2012年1月25日 (水)

「ロック+ソプラノヴォイス」というクロスオーバー。~LIV MOON

ひさびさに、「クロスオーバー」という音楽ジャンルの話題ですが、

そ・の・ま・え・に…

将棋九段:山田道美先生の御著書より、

こんな文章を引用したことがありましたっけ。

忘れようとして(16)~618日は、山田道美九段の御命日でした。: SAPPARI WAYA

~~~~~~~~~~~~~~~

アマチュア将棋の棒銀や振飛車をのみこんだ現代将棋は、

古典定跡では計り知れないような、巨大な怪物に成長してしまったようにも

思われるのである。

~~~~~~~~~~~『現代将棋の急所』(1969年 文藝春秋社刊)より

 

 

ときに、“怪物”といえば、

AKB48は、昨年、文字通り“怪物”のように、

日本全土を席捲した感がありました。

いや、“日本全土”どころか、世界各地にも進出のプランがあるようですね。

まあ、あのような”美少女集団“を、そのように呼ぶのは、

誠に失礼なハナシ、ではありますが(苦笑)。

 

こういったプロジェクトは、過去にも

おにゃんこクラブ」とか、「モーニング娘。」とかあったわけで、

これらに類したグループは、一般的に知られていないだけで、

いっぱいありますね。

 

 

そういえば筆者は、もう、数年以上も前に、

東京メッツ」という名称の、やはり、少女20-30人規模の

ミュージカル・グループがあったことを記憶していますが、

こちらは、正直、パッとしなかったようです。

おっと、Wikiがありましたね。→東京メッツ (ミュージカル) - Wikipedia

AKB48のプロデューサー、秋元 康氏も、当然、こういった事例も、

念頭に置いておられたことでしょう。 

 

 

さて、AKB48の成功の因は、TVに露出させることより、むしろ、

動画サイトとか、メール、Twitterによる“口コミ”、といったような

現在のIT技術=「インターネット」を巧みに活用した成果、

などと聞いたことがありますが、

同時に、「握手会」とか、「ファン投票」といった、アナログ的なものも

融合させているわけですから、秋元 康氏の“手腕”というべきでしょうか。

 

「ネット」プラス「アナログ」、その結果として、CD売上が不振の今日、

AKB48のみが、CDセールスを牽引しているという事実―

 

これは、やはり、今現在において、「怪物」といって正しいかも、です…

 

 

さて、今回は「怪物」のような変貌を遂げた現代将棋のハナシではなく、

AKB48についての社会学的考察でもなく、

そ・の・ま・え・に…

 

 

数十年も前のハナシ、筆者はこんなバンドのLPをよく聴いていました。

Vanilla Fudge(=ヴァニラ・ファッジ)」。

Vanilla Fudge

http://www.amazon.co.jp/Vanilla-Fudge/dp/B000002IAK

レコード、5枚くらい持ってたなあ。

「ロック」と「クラシック」の“合体”と云うのでしょうか、

当時のキャッチ・コピーは、

「アート・ロック」、だったと記憶しています。

当時、このグループの独特なサウンドの“厚み”に、

おおいに興奮していたものでした。…

 

 

さて、ご存知のように、本田美奈子.さんは当初、ポップスからスタートして、

ロック、そしてミュージカルへと進み、最後にはクラシックに到達しました。

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ちなみに、筆者は、「クラシック」を音楽の中で、

“最上位に位置するもの”と認識しているわけではありません。

 ただ、「クラシック」には、“人類にとって普遍的な”「音楽的感動」の要素が

 より多く包含されているのではないか、と推論しております。

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さて、本田美奈子.さん的に申しますと、

「ワイルド・キャッツ」(=本田さんが、ロック志向のときに結成されたバンド名です)

と、「ソプラノボイス」を融合させたら、どうなるか、といった事例です。

 

 

§「LIV MOON」のご紹介です。

 

(音楽ファンの皆様なら、既にご存知でしょうか)

それが、こちら、「LIV MOON」。

私は、昨年の今頃からずっと、気になっていたアーチストではありました。

 

これは…、公式動画ですね。

期間限定、ですが、まだ、アップされています、お早めに。

(埋め込み、うまくいきませんのでスミマセン)

LIV MOON / 「死の舞踏~ディエス イレ~」 (期間限定) - YouTube

本田美奈子.さんが、このvocalをお聴きになったら、

どんな感想を持たれるでしょうかネ?

ちなみに、このバンドのコンセプトは、

「シンフォニック・ヘヴィ・メタル」というものだそうです。

 

 

次に、毎度おなじみ、You Tubes…、なのですが、最近、

削除されるサイクルが、どんどん早くなっております。

ただ、再アップされるスピードも早くなっておりますので(苦笑)、

まあ、良くも悪しくも「IT時代」ということなのですね。

以下にアップしたURLが存在していなかった、ということは十分あり得ます。

そのときは、ご自分で検索してください、

というよりも、CDをお求めくだされー(笑)。うん、コレ、正解。

LIV MOONVictor Entertainment

 

 

筆者が思わず「うーん…」と唸ってしまったのが、次の楽曲。

Time T Say Goodbye

Liv Moon TimeToSayGoodBye.wmv - YouTube

オペラ座の怪人

Liv Moon - Phantom of the Opera - YouTube

私の感想ですが、

彼女、―Akane Livさん、とおっしゃいます―発音も悪くないですし、

声もよく出ていますね。

で、彼女の“正体”、と申しますと、実は、宝塚歌劇のご出身でした。

それを知ると、“なるほど、なるほどというカンジでしょ。

 

さて、彼女、こういった方面でも。

本田美奈子.さんでもお馴染み、「アメイジング・グレイス」もお聴きください。

CM】チャイルド・スポンサーシップ 60秒編 - YouTube

 

かって、筆者は日本人歌手の世界進出の条件として、3つ挙げました。

1.歌唱力が備わっていること。

2.英語の発音がちゃんとできて、歌えること。

3.Sex Appealを、しっかり表現できること。

倖田來未さんにもエール。: SAPPARI WAYA

 

ピンク・レディー松田聖子さん、宇多田ヒカルさん、はともに、

上記の3条件を満たし得なかったのですが、

Akane Livさんなら、“OK”のように思えます。

彼女の歌を聴いていて、フト、そんなことを考えました。

 

 

ところで、このような「ロック」と「クラシック」の融合、

Akane Livさんは、もちろん、女声なのですが、

“男声クラシック”と「ロック」、という取り合わせはOKなのかなあ…

私は、ちょっと良いイメージが浮かびませんでしたが(苦笑)、いや、

既に、どなたかが、トライなさっているかもしれませんね……。 

「ロック+ソプラノヴォイス」というクロスオーバー、

こんな「怪物」ばかりなら、“大歓迎”、というところでしょうか。  (おしまい)

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PSアカネ・リブさんのブログです。非常に丁寧なレスをなさっておられます)

AKANE BLOG - ライブドアブログ

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2012年1月18日 (水)

17年目の「1・17」。

早いもので、阪神淡路大震災より、今年で17年になります。

最近、“「3・11」が、もう、忘れられようとしている”

といった言葉を、見聞きするのですが、

私にしてみれば、「3・11」においては、

福島原発事故が最大の難題であるとするならば、

少なくとも、今後、最低100年は、すべての日本人にとって、

「忘れられる」ことは、あってはならないはずです。

“何を、いまだにそんなこと”とおっしゃるでしょうが、私はいまだに、

「あの阪神淡路大震災さえなかったら…」と思うことがよくあります。

 

「1・17」以降、私の生活は一変しました。

とにかく時間が無い。

夜遅く帰宅して、夕食の箸を置いたら、その瞬間に眠っております。

ちょっと誇張しましたが、ほぼそんな状態です。

いつか、拙ブログにも書きましたが、阪神大震災以降、

映画館にも行ったことはありません。…

グチを並べだすと、キリがないので、やめます。

 

 

私などより、もっと大変な境遇の方が大勢いらっしゃるというのに。

生きたくても生きられなかった人達のことを想わなければいけないのに

駄目な人間ですね、自分は…。

 

東日本大震災は、我々の受けた被害よりはるかに甚大です。

被災者の方の

“「3・11」以前の生活に戻りたい”というその言葉、

私には、お気持、分かりすぎるほど分かります。

  

実はもう少し「1・17」のことも書くつもりでしたが、

さて、ここで入ってきたのが、途方も無いビッグ・ニュース。

~~~~~~~~~

福島第一原子力発電所から放射性物質がどう拡散するかを予測する「SPEEDI」と呼ばれるシステムの試算結果を、福島第一原発事故直後にアメリカ軍に提供していたことが明らかになった。

 文科省によると、SPEEDIによる試算結果を国民に公表する9日前の去年3月14日、外務省を通じてアメリカ軍に提供したという。

 SPEEDIをめぐっては、試算結果の公表が遅れたために住民の避難が遅れ、放射性物質が拡散する方角に避難した人が出るなど、無用の被ばくを招いたと指摘されてきた。  2012117 17:26

~~~~~~~SPEEDI試算、国民公表前に米軍に提供 | 日テレNEWS24

福島県の浪江町長は、原発事故の起こった後、

政府からも、東電からも何の連絡を受けませんでした。

町民の安全を考え、自主避難に踏み切ります。

交通アクセスの問題、また、原発に近づくことへの危惧から、

バスのチャーターさえも、相当、大変な作業だったそうです。

しかしSPEEDIの試算報告が知らされていなかったために、

結果的に、より放射線量の高い地域に避難したことになってしまいました。

 

この国のやることは、ひど過ぎる。

 

管前首相が、昨年、浜岡原発を停止させたとき、

“単なる首相の思いつきであり、唐突だ”という論調もあったようですが、

私は、

「『3・11』以降の事実を踏まえれば、これは、むしろ、論理的帰結である」

と思いました。

ただし、評論家:青山繁晴氏の当時の見解は異なっていました。

氏の調査では、

“これは、米国が、横須賀基地に駐留する自国の兵士の安全を期するために、

政府に要求したものらしい“という論でした。

今となっては、青山氏の御意見のほうが正しかった、という他はないようですね。

 

TPP、また普天間のことでもそうですが、

“一体、わが国の政府の思慮は、自国民の方に向けられているのか、

米国の方にばかり気を遣っているのか“………

もう、気が滅入ってきましたので、やめにしますが、

この国は、滅びるのではないか

確かに、そんな気分です。

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2012年1月 4日 (水)

もちろん、年末には「第九」、新年には、ワルツ―なのですが~「星に祈りを」。

20121月、新年の始まりです、皆様、お元気でいらっしゃいますか。

 

 

§新年、ですが「おめでとう」とも言えない気分です。

 

昨年は、拙ブログを始めて5周年ではありましたが、

更新の方は、文字通りの、「さっぱりわやくちゃ」状態で、

今、数えますと、年間わずかに15回という情けない状態に陥りました。

 

私的にはいろいろな事由があるのですが、一番の原因は、あの

「3・11」及び、福島原発事故でした。

 

とにかく、言葉が無い。完全な「失語状態」に陥りました。

もとより、脳ミソは“単細胞”の「てんけい」です。

とても、記事など書けません。

ことに、原発の放射能の問題は、今もなお深刻です。

でも、こうして、この世に「生」を受けている限り、

文字通り、“思考錯誤”しつつ、何らかの方策を考えていかねばならない。

なぜなら、それが次世代の人々に対する、我々の義務だからです。

ただ、政治家どもは、アテにはなりません。

彼らを、私たち=市民のレベルまで、引っ張りあげてやらねばならない。

 

さて、日本一、辺鄙なこのブログ、一体、いつまで続けられるのかなあ(苦笑)。

 

 

§「星に祈りを」。

 

この時期、「星に祈りを」ですが、この曲は皆様よく御存知のように、

ディズニー映画「ピノキオ」に登場する、このうえなく美しいナンバーです。

クリスマスの頃によく耳にされたことでしょうが、今一度、聴いてみたく思います。

 

それこそ、“星の数ほど”のアーチストが取り上げておられる名曲ですが、

今回は、私の「お気に入り」のこの歌手のvocalでお楽しみください。

ということで、例によって、こちらです。

MUSIC - SkyDrive

~~~~~~~~~~~

あと、前回記事において、

和合亮一氏の詩:「高台へ」の一部をご紹介しましたが、

公式動画で全篇が鑑賞できますので、URLを貼り付けます。

ぜひ、どうぞ。

サントリー1万人の第九 和合亮一「高台へ」南三陸中継 - YouTube

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2011年12月24日 (土)

「高み」を目指さなくては~「1万人の第九」。

前回は、“半テツ”で、久々の更新、とあいなりました、読み返すと、

いつもの“わやくちゃ”もパワーアップした駄文で、お恥ずかしい次第です。

当初の予定とは、ずいぶんと異なった展開になりましたが、

いったん、昨日で区切りをつけます。

 

さて、恒例(でいいのですね?)の

10000人の第九」の放送が昨日、ありましたから、

ご覧になられた方も多いと思います。

サントリー1万人の第九 歌のある星へ

去年は、平原綾香さんが、歌い終えて号泣されていましたが、

60分という“尺”の放送時間では、当たり前ですが、

プロセス、エピソード、そして音楽、の全部を詰め込むのは、不可能です。

ですから、

「なんで、泣いてるの?」と感じられた方も多かったのではないでしょうか。

私は、平原さんのブログは、かなり入念に日々チェックしておりますので(苦笑)、

彼女の涙の意味は、自分なりに理解したつもりです。

さて、今回の「第九」は当然のことながら、「3.11」をふまえて、

特別な意味があるコンサートになりました。

できれば、今年こそは、せめて30分くらいは、放送時間を

拡大してほしかったのですけど、まあ仕方ないです。

それでも、被災地:宮城と中継を結んでの、同時開催という、

意欲的で、また内容の濃いものでした。

有難いことに、平原さんは昨年に続いてのご参加、

あの“号泣”された「LOVE STORY」、そして、

「ジュピター」を鑑賞することができました。

 

さて、前の記事で「日本国は、高みを目指せ」と、書きましたが、

偶然の符合、でしょうか、

福島在住の詩人:和合亮一氏が、自作の詩「高台へ」を、

被災現場において、朗読されました。

皆様もよくご存知でありましょう、あの事件の女性を主題にされたものです。

彼女、また和合氏の語られるところの「高台へ」という言葉を、

生き残った私たちは、いつまでも、心に留め置かなくてはいけない、

と思います。

今や、私たちひとりひとりの意識も、議論も、

「高台」を目指すものでなくてはなりません。

ざっと、一部の文字起しをやってみました。

~~~~~~~~~~~~~~

「高台へ」(抄)  和合亮一氏

南三陸―

役場に勤めているある女性は 必死になって

マイクの前で 最後まで避難を呼びかけた


南三陸―

黒い波があらゆるものを奪っても 女性は必死になって呼びかけた

「高台へ、高台へ」…


そして女性はそのまま帰らぬ人となった

最後まで 最後まで 津波を知らせ続けた
女性のご両親は後日に まさに津波が押し寄せて来た時の 記録映像を見ていた

波は激しい勢いで 今まさに 南三陸の街を飲み込もうとしている


「高台へ避難して下さい、高台へ避難して下さい」

美しい凜とした声を聞いて お母さんはぽろぽろと泣いた

(まだ言っている、まだ言っている)…。


さらに黒い波―

あらゆるものがなだれ込んできた

「高台へ避難して下さい、高台へ避難して下さい」

美しい凜とした声を聞いて お母さんはぽろぽろと泣いた

(まだ言っている、まだ言っているよ)…。


「高台へ避難して下さい」

騒然とした非常な南三陸の街で 美しい凜とした声は 

何百人もの命を救った

声の明かりを頼って 高台へ行こう、高台へ行こう、と…


高台へ―

ついその先の濁流の恐怖

震えながら 人々は想う

凜とした声明かりが もっと欲しい

もっと心の高台へと 誘って欲しい

全てを飲み込む 怒りと悲しみの渦

南三陸―


高台へ――    黙礼―

~~~~~~~~~~~~~~~

(誤字・間違いがあるかも、です、文字起しの文責は「てんけい」に在ります)

 
阪神大震災を経験した私たちですが、あの津波の恐怖だけは、

とても、言葉になりません。

加えて、見えない放射能の脅威。

こうしてまだまだ辛くて長い“冬”が続いていくのでしょうか…

和合様へ、有り難うございました。

そして、

被災地の皆様に、心からの笑顔が、1日でも早く戻ることを

お祈りしつつ----

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2011年12月23日 (金)

本来の高い知性を発揮させねばならない。震災より、9ケ月。(5)

そういえば、

“私の政治に対する絶望なんて、今に始まったことではない”

などと、何年か前にメールに記したことがあるが、

そんな“政治オンチ”の「てんけい」が、

こんなことに触れるべきではなかったのかもしれない。

1週間くらいで、この記事は終える予定ではあった。

ところが、考えるだけで、ユウウツになるし、頭は痛くなる。

気分は滅入るばかりだ。

 

 

もう、ずいぶんと前のことだが、記者会見の場で、政務官が、

福島原発より出た、浄化済みの汚染水を飲む、という場面があった。

フリーの記者から要望、処理した汚染水ゴクリ : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

当然のことながら、上記のような公的な記者会見は、

TVのバラエティー番組の「罰ゲーム」のような場では無い。

 

浄化されたその汚染水を、役人に飲ませる必要もないし、

また、飲んでみる必要なども無いのである。

前任の官房長官が、“バカのひとつ覚え”のように言っていたように、

低レベル放射能の脅威とは、「今ただちには、影響がない」のである。

だから、汚染水を飲んでみせたところで、その場で、政務官が倒れたり、

死んだりすることは絶対にあり得ない。

そんなこと、全員が知っていた。

それでも、なおかつ“飲んだ・飲ませた”、というのは、「愚の骨頂」である。

 

外国人記者もあの様子を、ニュースとして伝えたはずだが、

“なんと、日本人は次元の低いことをやっているのだろう”

と、失笑したに違いない。

こんなくだらぬことをしていて、民族の存亡の危機にある現在、

現政権は、日本国を背負ってゆけるのか。

“世界のオザワ”のように「日本を背負って立つ気概」があるか~民主党代表選。: SAPPARI WAYA

私は、この“事件”を知ったとき、

この知性の“かけら”すら見えない政治・マスコミに、

文字通り、“絶望的”になった。

 

 

もうひとつの事例。今度は、耳新しい件―

政府の“冷温停止状態”宣言なるものである。

余録:「冷温停止状態」宣言 - 毎日jp(毎日新聞)

既に多くの方面から批判が起こっていることであるから、

今更、小生なんぞがウダウダ言うこともないのであるが、

 

 

まず「冷温」ではない。

圧力容器内には、既に核燃料は存在しない。

格納容器のほうへ落ちているのだが、温度を計測しているのは、

空になった圧力容器の温度を測っているのである。

このことの無意味さは、幼稚園児にもわかるハズである。

 

 

次に「停止」。

福島原発は、今や、完全にブッ壊れているのである。

仮に、もう一度動かそうとしても、もはや発電は不可能であるし、

また、修理なども金輪際、出来っこない状態だ。

だから、「停止」もへったくれも無い。

そんなこと、自分の手柄のように“宣言”したところで、何になるか。

 

核物質がどこに存在し、またどういう状態にあるのか、全くわかっていない、

しかも、放射能の発生はまだ続いている現在、

政府の発表は“大ウソ”であると断言できる。

 

 

自国民をはじめ、海外メディアからも、強い批判を浴びた今回の件ではあるが、

ではなぜ、このような結果が予想されたにもかかわらず、

“宣言”を強行した理由とはなにか、

また、その“黒幕”の存在が気にかかるのである

 

 

ただ、ここまで、24時間体制で事故現場で作業に従事されてきた

作業員の方々の御労苦には、感謝を申し上げる。

3・11以降、陣頭指揮にあたってこられた、吉田前福島原発所長は、

体調を崩され、退任されたのだが、ご病状が、気がかりです。

 

現地スタッフ、また自治体関係者の“奮闘”に比べ、

中央の役人・政府は、なんという、ていたらくか、呆れるばかり。

 

 

この状況は、先の十五年戦争の際の、国家と国民の関係に、酷似している。

 

 

国家は、「大本営発表」で国民を、だまし続け、また、

兵士・市民の生命についても、まったく人間的な扱いをしなかった。

(戦地においても、また本土空襲が始まって以降の国内においても)

 

“事故は収束した、除染するから、福島へ帰ってきなさい”というのは、

ウソの情報を流して、

国民を被曝させることに直結する。

多くの専門家は除染の効果に疑問であるし、

政府の定める基準値も、極めて恣意的な数字であり、容認できない。

少なくとも、子供は(可哀相だが)、逆に「疎開」させるべきである。

 

私は過日、将棋九段:山田道美先生の記事において、

 「急性血小板減少性紫斑病」なる病名を挙げたが、

忘れようとして(17)~山田道美九段のこと。(つづき): SAPPARI WAYA

数年後の日本には、このような免疫力低下が引き起こす

―いや、原因は、まだ確定されていないらしいのだが―

白血病(申し上げるまでもなく、本田美奈子.さんの生命を奪った病気です)、

また、発ガンなどのような症例が増えることを、大変、危惧している。

 

 

一体、政府は、国民の健康を守ろうとする気があるのか。

正しい情報を伝えようという、誠実さを持っているのか。

津波で被災された方々、原発の放射能に怯える人々を

助けねばならぬという気持ちが存するのか。

 

 

私は、子供の頃より、日本民族は、

高い節度と知性を有した、優秀な国民である、とずっと誇りに思ってきた。

 

 

政府も科学者も、こんな次元の低い、

役にもたたぬ議論をやっている時間など無いのである。

今、要求されているのは、民族の「知力」を結集させること。

繰り返すが、

時間は待ってくれない、カネには限りがある。

ことここに至っては、

科学者(特に原子力関係)は、より一層、謙虚でなければならぬ、

それを受けて、政治家は国民の生命・健康を守る立場にある。 

このことが、内外に示されたとき、

国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ」(日本国憲法前文)

の実現が可能になる。

 

日本国は、いま、総力をあげて、より「高み」を目指すときである。

                                   (この稿、了)

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2011年11月20日 (日)

東日本大震災より、7ケ月、いや8ケ月。(4)

§2011630日のニュース記事から。

~~~~~~~~~~

黒潮に乗ってカツオの群れがやって来た。三陸の海が活気づき、だれもが再生への希望を抱く。海辺の復興街づくりはやはり、水産業の再建からだ。

 カツオが来た。宮城県気仙沼港は、久々の活気に沸いた。「何としてもカツオを揚げる」。漁業、水産関係者、いや街中がこの日を目標に、歯を食いしばって復旧に努めてきた。

 昨年まで十四年連続生鮮カツオの水揚げ量日本一は気仙沼の誇りであり、カツオの到来は、働き手の八割近くが水産に携わる、気仙沼復興の狼煙(のろし)にほかならない。(後略)

~~~~~~~~~~東京新聞:カツオ来た 次は希望だ 被災地の水産再建:社説・コラム(TOKYO Web)

 

たしかに、東北地方の再生は、

第一次産業、つまり、漁業・農業の復活を抜きにしては、考えられません。

 

そのことは、十分承知しておりますが、上記のような記事や、

またTVのニュースを見るにつけ、

(被災地の方々のお気持ちを思うと、私もやりきれないのですが)

 

“このような、ごく単純、また”情緒的“なアプローチでよいのだろうか”

 

と、考えてしまいました。

 

最近では、―もう11月なのですが―

“サンマ漁、初の水揚げ!”といったニュースも、

新聞・TV等で報じられておりましたので、

ご記憶の方も多くいらっしゃると思います。

もちろん、この件についても、最初に紹介した、

初ガツオの時と同様なスタンスでの、ニュースの作りでした。

 

 

§日本国にとっての最大の課題。

 

拙ブログで何度も申し上げておりますように、

今次の災害においての最大の問題は、「原発」です。

福島原発は、膨大な量の放射性物質を、大気中、及び太平洋に

放出しました。

 

“はたして、水産物における放射能の状態はどうなのであろうか?”

 

真っ先に考えたのはその点でした。

 

酪農や、農産物ほど、水産物については放射能が問題にされていない

と感じるのは私だけでしょうか。

 

もちろんひとつには、震災後、一貫した政府・東電、

それに加えて巨大マスメディア(NHKも含めた)の、

三位一体化した、「情報隠し」が働いているように思えます。

 

また、各検査機関も、福島原発の現場で作業されている方々と同じように、

“限界状態”であることも別の理由です。

 

中央水産研究所の放射能調査グループは、祝休日ナシで検査作業のようですし、

汚染水データを作成した、財団法人日本分析センターも、同様、

膨大な件数の検査依頼が、国・各自治体から殺到しているそうです。

大学の研究所もほぼそんな状態でしょう。

また、農水省のコメントでは、

~~~~~~~~~

「検査機械が少ないうえに鮮魚は詳しく検査すると傷んでしまうので、細かく調べきれない」と説明する。~~~~~~~ゲンダイネット

 

“市中に出回っている魚は、基準値以下だから安全”

(この“基準値”も、政府が提示している数字ですから、アテにはならないのですが。

これもゲンダイネットを見てください。)

それが目下の「タテマエ」のようですが、

私は、現時点で、子供たちに東北地方―

 

(アイマイな言葉づかいで申し訳ないのですが)―

の魚介類を食べさせるのは、リスクが無いとは言い切れない、と考えています。

 

大人の摂取については、同じ日本民族として仕方のないことかもしれません。

 

 

現在、日本の「円」は史上最高値をつけていますが、

必要ならば、この円高を利用して、

海外からの冷凍魚を緊急輸入して、学童・生徒の給食等に充てるべきです。

 

 

§阪神淡路大震災後

全然、分野は異なりますが、阪神淡路大震災において、

わが町・神戸も、その港湾機能を、ほぼ完全に喪失しました。

さて、復旧後はどうなったでしょうか。

ひと昔、いやふた昔前は、「神戸」といえば、“日本第一の港”、とされていました。

 

天然の良港であったのは、もちろん、

日本一の“コウベ・ウォーター”の名は、世界中でも有名であり、

神戸を目指してやってくる殆どの外国船は、入港する直前に、

貯蔵していた飲み水を、全部海に捨てて、

代わりに、「コウベ・ウォーター」をこぞって積み込んだものでした。

 

今、神戸の港湾機能は、震災前の“カタチ”に戻りましたが、日本一の座は、

横浜港、いや、現在では名古屋港がトップだったかな、というより、

大阪港にさえ、抜かれてしまっているのが、現状です。

つまり、「ハード」(=港湾機能)の面だけでは、他のアジア諸国の港とは

もちろん、国内においても、競り負けてしまうということです。

港における「ソフト」(=コスト面での競争力、また、法的整備等々)

における課題も研究しないとダメです。

 

 

東北の漁業にしても、そうです。

ただ単に、漁港が元の“カタチ”を取り戻せばいい、というものではありません。

震災前から、東北に限らず、日本漁業全体が重大な危機に直面していました。

就業者の高齢化が著しく、次世代の後継者がみつからない、

魚の消費量も減少傾向にあります。

いわば、“漁業自体の存立が危ぶまれている”状況ですね。

(これは日本の農業も抱えている問題でもあります)

ですから、問題の解決と、前進のためには、

何よりも、“知の作用”を優先して働かせる必要があるのです。

                                 (この稿、つづく)

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2011年10月15日 (土)

東日本大震災より、6ケ月、いや7ケ月。(3)

(前回よりのつづきです)

【鉢呂前経産大臣 インタビュー詳報】(1)「絶対言ってないと言い切るだけの根拠はない」 (1/4ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)

§さて、「死の町」という言葉は、既に国会でも使われているそうで。

鉢呂前経産相の、いわゆる「死の町」発言……

被災された当事者にとっては、

確かに語感は良くないのですが、この「死の町」というフレーズは、

現に、菅内閣時代の細川厚労相が、

また他の議員も、国会審議中において、使用されているようですね。

(時間の有る方はお調べください)

 

それはともかく、現地が放射能に汚染されていることは事実ですし、

というよりも、膨大な量の放射性物質を世界中に放出してしまいました。

殊に、福島原発を起点として、北西方向へ伸びる地域は、

大変、辛いことですが、

 

最低、今後数十年(あるいは百年以上)という単位で、

人が全く住めない可能性が非常に高いことも、考慮せねばなりません。

 

 

つまり、「死の町」は、客観的事実を言い表した言葉でもあるわけです。

 

 

もちろん、これとて、鉢呂氏の発言内容の全体の吟味も必要なのですが、

それ以上に、前後のやりとりが、全く不明だったのが、

「放射能をつけてやる」発言でした。

 

 

§ある種の「圧力」?…

私には意味不明の発言ですし、意味不明であるならば、それが、

大臣辞任にどうつながるのか、ますますもってわからない。

しかも、時系列的には、

「放射能をつけてやる」発言のほうが、

「死の町」発言よりも、先なのですね、

 

 

「死の町」という語は、国会でも使用されていた、という既成事実、

それに、また、二つの発言の時系列的経過、などを考えますと、

鉢呂氏を辞任させようとする、“何らかの圧力”の存在を想像してしまいます。

ハッキリ書くなら、“原発維持派”の圧力、ということですね。

ちなみに、後任の経産相の枝野氏は、文字通りの“原発維持派”ですし、

野田総理も、国連において、―菅前首相とは、異なる方向性を提示した―

つまり、「原発維持・輸出」を明言しました。

 

 

ここで、またまた“脱線”なのですが、

 今後、我が国では、原発の新規建設が無いとすれば、

野田首相は、先の国連の議場で、鳩山前首相の“ブチ上げた”、

CO2の排出25%削減」を、潔く頭を下げて、或は、

土下座をもいとわずに、(これは、もちろん、言葉の“アヤ”ですが)

撤回すべきでした。

今のタイミングならば、世界の理解も得られるハズです。

ただし、半年~1年後だと、そうはいかないでしょう。

さらに言えば、「CO2排出権」をいっそう高い価格で売りつけられる

可能性があります。

他人の同情なんて、そんなに続くものではありません。

日本は、千載一遇のチャンスを逸しました。

 

 

さて、もひとつ“脱線”ですが、

「原発維持・輸出」で、問題になるのは、隣国:中国の動向です。

ご承知のように、中国も原発建設には熱心なのですが、

もし、中国で事故が発生すれば、放射性物質は偏西風に乗り、

その影響は、わが国が、ただちに受けることになります。

 

私には、あの国のQCとか、安全管理能力等については、

軍事力と同様、全く信用できません。

(直近の高速鉄道・上海地下鉄の事故を見れば、明らか)、

 

「原発維持」を言う前に、こうした日本周辺の状況も、よく踏まえないと、

「国益」を損なうケースが“想定”されませんか?

政府にとっては、こんなことに対しても、なお、

“想定外”の3文字を使い続けるつもりなのでしょうか。

 

 

さて、……

鉢呂氏の件に戻りますが、今、冷静に考えますと、

彼は「ノット・ギルティ」であった―そう言えるのではないか。

 

 

§日進市の花火大会のこと。

花火大会:福島産打ち上げ中止 愛知・日進市に抗議殺到 - 毎日jp(毎日新聞)

これも、「知の力」が要求される案件ではなかったでしょうか。

と、いうのは、

その花火の、放射線量の具体的数値が、まったく示されずに、

議論されていたのは、私は納得できません。

業者のおっしゃるように、放射線量が「0」ならば、問題は無いわけですし、

何らかの数値が出たならば、そのときに、専門家も交えて、

中止かあるいは決行を判断すればよい。

 

「福島産だから危険に決まっている」

「いや、日本の国全体が既に汚染されているのだから、『福島云々』は、

瑣末な議論だ」

 

 

いずれも、一面の真理を含んでいますが、私には大雑把に過ぎる、と思えます。

 

 

今は、“情”よりも、“知の力”を優先させるべき―

 

言い換えますと、今、われわれにとって、最も重要なこととは、

 

 

すべての食品・また各地域における放射線量の具体的数値を示すこと

すなわち、民主党が野党時代に、声高に叫んでいた、「情報公開」と、

 

 

ぶれない安全基準の策定

 

 

及び、「それに即した迅速な政策の実行」であるはずです。

                        (この稿、つづく)

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2011年10月 5日 (水)

東日本大震災より、6ケ月です。(2)

(前回よりのつづきです)

荻野目洋子の、「泣いて済むものなら簡単

彼女のイイ言葉を思い出しましたもので、前回は、“寄り道”をしてしまいました。

 

これから、北の国には厳しい冬の季節がめぐってきますし、

被災者の方々も、今もって、泣きたい場面のほうが多いのではないかと

お察しいたしますが、

今、私たち日本人は、「情」に流されていてはいけない

そんなことを考えてしまいました。

 

 

§いまは、「知」の作用を優先させるべき。

 

もちろん、人間は“感情の生き物”であることは、

私自身、十分承知しているつもりですし、

と申しますより、私自身が“感情九割”といえるほどかもしれませんのですが、

それでもなお、

今は、「知性」を十二分に働かせないといけない時期であると思うのです。

 

 

鉢呂前経産相の辞任のときも、そのように思いました。

 

 

“これは、感情に走り過ぎた議論ではないか”―

なぜ、彼が辞任する必要があるのか、当時の私には、よくわかりませんでした。

 

 

§某放送局の話。

 

また、“寄り道”になりますが、

何十年も昔、こんなことを聞いたことがあるのです。

まず、断っておきますが、“また聞き”でもあり、実証に供する“証拠”なども

有りませんので、コトの真偽のほどは、定かではありません。

 

 

“某国営の地方ラジオ局”―と書きますと、“実もフタもない”のですが、

ともかく、その某局の、午後の番組を担当していたアナウンサーが、

 

 

「こんな面白くない番組を聴いていてくださってありがとうございます」

 

 

と、オン・エア中に発言したらしいのです。

これを聞いたディレクターが激怒、そのアナウンサーは“左遷”された、―

というハナシ。

 

 

なぜか。

 

 

言うまでも無く、当のディレクター氏もその番組のことを、

常日頃から“面白くない”と思っていたからに他なりません。

だから、無性に腹が立って、そのアナウンサーを辞めさせた。……
 
もしも、その番組が人気のあるものであったなら、

そのアナウンサーの言葉は、逆に、

ユ-モアにあふれた発言、

(タレントのタモリさんや、ビートたけしさんのようなニュアンス、ですね)

というように受け散られたことでしょう。

 

鉢呂氏のケースも、この話とほぼ同様の構図を感じたのですがね。

つまり、当事者の方々も、

“いまや、わがふるさとは、「死の町」になってしまった

心底では、想っておられるのではないか。

(この稿、つづく)

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2011年9月30日 (金)

東日本大震災より、6ケ月経ちました。(1)

§震災より半年、特別番組が多かったのですね。

確か、9/10…だったかと思いますが、食堂に立ち寄った際、ちょうど、TV

東日本大震災に関する特別番組が放送されていました。

関西テレビ制作―CX系列放映、かと思いましたが、

阪神淡路大震災の被災者と、このたびの東日本大震災で被害に遭われた方々

との交流を描いたものでした。

私が観ていたのは、半時間そこそこでしたが、

阪神大震災を経験した私にしてみれば、やはり、涙が止まりませんでした。

音楽を入れ、ナレーションを付け制作者サイドも、視聴者の“涙”を

誘おうとする

まあ、ことさらにその番組が感傷的に過ぎる、って

批判するわけでもないのですが…、

ただ、“今は泣いている時ではないかも“―って、思ったのですね。

§「泣いて済めば、簡単。」~これ、YOKOの言葉です。

思い出したのは、YOKOの言葉でした。

YOKOとは、拙ブログでは、“もう、おなじみ”、歌手:荻野目洋子のことです。

上記のフレーズは、彼女自身が書いた回想録に登場していた…と思います。

(ウロ覚えです、たぶん、合ってると思うのですが)

ごく簡単に説明しますと―

「ダンシング・ヒーロー」は、彼女がブレイクするきっかけになった楽曲ですが、

この曲を与えられたとき、まさにそのタイトルどおり、

当時、YOKOが非常に苦手としていた、“ダンス”が要求されたのです。

練習しても、練習しても、なかなか「OK」が出なかったようですね。

「もう、泣いて済むものなら簡単」―

厳しいレッスン(本人は、“地獄の特訓”と呼んでいました)が続いた日々の、

YOKOの偽らざる心境でした。

でも…

「ダンシング・ヒーロー」が大ヒットしたのが1986年頃でしたが、やがて、

彼女の必死の努力は、実を結び、「美女と野獣」をリリースした1991年頃には、

なんと、ダンス・テクニックに関しては、我が国の歌手全体を見回しても、

トップクラスの一角を占めるようにまで上達していました。

拙ブログの中で、私は、本田美奈子.さんを「天才」(ときには「鬼才」)と

称していますが、

よく言われますように、

天才とは、1%の才能と、99%の努力によるものである」―ならば、

YOKOもまた、「天才」の名にふさわしい、といえます。

「泣いて済むものなら簡単」

平原綾香さんの“語録”にも、ほぼ同じような趣旨のものが有ったと思いますが、

それはまた、いずれ

(この稿、つづく)

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2011年8月28日 (日)

“世界のオザワ”のように「日本を背負って立つ気概」があるか~民主党代表選。

本日は、“大雑談大会”であります。

小澤氏-----と申しましても、

今もっぱら話題の民主党の小沢一郎氏ではなく、“世界のオザワ”のほうです。

まあ、小沢一郎も、全然違った意味で“世界のオザワ”かもしれませんが(笑)。

asahi.com:小澤征爾さんが北京で中国医学による診察を希望 - 人民日報 - 国際

“世界のオザワ”っていえば、クラシック音楽のファンではなくても、

ほとんどの人が御存じでしょう、

我が国における、世界的指揮者のおひとりでいらっしゃいます。

現在、肺炎に罹っておられるそうですが、本当に気がかりですね。

§小澤征爾氏の青春時代のエピソード

さて本日、小澤征爾氏がまだ20代の頃に著された本より引用してみます。

氏が、1959年、フランスでの

ブザンソン国際指揮者コンクールに出場されたときのことです。

このとき、24歳。東京オリンピックの5年前ですね。

~~~~~~~~

これ(筆者注:第二次予選のこと)がまた大変な難関である。

課題曲はサン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」と、

フォーレの「タンドレス」である。

(中略)

フォーレの方は、あらかじめ60人編成の各パートの譜に、

赤インクで間違った譜が書き込まれてある。

ヴァイオリンが違っていたり、間違えやすいホルンとトロンボーンの音が

入れかえてあるというぐあいに、都合12か所の誤りがある。

それを5分間で発見して、完全なオーケストラに仕上げろという課題なのだ。

ぼくはスコアを見つめ、神経をとがらして聞きながら棒を振っていった。

またたく間に5分間は過ぎた。

ぼくは12の誤りをぜんぶ指摘することができた。

~~~~~~~~小澤征爾氏著「ボクの音楽武者修行」より (引用筆者)

指揮者というと、観客に背を向けて、

ただ指揮棒を振ってるだけのように見えますが、もちろん、そんなものではなく、

上のように、大変な修練を要する仕事であるわけですね。

さて、コンクール参加者は54名、第一次予選を通過したのは17名。

そして上記の第二次予選を突破したのは、小澤氏を含めて6名でした。

この6人が最終の本選に出場したのですが、

その結果、見事、小澤氏が第一位に輝きます。

その瞬間のことを、氏はこう書き残しておられます。

~~~~~~~~

その間もぼくはひっきりなしにカメラでパチパチとやられ、

また新聞記者のインタービューぜめにあった。

大変なことになったと思った。

なにしろぼくにとっては初めての外国のオーケストラだし、

曲はむずかしいし、フランス音楽が主なので、

ぼくにはかなりの難関だった。

それでも新聞記者の問いに対しては、

「この程度のことは、日本の音楽教育の課程では、

ほとんど基礎的なことに過ぎない」

と言ってやった。記者たちは驚いていた。

~~~~~~~~上掲書より、(引用筆者)

この本が出版されたのは、コンクールの2年後の1961年、

小澤氏が26歳のときのことです。

同書をお読みになればわかりますが、

当時は、まだまだ、外国に渡航することさえ、大変な時代でした。

(現に、氏は貨物船で出国されています)

当時の小澤氏には“若気の至り”も、もちろん多少はあったとは思うのですが、

それでも、

“極東の島国だからといって、また、戦争に負けた国だからといって、

日本人をバカにするなよ“といったような、

いわば、「日本を背負って外国に来ている」といった、

“気概”を有されていた

それが、上記のような、現地の新聞記者に対してのコメントに表れたのでしょう。

§国家を背負う気概が本当にあるのか

さて、民主党の代表選、明日には新しい首相が誕生の運びではありますが、

ここ数年、総理また政治家の心の中に、この小澤征爾氏のような、

「日本を背負って立つ」といった決意があるのかどうか。

私には、甚だ疑問に思えます。

もちろん、問題を有するのは、日本国内の政治だけではありません。

海外勤務を嫌がる若者が増えている、ということも聞いたことがあり、

“内向き”なのは、現代の“風潮”かもしれませんが、

3・11以降、殊に日本の政治は“内向き”になっているようです。

世界のことまで、手も、アタマも回らないらしい。

欧州、中東、言うまでもなく世界は激動していますし、

また、前述の“内向き”といわれるわりには、

その内政もまったくヒドいものであることは、国民の一致した意見でしょう。

具体的数字を、なにひとつ出さない不毛な政策論議などよりも、

今、代表選候補者が真っ先にやるべきことは、

鳩山・管政権が、なぜ失敗したか、といういわゆる“総括”です。

5名の候補者は、全員、国民の前に、

成果としての数字(自民党政権との比較etc)も併せて、その総括を表明し、

また謝るべきところ(外交問題など)は、謝らねばなりません、

といっても、なにをとっても「お詫び」に終始することにはマチガイないのですが。

挙党一致」とか「党内融和」などとは、皆さん口にしていますが、

「小沢詣で」をやってる間は(小沢一郎氏は党員資格停止中です)、

“そんなことアリエナイ、絵空事さ”と全ての国民は、とっくに気づいています。

あの連中、どういうつもりで語っているのか、私には理解できない。

真の政治主導の実現」なんて、今頃言われてもねえ。

2年という“授業期間”は、決して短すぎるとはいえません。

政治評論家の屋山太郎氏の著書に、「官僚亡国論」なんてのもありましたが、

政権交代して、よけいに悪くなったのなら、官僚批判の前に、

自らの無能をまずもって恥じ入る他は無いはずです。

 

ところで、代表選の争点は、「増税論議」だそうですが、

私は、それよりも、「原発問題」であるべきだと思います。

なぜなら「原発」は、単に日本民族だけの問題ではなく、

全地球的規模の「環境破壊」につながっている問題だからです。

この今なお進行中の放射能汚染の実態を、国民にも、また全世界にも、

数字とともに公表することが重要です。

正しい情報を欲しているのは、日本国民はもちろん、全世界なのですね。

現に、イギリス・ドイツなどは、311以降、

風向き、雨雲の推移などの気象情報のHPを立ち上げています。

これは、本来ならば日本政府が、

世界に対して発信すべき情報なのではないでしょうか。

そして、

必要ならば、世界中の放射線専門家の知恵を借りることも考慮せねばなりません。

ただ、以前にも拙ブログでもご紹介しましたが、

我が国には小出裕章・京都大学原子炉実験所助教という

(はなはだ失礼な言い方かもですが)非常に優秀な専門家がおられます。

YouTube - 【大切な人に伝えてください】小出裕章さん『隠される原子力』

氏の北朝鮮についての見解については、問題があろうとは、私も思いますが、

今は、半島の議論よりも、世界的な課題である「フクシマ」について、

知恵を結集させることを優先せねばなりません。

前にも記したように、311以降、小出先生のご意見はよく拝聴していますが、

個人的感想ですが、この福島原発の事故の推移については、

8割くらい、氏の予想は的中している、というのが実感です。

ならば、政府も東電も、もっと、小出先生の説に耳を傾けてほしいのですがね。

まずは、数千億円かかるかも、という試算があるそうですが、

第一原発の地下にダムを作り、放射能汚染から、地下水・太平洋を

守らねばなりません。

教育施設の除染とともに(もう、新学期は始まってしまいましたが)、

これは急ぐべきであろうと考えます。

福島原発事故は、今も進行中です。

政府は、今も情報を隠しているようですが、連中の言うような楽観論は、許されません。

だいいち、現在、ウラン燃料がどんな状態にあるのか、誰も把握していないのです。

ならば、「収束」の方法も、方向も、結末も明確にできるはずなどないのではないか

“ゴマメの歯ぎしり”でしょうが、最後にもう一度。

1.全候補者は、まずもって鳩山・管政権時代の反省点を掲げよ。

2.危機的状況は、なんら変わっていないことを認識し、

「福島原発」の問題に、全精力を注げ。  

さて、5人の候補者、誰が総理になっても、うまくいくまい、

というのが、小生の予想ですが……         (おしまい)

----------------

“世界のオザワ”ってだれ?って方もおられないでしょうが

おなじみ、Wikipediaです。小澤征爾 - Wikipedia

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