おしまい)

 

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