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2007年7月15日 (日)

平原綾香さんのライブIN神戸。<その3>――罪ほろぼし。(実践編)

(前回よりのつづきです)

 

 さて、ずいぶんと、要らないことも書いてきましたが----。

 

平原さんについては、声質とか、歌唱スタイルは、私の「好み」ではなかったのですが、ライブを観てみよう、と思ったのは、やはり、あの「スタート・ライン」を含む、アルバム『4つのL』の印象が、非常に強烈だったからです。その頃から、“気になる”歌手ではあったわけですね。

 

そして、昨年末のシングル曲CHRISTMAS LIST。日本語詞は、十分にこなれていないような気もするのですが(吉元先生、ゴメンナサイ)、

 

“いまどき、こんなに真正面から、「平和」を歌う平原さんとは、一体、どんな歌手なんだろう?”

 

そんな興味が、ますます湧いてきました。

 

§この年齢で、これだけの世界観を持っている、ということはすごい。

 

考えてみれば、平原さんって、まだ22歳なんですね。

 今年、大学を卒業したのだから、それは、当然のことなのですが、知人に

 

「あのコ、妙に、フケてるよね」(注:私のコトバではないですよ!)とか、

平原さん、というと、あぁ、あの若い歌手…」

 

などと、いわれるまで、私には、平原さんの年齢のことなど、あまり考えたことがありませんでした。

 

「歌姫ブーム」の昨今ですが、彼女の場合、たとえば、浜崎あゆみさん、あるいは、倖田來未さんなどとも異なった、独自の音楽世界を有しています。

 

  私見では、その「違い」の最たるもの、とは-----

 

 私は、平原さんの歌に、仏教でいうところの、「悲」(カルナー)の存在を、感じるのです。「悲」=カルナーとは、「人のそばに居て、何も語らず、その人の苦しみ、嘆きを、一緒になって受け止める」、という意なのですが、これについては、以前にも触れました。SAPPARI WAYA: 年末には「第九」。ですが(補足済)

 

 本当に悲しい立場にある人にとっては、“頑張って”という励ましが、むしろ、辛くなるものです。平原さんの歌に、「カルナー」があるとしたら、彼女の歌は、あるいは、“究極の癒し”になり得るかもしれない…。私は、そう思います。

 

 ですから、たとえばJUPITER」あるいは「WALL」(アルバム『そら』より)が、単なる“応援歌”、“励ましソング”などと峻別できるのは、まさに、この一点ではないでしょうか。

 

 まずは、先にも挙げましたが、この曲---

 

CHRISTMAS LIST」(部分)

 

戦争が 起きないように

引き裂かれないように

時よ 癒して

友達がいて

正義が 勝つこと    (訳詞:吉元由実氏)

 

こういう詞を歌う、ということは、ある意味、勇気がいることだと思うのです。

 

そして、彼女にその勇気を与えたのが、あのデビュー曲「JUPITER」ではなかったでしょうか。「JUPITER」が100万枚を超える大ヒットになったから、というのではありません。

結果は「二の次」のことです。この曲に正面から取り組んだことが、今の平原さんにつながっているのでは、と考えるのです。

 

§平原さんのJUPITER」は、新潟中越地震の被災者の方たちを、励まし続けている。

 

 「新潟中越地震」ときくと、阪神淡路大震災を経験した我々も、心が痛むのですが、なんでも、平原さんの「JUPITER」は、現地では、復興へ向けての、イベントのテーマソングになっているそうなのです。

 

 地震直後より、地元ラジオ局では、この歌がよく流れていた、と聞きます。かけても、かけても、リクエストが局に寄せられたといいます。それだけ、現地の人々の心の支えになっていた曲なのです。

ODYSSEY ODYSSEY

アーティスト:平原綾香
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JUPITER」(部分)

 

夢を 失うよりも 悲しいことは

自分を 信じてあげられないこと

 

私たちは 誰も ひとりじゃない

ありのままでずっと 愛されてる

望むように生きて 輝く未来を

いつまでも歌うわ あなたのために  (作詞:吉元由実氏)

 

 平原さん自身も、当地のイベント会場(復興花火大会)で、4万人(だったかな?)もの観衆の前で、この歌を歌われたそうです。 

 

(すみません、またまた、つづきます。次回で終わるつもり)

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