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2008年10月30日 (木)

この季節。(10)「四季の雨」

§今頃?ちょっと、ヘンですが。

実は、“これだけは、忘れてはならん”、という件がひとつありまして。

それは、

 

下村脩(おさむ)教授、ノーベル化学賞、受賞おめでとうございます!

 

これです。

忘れていたわけではないのですが、

いやはや、雑事に始終、追われ続けたとはいえ、お恥ずかしい次第。

いかにも、“ピントはずれ”なことで、恐縮ですが、

ずいぶん、前のことですので、もう一度、氏の功績を、復習してみましょう。

     ↓

下村脩氏にノーベル化学賞トピックス - Yahoo!ニュース

既にご紹介いたしました、

物理学賞の、南部教授、小林教授、益川教授のご研究に比べると、

“目に見える“ぶんだけ、わかりやすい……、かもしれません。

ただし、「理系オンチ」の小生には、“サッパリ”です(苦笑)。

さて、下村教授、また物理学賞の3氏の業績について、フト、思ったのですが、

日本人は、もともと、こういう“細かいコト”には、無類の“強さ”を発揮するのではないでしょうか。

手先が器用で、また、繊細、かつ、鋭敏な感覚を有する国民性なればこその、

なせる業ではないか、ということ。

漠然とした観念ですが……

そんなこと、考えてしまいました。

§さて、「四季の雨」。

この時期の雨を見ていると、思い出す歌があります。

もちろん、太田裕美さんの「九月の雨」、それに、

イルカさんの「雨の物語」は大好きだし、

    ↓

SAPPARI WAYA: 9月ですわー。

荒井由実さんの「冷たい雨」も、いいなあ。

他にもいっぱい、いい歌はありますから、

日本人と雨とは、切っても切れない“間柄”ですよね。

でも、今回は、「四季の雨」です。

ご存知ない方も、多いかもしれません。

まず、歌詞をご紹介しますね。

 

「四季の雨」 文部省唱歌

作詞・作曲不詳

降るとも見えじ 春の雨
水に輪をかく 波なくば、
けぶるとばかり 思わせて
降るとも見えじ 春の雨

(にわ)かに過(す)ぐる 夏の雨
物干し竿(ざお)に 白露(しらつゆ)
名残(なご)りとしばし 走らせて
俄かに過ぐる 夏の雨

おりおりそそぐ 秋の雨
木の葉(このは)木の実(このみ)を 野に山に
色様々(さまざま)に 染めなして
おりおりそそぐ 秋の雨

聞くだに寒き 冬の雨
窓の小笹(おざさ)に さやさやと
更行(ふけゆ)く夜半(よわ)を おとずれて
聞くだに寒き 冬の雨

 

ハイ、実は、文部省唱歌なのです。

といっても、この曲、戦後の教科書では、取り上げられていない、と思います。

ところで、作曲者については、

「村祭」を作曲した南能衛(みなみ・よしえ)氏である、

という説が有力だそうです。

 

七五調の、実に美しい日本語ですね。

「文語体」だから、

あるいは、「村の鍛冶屋」のように、

“現在、みられない職業だから”、

などといった理由で、教科書から消えたのであれば、

それは、文部官僚の馬鹿さ加減を、世に示すだけの話です。

現在、ココログでは、音楽ファイルのアップは不可能となったのですが、

それにもまして、

この歌の音源、私は、残念ながら持ち合わせておりません。

詳しく検索はしておりませんが、この歌の入ったCDは、発見していません。

まさか、私が歌うわけにもいきませんので(名曲にキズがつきます)、

斎藤孝氏ではないですが、

上記の詩を、ぜひとも、声に出して読んでいただければ、と思います。

 

我々は、こういった、繊細な日本人の美的感覚を、後世に伝えていく必要があると思うのですが。

でもねー…、今の社会を見ると、

こんなの、もはや、

「幻想」にしか、過ぎない…

のかもしれませんね。

さて、明日は全国的に雨の地域が多くなりそうです。

傘のご用意を、ご検討のほど。     (おしまい)

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コメント

てんけいさん、おじゃまします。

太田裕美さんの「九月の雨」、イルカさんの「雨の物語」、荒井由美さんの「冷たい雨」。「冷たい雨」は、私的には本家の荒井さんよりもハイ・ファイ・セットの山本潤子さんのヴォーカルが強くインプットされています。
上記の3曲は分かりましたが、「四季の雨」は分かりませんでした。
そうでしたね、音楽ファイルの容量が小さくなったためアップして頂くことは不可能
ということで、「どんな曲なのだろう」と思っていますと消化不良を起こしてしまいそうですので、仰るとおり詞(詩)の方を読んでみました。
春夏秋冬の雨の姿形を見事に表現していると思います。

「九月の雨」、が書かれてありましたので、てんけいさんに報告することがございます。
昨年10月初めに久保田さんの〔九月の色〕を紹介していらっしゃいましたが、あれから月1、2回程のペースで時々聴いております。
味のある曲だと思います。


投稿: 西日本 | 2008年11月 1日 (土) 20時37分

てんけいさん、こんにちは。
東京でのオフ会が終わって、ネットカフェで一夜を明かしてます。(苦笑)
睡眠時間を稼ごうと思いながらもあまり寝られず...です。(^^;
東京でのオフ会...みなさん、ホントにコアなファンでただただ感嘆しておりました。
そこまでコアになれるのは、きっとまり子さんのお人柄なんだろうなぁと改めて感じたものです。

荒井由美さんの「冷たい雨」...
「荒井由実」さんですよぉ(^^;
たしかに荒井さん、ハイファイセットのほうが有名なのですが、最初はバンバンの「いちご白書をもう一度」のB面なんですよね。
そして、かつてのまり子さんも歌われてましたね。

あと、雨といえば、荻野目ちゃんの「雨のメモリー」とか「Bus Stop」を思い浮かべますね。

さて、四季の雨、私も存じませんでした。
たしかに四季の味わいを感じさせる歌詞ですね。

投稿: 石ちゃん☆都内 | 2008年11月 2日 (日) 05時09分

西日本さんへ いつも、コメントをいただき、有り難うございます。

>音楽ファイルの容量が小さくなったため
そうなんです、ただ、「無節操のてんけい」としては、“また、いずれ”なんて、悪いことをを企てております(笑)。もっとも、最近はファイル・アップのテストにも、手をつけておりませんが。

>久保田さんの〔九月の色〕を紹介していらっしゃいましたが、あれから月1、2回程のペースで時々聴いております。
そういうお言葉をいただくと、とても嬉しくなります。
有り難うございました。

投稿: てんけい | 2008年11月 2日 (日) 07時18分

石ちゃんさん☆へ お疲れのところ、コメントをいただき、有り難うございます。

>「荒井由実」さんですよぉ(^^;
そう!そうそうそう!見事に、やっちゃいました!
ご指摘、有り難うございました。

>雨といえば、荻野目ちゃんの「雨のメモリー」とか「Bus Stop」を思い浮かべますね。
そうですよね、もち、「六本木純情派」とかも。
で、DVD、どうしましょ?(笑)

「オフ会」、ご盛況のようでしたね。
今月のまり子さんのメッセージのあの詩は、先生のお歌だったのかなあ、
なんて思いましたが、合ってます?

ではでは、石ちゃんさん☆も、気をつけて、帰ってきてください。

投稿: てんけい | 2008年11月 2日 (日) 07時33分

雨…というと「雨音はショパンの調べ」とか「雨ふり道玄坂」(ふきのとう)「雨やどり」(さだまさし)なんかも思い出しますね。かぐや姫の「赤ちょうちん」なんかも雨のシーンですし…。「九月の雨」「冷たい雨」、「雨の物語」などとともにカラオケで一通り歌うことがあります。(^_^;)出てくる曲が、さすがに同世代…という感じでしょうか。

投稿: TAC | 2008年11月 2日 (日) 20時55分

TACさんへ お忙しい中、コメントをいただき、有り難うございます。

おっしゃるように、「雨」という言葉の入った歌は、ホントに多いですね。
ひと昔前は、「雨」「夜」「霧」「女」などの語を入れたら、流行歌の歌詞になる、
なんて言われましたが。
最近の若いコは、どうなんでしょう?

投稿: てんけい | 2008年11月 3日 (月) 10時30分

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