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2008年6月 4日 (水)

羽田健太郎氏の訃報より1年。~先生とモーツァルト。

作曲家・編曲家・そして、ピアニストの羽田健太郎先生が、他界されて、もう1年です。

 

ちょうど1年前、職場で仕事中に、その訃報を聞いたのですが、

       ↓

SAPPARI WAYA: 羽田健太郎さん。(訃報が続くのですね)

 

毎週、TV「題名のない音楽会」で、そのお姿を拝見していただけに、

一瞬、何が何だか理解出来ませんでしたが、

驚きました。そして、残念でした。

 

そこで、本日は、羽田先生について、と思うのですが、

小生のような、「ええから加減」で、音楽にあまり詳しくない人間が、

羽田先生について、あれこれ語るのは、

どう考えても、「よろしくない」ですし、

 

私も、羽田先生についての追悼文は、いくつか読みましたが、

何より、JIROさんの、この文章が、羽田先生のお気持ちを

かなりの部分で言い当てていらっしゃるのではないかと

私は想像しているのです。

       ↓

JIROの独断的日記ココログ版: 「訃報 羽田健太郎さん58歳=ピアニスト」←毎コンで三位に入賞するということはものすごいことなのです。

 

「事、志と違ふ」―羽田先生は、このことを痛感されたかもしれませんが、

それにもまして、「クラシック」と「ポップス」という、異なる2つのジャンルで、

その双方において頂点を極められたということは、

これは、余人にはなかなか出来ない、素晴らしいことであり、

限り無く称賛に値する業績であると、私は考えています。

 

また、それならばこそ、氏は、

「ノー・ジャンル」を標榜した、本田美奈子.さんの音楽の、

最もよき理解者のお一人ではなかったか―、

いや、これも私の想像に過ぎないのですが…。

お二人とも、既成の観念にとらわれない、“天才肌”の芸術家でいらっしゃいますから、

今頃は、さぞ、さまざまな音楽談義に、花を咲かせていらっしゃることでしょう。

 

 

さて、一方、「わやくちゃのてんけい」の、くだらぬ音楽話に戻りますが…。

 

羽田先生の作品といえば、「渡る世間は鬼ばかり」「西部警察」のテーマ曲が有名で、

これらは、皆様、よく御存じでしょうから、

今回は、手元の音源より、3曲選びました。

どれも、短い演奏ですが、先生の「本領発揮」とも言うべき、

「クラシック中のクラシック」、であるところの、

モーツァルトの作品を聴きつつ、氏の偉業を偲びたいと思います。

 

 

もちろん、指揮、編曲、そしてピアノ演奏は、羽田先生。

かなり、“ポップス・テイスト”の味わいが濃い仕上がりになっているかもしれませんが、

モーツァルトの生きていた当時は、

彼の音楽こそ、“ポップス”であり、“アヴァン・ギャルド”であったことには、間違いないと思います。

それを考えると、羽田先生のアレンジも、頷ける部分もあるのではないでしょうか。

まず、2分足らずではありますが、「ピアノ協奏曲第25K.503:第一楽章」から。

       ↓

 

「mzt1.mp3」をダウンロード 

次は、もう、「ポピュラー・ナンバー」といってもいいかもしれません、

オーケストレーションも加えられた、

「ピアノソナタ第11K.331:第3楽章」。

いわゆる、「トルコ行進曲」です。ほんの“さわり”だけですが。

       ↓

「mzt2.mp3」をダウンロード 

 

さて、あまりにも、短い演奏でしたから、これでは、羽田先生のピアノの腕前が、

どれほど凄いものか、よくおわかりにならないかもしれません。

(もっとも、ド素人の私は、何時間聴いていても、そんなのわかりません)

そうお感じになられましたら、ハイ、CDをご購入ください(笑)。

 

最後は、「モテット『アヴェ・ヴェルコム・コルプス』K.618」。

原曲は、主・イエスを讃える合唱曲ですが、管弦楽用に、編曲が施されています。

羽田先生は、むしろ、モーツァルトに対する、「鎮魂歌」として、選曲されたようです。

こうなりますと、

「総合的音楽家」(=ピアノ・ソリスト、作曲家、編曲家、指揮者、司会)

でいらっしゃる羽田先生の、冴え渡る編曲テクニックの、

腕の見せどころです。

3分ほどですが、氏の渾身のアレンジをご鑑賞ください。

       ↓

「mzt3.mp3」をダウンロード 

 

いかがでしたでしょうか。

前にも書きましたが、聴き足りない部分は、

皆さん、原曲にあたられますように。(笑)

 

現在、私は、「クラシカル・クロスオーバー」に大きな関心を寄せていますが、

それと同様に、こういったことが、ひとつの「きっかけ」になって、

クラシックに接される方が、たとえ、お一人でも増えたならば……

そのようなことが、本田さんの夢であり、

羽田先生の願いではなかったでしょうか……

なあーんてね。

 

 

それにして、あまりにも、早すぎたお別れではありました。

 

  

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コメント

羽田さんのピアノを知ったのは、「宇宙戦艦ヤマト」がきっかけでした。N響のライブやヤマトのピアノ・アルバム、バイオリン・アルバムなどでも演奏していらっしゃいます。好きなアルバムの1つですね。

投稿: TAC | 2008年7月12日 (土) 22時45分

>TACさんへ お忙しい中、コメントをいただき、誠に有難うございます。

アニメ関連には、私、あまり詳しくないのですが(苦笑)、羽田先生、また、宮川先生には、もっともっと、ご活躍願いたかったですね。

ときに、「宇宙戦艦ヤマト」と申しますと、私には、「メインテーマ」よりも、
「真っ赤なスカーフ」のほうが、胸に迫るものがあります。

投稿: てんけい | 2008年7月13日 (日) 21時15分

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