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2008年5月 3日 (土)

もうひとつの「韓流」―チェウニさん。 ~Charming Voiceが紡ぐ愛の物語

この、“演歌、冬の時代”に、

ジェロさんが歌う、「海雪」が、大ヒットしています。

正直なところ、TVなどで拝見したりすると、

やや奇異な感もなくはない、のですが、

たとえば、日本人が、“10-gallon hat”なんぞをかぶって、

カントリー&ウェスタンを歌ってる様を、米国人が見たら、

同様な気持ちを抱くのかもしれませんね。

(注:筆者は、そんなことを、非難しているのではありません。後を、お読み下さい)

ジェロさん、年末の「紅白」は、ほぼ、「当確」でしょう。

ところで、話は、それますが、その昔、

ある黒人男性の方が、森進一さんの、

波止場女のブルース」(「港町ブルース」だったかな?)

を聴きながら、涙を浮かべていた、というような話を、聞いたことがあります。

そういえば、森進一さんの歌って、どこか、jazzyな雰囲気がありますよね。

 

音楽(芸術)は国境・言葉を超える」―

ウン、私はそう信じたいのです…。

 

で、本日はジェロさんの演歌についてではなく(苦笑)、

かの、「韓流」の話。

ところで、「韓流」って、今でもブームなのでしょうかね?

「冬のソナタ」なんて、私は、みたことないですが、

映画「猟奇的な彼女」と「僕の彼女を紹介します」は観ました。

面白かったですね。

韓国は「国策」として、映画産業に力を入れているらしいのですが、

我が国も、そのくらいのことをやらなければ、「韓流映画」に対抗できないでしょう。

ですから、韓国映画人は、日本映画に対しては、まだまだ「余裕しゃくしゃく」ですね。

映画も、サッカーも、ハンドボールも、韓国にかなわない、ということじゃあねえ。(苦笑)

さて、今回は、「もうひとつの『韓流』」ということで、

チェウニさんです。

韓国御出身の演歌歌手、というと、趙容弼(チョー・ヨンピル)さん、

あるいは、羅勲児(ナフナ)さん、

女性歌手となると、桂銀淑(ケイ・ウンスク)さん、金蓮子(キム・ヨンジャ)さんといった方々もいらっしゃいますが、

チェウニさんについて、特徴的なことをひとつ、さきほどのお二人と違って、そのお声が、非常にやわらかく、ソフトなのです。

どうかすると、二十歳代の女性のような、みずみずしさを感じますね。

日本の女性歌手にたとえると、……

島倉千代子さんに、雰囲気が、似ていらっしゃるでしょうか。(私見ですが)

タイトルに記した、「Charming Voice」というのは、そういうことなのですね。

こう書いてきますと、私は、

たとえば、本田美奈子.さん、増田いずみさん、また、ヘイリーさんとか、

いわゆる「美声」の人の歌だけが好きなのだと、思われるかもしれませんが、そうでもありません。

勿論、「美声であること」は、歌手にとっての有利な条件には違いないのですが、

もちろん、それだけがすべてではないのですね。

そういえば、この前、たまたまTVをつけると、りりィさんが、出演されていらっしゃいました。

70年代に、「私は泣いてます」という歌が大ヒットしたのですが、ご存知でしょうか?

りりィさんは、ちょうど、青江三奈さんのような、“超ハスキーボイス”なのですが、

これがまた、心に沁みるのです。

殊に、彼女の歌う「UNCHAINED MELODY」は、絶品。

(この曲、映画「ゴースト ニューヨークの幻」の主題歌で使われましたネ!)

歌っていらっしゃるご本人も、既に“泣きモード全開”ですので、

聴いている方も、「私も泣けてきます」、いわゆる、“一青窈さん(「もらい泣き」)状態”。

そのりりィさんですが、今も音楽活動を続けていらっしゃることが分り、嬉しく思いました。

男性陣では、先に書いた、森進一さんの歌唱、好きですね…。

デビュー時より、ヴォーカル・スタイルを変えない、その姿勢、ご立派だと思います。

おっと、今日は、りりィさんでも、森進一さん、一青窈さんでもなく(笑)、

チェウニさんについてでしたね。

彼女の歌のジャンルとしては、先に「演歌」と書きましたが、いわば、「都会派演歌」というべきかもしれません。「ポップス」にも近いですから、耳にも入りやすいですよ。

チェウニさんについては、あと……

 

それがねー……、“頭の中の消しゴム”が大きくなった関係で、

詳しいことは忘れたのですが……、

確か、お母様も歌手でしたか、

要するに、彼女のご両親、お二人とも、音楽関係の仕事をなさっていたと思います。

ですから、非常に恵まれた環境ではあったのですね。

ところが、いろいろなことがあり、

結局、逃げるようにして、祖国を出て、日本に来られた、……

私の“取り違え”なら、はなはだ失礼な話になりますが(そのときは、ゴメンナサイ)、

そのような記憶を、私は持っています。

でも、チェウニさんご自身は、

 

なによりも、この日本で、歌手活動をやっているときが、一番楽しい

 

そんなことも、話されていたように覚えています。

日韓両国の関係が、「歴史認識問題云々」で、ぎくしゃくしていたご時勢に、ですよ。

多分に“リップサービス”があるのは、承知していますが、

日本人にとって、なんとも、うれしいお言葉をいただいたものだと思いました。

(先日、何年かぶりに、お母様と再会を果たした、というニュースをどこかで、目にしましたが…)

お聴きになると、わかりますが、Charming Voice」に加え、

日本語の発音が、とってもお上手なのです。これは、お見事だと思います。

大ヒット曲は、「トーキョー・トワイライト」。

皆様も、一度はどこかで、耳にされたことがあるかも、ですね。

Tokyoに雪が降る」「冬のひまわり」と、ヒットが続きますが、

どれも、メロディーラインが美しい曲ばかりです。

そして、新曲の(1/23発売)「NARITA」。

これもまた、なかなか、イイのです。

皆さん、聴いてみてくださいね。

どうも、よくわからない、“間の抜けた”ご紹介になり、

チェウニさん、ごめんなさい。

さて、「NARITA」の試聴、及び、PVはこちらから。

        ↓

こぶしdeねっと / チェウ [トップページ]

さて、「『日本演歌』のルーツは、朝鮮」というのが、定説です。

であるなら、むしろ、チェウニさんの歌は、「韓流云々」ではなく、

家元・本流の演歌」というべきかもしれません。                                  

いや、この切々とした、大人の愛の物語、

胸にジーンときますね。……(おしまい)

トーキョー・ストーリー トーキョー・ストーリー

アーティスト:チェウニ
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