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2007年9月15日 (土)

「艶華」。(あるいは、「極私的中森明菜論」)<序説>

§「巨大な化け物」に挑む。

「演歌、冬の時代」といわれ、久しい。

その当節に、中森明菜が、演歌のカバーアルバムを先日、リリースした。

艶華-Enka-(初回盤A)(DVD付) 艶華-Enka-(初回盤A)(DVD付)

アーティスト:中森明菜
販売元:UNIVERSAL SIGMA(P)(M)
発売日:2007/06/27
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中森明菜といえば、80年代を代表する歌手のひとり。

レコード大賞も受賞している。ご存じのように、あの頃の「レコード大賞」は、今よりも、はるかに権威があった。

彼女こそ、紛れもなく、本物の「歌姫」の中のひとり、であるといえよう。

さて、80年代以降を思い返せば、日本は、「バブル経済の崩壊」、そして、「失われた1O年」を経験した。

ときに、我々は、あの「バブル期」の総括を、ちゃんと終えたのか、否か。

そして、安倍首相は、過日、突如、総理の座を放棄してしまったのだが、

それでなくとも、「漠然とした将来不安」が、我が国の社会全体を、覆い尽くしている現在である。

世界に目を向ければ、ベルリンの壁は崩れ去り、「イデオロギーの終焉」といわれて久しい。「壮大な人類社会の歴史的実験」とまでいわれた、あの中国でさえも、実質、資本主義体制に同化していった。

だが、これをもって、「資本主義の社会主義に対する勝利」と断じて、よいのだろうか。

最近、ニュースで取り上げられる、中国産の製品、また、環境問題等を見れば、必ずしも答えは「Yes」とは言い切れないはずである。

世界は、いまだ、「混沌」の中にあるのだ。

おっと、話を元に戻そう。

あれから時は流れて、2007年のいま…

我が国の音楽シーン、というと、演歌はさておいても、いわゆる、Jポップスあり、ロックあり、クラシックあり、そしてジャズ、ダンスミュージック、ラップはもちろん、クラブ、レゲエ、ゴスペル……

もっと、いってみようか、ボサノヴァ、ハワイアン、サルサ、フォルクローレに、ガムラン音楽…

キリがないね。(苦笑)

都会に住んでいれば、和食、中華はもちろん、インド、フランス、スペイン、イタリア、ベトナム、タイ、ブラジル…と地球上の全ての国の料理が味わえるのが、「21世紀の飽食・ニッポン」であるが、なんだか、音楽界も、それに似てなくもない。

何もかも、呑み込み尽くした我が国の音楽界だが、それに加えて、商業主義がまかり通る。

こんなにも「巨大な化け物」になってしまった音楽シーンに、あえて、「演歌」で斬り込んできた中森明菜の意図は何か。(この稿、つづく)

                (文中敬称略)

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