« 倖田來未さんにもエール。 | トップページ | 今日はネコの日。 »

2008年2月20日 (水)

またまた、倖田來未さんにエール。

こんな新聞記事をみつけてしまった。一部、引用する。

-----------------

(前半略)

35歳を過ぎると、羊水が腐る」という、倖田來未さんのラジオでの発言は、全く科学的根拠のない一種の悪態である。

倖田さん自身は、結果として傷つけてしまった人に向けて、ていねいに謝っているが、発言の中身が誤りだとは、明確に認めていないという指摘もある。

年齢とともに、出産のリスクが高くなることは事実だが、そのリスクを語るときに、突然無関係な羊水を持ち出すのは、20代の女性の発想ではないだろう。

彼女が深く信じている何かが、羊水が腐るという奇っ怪な説を示唆したのかもしれない。

これほど、自明な間違いを、チェックできずに放送してしまったラジオ局の責任も重い。その背景に、日本のメディアが持つ似非(えせ)科学や、オカルトに対する大甘な体質と、科学の軽視があるのかもしれない。(後略)

-----------------

2/17付 日経新聞朝刊 「中外時評」 論説委員:塩谷喜雄氏 

「相次ぐ謝罪の不作法・大臣、シンガー、そして次官」より抜粋)

 ~~~~~~~~~

私は、呆れてものが言えない。 本来なら、「(爆)」と挿入するところだが、もはや。笑い事ではなくなってきた。

では、「笑い事」とはどういうことか。

筆者、ウロ覚えの一例をあげると、

-----------------

「年取るとなー、皮膚が乾燥してきよんねん。もう、カッサカサ。

ワシら、シャワー浴びてみいー、お湯、はじくやろ。

年寄り、ちゃううねん。全然、はじきよらん。

みーんな、しみ込んでいくねんで。----

そやからな、火ぃつけてみー…。よー、燃えよるでー。」

-----------------

違っていたら、申し訳ない、紳竜さんの、漫才のネタだったと思う。

先のコラムを著した塩谷氏は、上記の紳竜さんに対し、やはり、

 

“老人の体内に、お湯が全部しみこんでいく、ということには、科学的根拠がない”

“人体が燃え上がるのは、極めて特殊な状況下の場合だけである”

“このような、自明な間違いを放送しているメディアの責任は重い”

“島田紳助さんは、『人体発火現象』を深く信じているのだろうか”

“日本のメディアには、似非科学や、オカルトに対する大甘な体質・科学の軽視があるのかもしれない”

以上のような、コラム記事を、新聞に書くのであろうか。

情けなさすぎて、論評にも値しないのだが、まず、大臣・次官の発言と、今回の倖田さんの発言を同じ俎上に乗せて論じること自体も、ナンセンスである。

 

「笑い」、とくに、エンターテイメントとしての「笑い」は、紳竜さんを例に出すまでもなく、しばしば、「毒牙」を有するのが通例だ。

その「毒牙」は、ときに権力者とか、鼻もちならぬ上流階級へ向けたりとか、さらには、それが自己に向けられるときだってある。

「そんなの関係ねえ!」で大ブレイクした、小島よしおさんが、海パン一丁でステージに出ているのも、一種の「自虐芸」である。

昨年の「紅白」の司会を務めた、笑福亭鶴瓶さんが、「笑い」を取るためには、かって、TVカメラの前で、パンツさえ下ろしたのも、これも究極の「自虐芸」のひとつであろう。

行為の善悪、また好き嫌いはともあれ、「笑い」の本質の一面は、そんなところにも、存在する。

当代きっての人気歌手、倖田來未さんは、そのエンターテイメントの一環として、

結婚されたマネージャーのことを持ち出して、リスナーの笑いを誘おうとした。

これは、自分の身内のことを“バッサリ”と斬った「自虐芸」であり(あるいは、「楽屋ネタ」)、なにがいけないのか、というのが私の第一感であった。

 

  

では、どうして、今回のような「大騒動」にまで発展してしまったのか。

私も、コトがあまりに大きくなりすぎて、よくわからないのである。

社会心理学とか、マスコミ論に詳しい方々のお知恵を拝借したいところであるが、

 

一つには、「ラジオ」というメディアの“不幸”もあったのかもしれない。

(*ところで、このラジオ番組、レギュラーでなく、「特番」だったのですか?)

「ラジオ」殊に、深夜の放送は、「11」の関係で、リスナーと向かい合う訴求効果がある。前述のような「『自虐芸』が演じられている『劇場的空間』」というような、“別次元”であることを、リスナーは感じ取れなかったのだろうか。

もし、これがTVだったならば、どうであったろう。TVなら、「対手」が存在する。

仮に、フジTV系の「HEY!HEY!HEY!」なら、司会であるダウンタウンのふたりが、倖田さんの発言を、巧妙にフォローして(ツッコミをいれて)、爆笑に誘導したはずであり、何ら問題にはならなかったであろう。

二つめは、前回記事にも書いたが、「フレーズの独り歩き」。

前後の脈絡を解しないから、“非常識な発言”などという、的外れな非難がまかり通ってしまう。

これは、上に紹介した記事の論説委員:塩谷氏ですら落ちいってしまった陥穽である。

三つめは、彼女自身の「あけっぴろげキャラ」。

倖田さんは、プライベート、また恋愛の話題でも、なんでもオープンに話す親近感が、特徴のひとつで、女子高生などを中心に人気があった。

もしかして、この「親近感」が今回、逆に、「近親憎悪」を生み出すことになってしまったのだろうか。

--------------

と、ここまで書いて、ネットで、別の「日経」コラムを発見した。

今度は、先の新聞記事と違い、「対話」できそうなので、御一読を。

失言騒動は仕組まれたのか?~倖田來未の“事件”から見るネットの影響力 - 日経トレンディネット

   

上記のコラムで、倖田さんの発言を再確認していただきたいのだが、

(「文字」だと伝わりにくいですね)

たしかに、“レディー”の言葉ではない、「品格」には欠けるフレーズなのだが、逆に、マネージャー氏への親しみと思いやりをこめた「つもり」に違いない、と思う。

(ちなみに。ビートたけし氏は、本当にキライな相手には「このバカヤロー」とは言わない、と聞きます)

過日、謝罪会見の様子をネットで見たが、倖田さんの胸中としては、

“吉本の漫才師と、同じようなことしゃべっただけなのに…”(←注:筆者の想像です)

という、釈然とせぬ思いがあったように、私には見受けられた。

佐藤氏が御指摘のように、誰かが意図的に、ネット上で、このバッシングを仕掛けた可能性も大きい。

と、するなら、先に私は、「親近感」がもたらした、「近親憎悪」、などと記したが、

学校で頻発している、クラス内での「いじめ」と同じような構図が、ネット社会に持ち込まれ、それがマスコミ・CM業界を動かした、というのが真実なのか。……

なんとも、イヤな世の中だが、

 

倖田さん、ともかく、がんばるべぇ。

というわけで、彼女のNEWアルバムは、「KINGDOM」。

彼女の抜群の歌唱力を、聴いていただきましょう。

Kingdom(DVD付)

|

« 倖田來未さんにもエール。 | トップページ | 今日はネコの日。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

■かっこいい音楽CDプレゼント♪

はじめまして!
私の友人が、かっこいい音楽CDのプレゼントキャンペーンをやっています。

ページに行けば、音楽の視聴もできるので、
ぜひ1度聴いてみてくださいね♪

投稿: ticco | 2008年2月20日 (水) 16時48分

てんけいさん、おじゃまします。
倖田來未さんは〔ピュア信仰〕なるものを信じておられるようで、若い音楽関係の方に信者が多い傾向があるということだったと思います。
かつて話題になった〔統一教会〕や〔幸福の科学〕と同じ様な部類に入るのでしょうか。
私は、これらの信者を〈悪〉だとは思いません。人が何を信じようと自由だと思います。ただし、人様に多大なる迷惑をかける〔オウム真理教〕の様な極悪非道な団体は赦せませんし、赦してはいけません。
政治と宗教の話をすると争いが起こりますのでこの辺で止めます。

投稿: 西日本 | 2008年2月22日 (金) 00時15分

>西日本さんへ コメント、有難うございます。

「ピュア信仰」なる言葉は、今日初めて、聞きました。(汗)

で、今、ネットでチラッと、見てみましたが、「宗教」以前のハナシ、というか。
詳しい情報は得られませんでしたが、まあ----なんだかなぁ----。(爆)
いや、失礼しました、こんなのが、今、音楽関係者の間にはやってるのですか?----
うーん、----私も、この辺でやめます。(苦笑)

投稿: てんけい | 2008年2月22日 (金) 17時53分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: またまた、倖田來未さんにエール。:

« 倖田來未さんにもエール。 | トップページ | 今日はネコの日。 »