2017年3月26日 (日)

「ジュークボックス・ミュージカル」~言い得て妙。いかにも楽しそう。

(前回よりのつづきです)

さて、前の記事にて取り上げたミュージカル「マンマ・ミーア!」、鑑賞された方は、

既にお気づきのことでしょうが

“普通のミュージカル”(こんな言い方も気が利かないのですが)とは、

ちょっと変わっていますよね。

 

一般的なミュージカルは、そのストーリーに沿って、

オリジナルの曲が作られます。

例えば、「マイ・フェア・レディ」で歌われる『踊り明かそう』

また、「サウンド・オブ・ミュージック」での『ドレミの歌』。

もっと最近の例を挙げましょうか、

“ミュージカル・アニメ”「アナと雪の女王

 

―そう言ってもいいと思います、それにこの映画、2018年春には、

ブロードウェイで、“劇場版”ミュージカルとしての公演が予定されています―

 

その中で歌われ、空前の大ヒットを記録した、『Let It Go』。

何れも、それぞれのミュージカルや映画のために創られた

オリジナル・ナンバーですね。

 

ところが、記事にも書きましたように、「マンマ・ミーア!」の音楽には、

ABBAのヒット曲が使われているのです。

いわば、「マンマ・ミーア!」の場合、“普通のミュージカル”とは逆に、

音楽の方に合わせて、物語が進んでいく、そんなカンジ、でしょうか。

 

このようなスタイルのミュージカルは、一般に、

「カタログ・ミュージカル」と呼ばれています。

ただし、海外では「ジュークボックス・ミュージカル」という名称のようですね。

このことは、私は知りませんでしたが、こちらの用語の方が、

より分かり易く、また、楽しい言い回しですよね。

 

ミュージカルといえば、劇団四季!ですから、

そちらのサイトの解説も、お読みいただきましょう。

 

(引用開始)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

カタログミュージカルの魅力

ブロンディ、クイーン、ザ・フー、ビリー・ジョエル、ボブ・ディラン、ザ・ビーチボーイズ、ロッド・スチュアート、そしてABBA。そうした誰もが知っているスターたちの名曲を散りばめたミュージカル。それをブロードウェイではジュークボックス・ミュージカル、日本ではカタログ・ミュージカルと呼んでいます。

このカタログ・ミュージカルの特徴は、何と言っても耳馴染みのあるヒット曲の数々が登場し、若い世代の方は「あ!この曲知ってる!」と新鮮な驚きを味わい、その時代に青春を過ごした方は「この歌、好きだったなあ……」と思い出にひたることができるという点にあります。

 

 通常のミュージカルは、その舞台専用の楽曲が用意されますが、カタログ・ミュージカルでは、特定のミュージシャンをフィーチャーし、そのヒット曲が次々に流れる中でドラマが進んでゆくのです。とりわけ、『マンマ・ミーア!』は、ABBAの出身国であるスウェーデンのみならず、全米NO1ヒットを記録した「ダンシング・クイーン」をはじめとした全世界的ヒット曲ばかりで構成され、その中でも大成功を収めた作品の筆頭に挙げられます。

 

現在では、ひとつのジャンルとして確立されているカタログ・ミュージカルですが、その歴史を振り返れば、ミュージカルの本場・ブロードウェイに、これを定着させたのがこの『マンマ・ミーア!』の成功だったと言われています。   (引用終了)

~~~~カタログミュージカルの魅力|『ママ・ミーア!』作品紹介|劇団四季

                                           (つづく)

 

 

PS:「ジュークボックス・ミュージカル」=「カタログ・ミュージカル」である

マンマ・ミーア!」で再び輝きを放ったのが、

1970年代を席捲した、世界的スーパー・グループ、ABBAの音楽。

今聴いていても、実に楽しい。

Amazon.co.jp: ABBA

商品画像1

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2017年3月16日 (木)

ミュージカル「マンマ・ミーア!」。

いつの間にか、月1度の更新が常になってしまった拙ブログ。

本田美奈子.さんのことも、

ちゃんと書かねばならぬ、とは思っているこの頃ですが、その前に---

 

御存知の方も多いでしょうが「マンマ・ミーア!」というミュージカルがありますね。

劇団四季の公演も有りました、また映画にもなっています!

 

Amazonのサイトから、あらすじを一部引用いたしますと

~~~~~~~~~~~~~~

母親から深い愛情を一身に受けながらも、父親を知らずに育ったソフィの願いは、

結婚式で「パパとヴァージンロードを歩くこと」。結婚式を間近に控えたソフィは、

ドナの古い日記に書かれていた昔の恋人たち3人の存在を知り、一計をたくらむ。

~~~~~~~~~~~~~~Amazon | マンマ・ミーア! より

 

私はDVDにて鑑賞しましたが、実に楽しい映画でした。

なにより、全編にちりばめられた70年代ポップス界の“スーパーグループ”

ABBAの曲の数々が、映画を更に華やかなものに仕上げています。

 

というより、ストーリーよりむしろ、私はABBA のヒット曲のほうに、

心を奪われていたほうでした(苦笑)。

 

さて、本田美奈子.さんに話を戻すのですが---。       (つづく)

 

PS:Amazon | マンマ・ミーア! [DVD] | 映画

  レンタル店でも、常備されていますよね。

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2017年2月27日 (月)

魔女は眠らない、聖女は眠れない(13)~トランプ大統領より、安倍政治を注視!

今日は、プロ野球の話からです。

“プロの阪神ファン”を自称する私としては(笑)、

2017年のシーズンも阪神ファンにとっては、辛い1年になりそうだな“

という予感がしています。

 

チームのスローガンとして「超変革」を掲げて戦った昨シーズンですが、

私見では、「超変革」のムードが感じられたのは、6月くらいまでだったように

思えるのです。

長くなるのでやめますが(笑)、今年のシーズンは、昨年の反省を踏まえ、

「具体的に、どのような野球を、タイガースは目指していくのか」という

戦略“そのもの”を

スローガンは「戦略」でもなければ、ましてや「戦術」でもないということを

認識しなければならない

しっかりと選手にも提示して、更に、それを現実化するための手段を、

既にこのキャンプの時点より、実践しなければなりません。

 

 

さて、阪神ファンにしてみれば「辛い1年」、のひとことで済まされるのですが、

米国のトランプ大統領とは、この先4年付き合わなければならないのですから、

ずいぶんと気が重くなります。

 

トランプ氏の言動については、“唖然”とすることばかりなのですが、

要するに、彼は

businessman(=企業家)であって、

statesman(=政治家)ではないということ。

このギャップを埋めるべきスタッフが、トランプ氏の側近に求められるのですね。

 

 

“唖然”、といえば、トランプ新大統領だけではありません。

新聞・TV、それにTwitterも、トランプ氏の言動だけを追っていれば、

話題には事欠かかないという状況ですが、

むしろ、私たちが気を付けるべきは、米国のことばかりではなく、

我が国の政権のほうにも、もっと注意する必要があります。

 

私、思うに、“自分勝手に何でもやっている”日本の安倍首相と、

大統領令を連発するトランプ氏とが、どうも、重なって見えて仕方ないのですが。

 

 

さて、我が国の政界の“唖然”、“政治オンチ”の小生が、

殊更に取り上げるほどでもないのでしょうが、

法務大臣、或は、防衛大臣の答弁を聞いていて、

“ハナシにならん”と多くの国民は思ったことでしょう。

ただ、あのへんの“低レベル”の大臣を「クビ」にしたところで、

何の進歩も変化も無いことは明白。

 

 

旧聞ですが、私がもっと“唖然”としたニュースがありました。

昨年11/15の産経ニュースより全文引用致します。

(引用開始)~~~~~~~~~~2016.11.15 18:56

加藤勝信担当相、めぐみさん拉致現場視察 トランプ氏勝利で手探り状態

 

 加藤勝信拉致問題担当相は15日、新潟市での県民集会への出席に合わせ、横田めぐみさんが北朝鮮工作員に拉致されたとみられる現場周辺を視察した。拉致問題の解決に引き続き取り組む日本政府の姿勢を示すものだが、拉致問題への関心が不明なドナルド・トランプ氏が米大統領選に勝利したことで、今後の米国の出方をめぐり日本政府も暗中模索を強いられている。

 

 加藤氏は新潟県の米山隆一知事や新潟市の篠田昭市長らの案内で、めぐみさんが通っていた市立寄居中から当時の自宅までの通学路を見て回り、船で連れ去られたとみられる海岸付近まで歩いた。視察後、加藤氏は記者団に「全ての拉致被害者の一日も早い帰国に向け、あらゆる方策を取りながら、その道筋をしっかりと見いだしていきたい」と改めて決意を示した。

 

 ただ、日本政府にとって気がかりなのがトランプ氏の動向だ。これまでトランプ氏が拉致問題について言及したことは皆無。加藤氏は「これまでも同盟国である米国の理解と協力を求めて連携を図ってきたが、引き続きそうした姿勢で取り組む」と強調したが、安倍晋三首相が17日の米ニューヨークでの初会談で話題にできるかも不透明な状況となっている。

(引用終了)~~~~~~~~~~http://www.sankei.com/

(注:太字、下線は筆者が施しました)

 

拉致問題は、基本的に「二国間交渉」の範疇に入ると私は考えます。

よって、「トランプ氏の動向云々(←「でんでん」ではありません)」は、

日本の外交姿勢とは、全く関係なく

如何にして、全員の即時帰国を実現させるか、これだけです。

安倍首相は、ロシアのプーチン大統領との会談の実現により、

平和条約締結まで、持ち込みたかったようですが、

これまた、私感を申しますと、

 

「どんなことがあっても、ロシアは北方領土を返還しない」。

 

領土返還に手をつけると、ロシアの場合、

あっちの土地、こっちの土地と、返還要求が方々から出ることが予想され、

収拾がつかなくなる。

 

それより、私は、日本としては、もっともっと拉致問題の方に傾注しないといけない、

なぜなら、これは、民族・同胞の生命に関わる事案であり、そしてまた、

(旧北方領土島民の方々にも言えることではありますが)

拉致家族の皆様に残された時間は、決して多くはないのです。

 

この記事を読んで感じたことは、これが安倍内閣の

拉致問題に対する姿勢を象徴しているのではないか---ということでした。

 

更に、またまたまた私感です、この加藤勝信拉致問題担当相、

先に書いた、法務大臣、防衛大臣よりも、いっそう「罪が深い」。

“トップ”もひどいが、閣僚連中もロクなもんじゃない。

 

実質、今年最初のブログですが、情けない話題に終始してしまいました。

うーん、イヤな世の中ですなー。

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2017年1月 1日 (日)

忘れようとして。(27)~「艶歌」。星野哲郎先生と水前寺清子さん

新しい年、2017年を迎えました、皆さん、お元気でいらっしゃいますか。

さて、遅くなりました、前回よりのつづきです。

 

星野先生と水前寺さんのコンビは、デビュー曲に続いて、

ヒット曲を連発してゆきます。

 

いっぽんどっこの唄」「いつでも君は」「三百六十五歩のマーチ

真実一路のマーチ」「おしてもだめならひいてみな

神様の恋人」「人生一路

 

どれをとっても、“人生の応援歌”というべき、

「援歌」、というジャンルを確立された、

星野先生・水前寺さんの珠玉の作品群といえましょう。

 

以前に拙ブログで、

~~~~~~~~~

御存じのように、従来、いろいろな「enka」が、存在してきた。

まず「演歌」そして、「艶歌」、また、「怨歌」、「炎歌」、「恨歌」、「援歌」、「厭歌」etc

~~~~~~~「艶華」。(あるいは、「極私的中森明菜論」): SAPPARI WAYA

などと書いたことがありますが、

当の星野哲郎先生の談によれば

 

―このことは Wikipediaにも記述がありませんので、特記しておきます―

「僕はもともと船乗り志望でしたから、潮の香りが好きなんです。

だから、“エンカ”は『塩歌』です」といった旨のご発言もあったようです。

 

なるほど、となりますと、

先に挙げた北島三郎 さんの「なみだ船」、また、

鳥羽一郎さんの「兄弟船」あたりが、

さしずめ、『塩歌』ジャンルの代表曲、といえるかもしれません。

 

 

さて、今回、私が大好きだった星野先生作の水前寺さんの歌として取り上げるのは、

そのものズバリ、タイトルも「艶歌」なのですが、

といっても、さほど“艶っぽい”内容でもなく、

水前寺さんにとっての“王道”、「援歌」路線そのものといえます。

当時、ある程度ヒットしたとは思うのですが、

私の調べた範囲では、ネットの歌詞検索サイトではみつかりませんでした。

 

(注:2011年当時のこと。現在では、ヒットする検索サイトも存在します)

 

ともあれ、こんな歌なのです。(一部のご紹介にとどめます、ご了承のほど)

 

~~~~~~~~

艶歌」(抄) 作詩:星野哲郎/作曲:安藤実親 

 

泣いてたまるか 泣くのは癪(しゃく)だ

泣けば 喜ぶやつばかり

意地が男の 突っかい棒だ

ぐっと こらえて 持ちあげろ

負けて死ぬのは 死ぬよりつらい

死ぬよりつらい

 

 

一が二になり 二が三になる

山と積め積め 一の字を

目には見えない 今日一日の

牛の歩みを 繰り返し

俺もいきたい 男の舞台

男の舞台

~~~~~~~~

 

音源のアップは控えますが(苦笑)、

水前寺さんの凛とした歌声が、

星野哲郎先生の「援歌」の詩界をあますところなく表現された、

名曲であると、私は思っています。

 

星野先生の告別式にて弔辞を読まれたのは、

ほかならぬ、水前寺清子さんでしたが、

おふたりは、文字通り、“父子”のように、

二人三脚で芸能界を歩んでこられました。

 

あるとき、水前寺さんが星野先生に、

“今度はこんな内容の詩を書いてほしい”と言ったことがあったのですが、

そのとき、星野先生は、

「出来上がった歌詞を渡すと、

殆どの歌手は、最敬礼してうやうやしく押しいただくのに、

僕に注文をつけるとは、歌謡界広しといえども、キミだけだな」

とおっしゃったことがあったそうですね。

 

このことからうかがえますように、二人の絆は、

いわゆる「師弟関係」を超えたものになっていました。

 

 

こうして、水前寺清子さんは(前にも書きましたように)

NHK紅白歌合戦」(今、まさに放送中)に、

1965年(16回)から1986年(37回)まで22回連続出場され、

その内、紅組の司会を、4回も務められるような、

「国民的スター」の座に昇り詰められたのです。

 

 

現在の水前寺さんは、おケガも克服され、

今も現役で歌手活動を続けていらっしゃいますね。

私も、今一度、水前寺清子さんの「艶歌」を聴いて、

元気を絞り出し(笑)、新年を迎えようと思います。(おしまい)

 

 

水前寺清子さんのブログはこちら。

水前寺清子オフィシャルブログ

PS:「艶歌」の全部の歌詞・楽曲は、こちらのサイトで鑑賞できます。

艶歌 - 水前寺清子 - 歌詞&動画視聴 

なお、動画の中には、1968年レコード大賞作詩賞の授賞式で、

花束を手にされた星野哲郎先生の前で、

「艶歌」を歌っておられる水前寺さんの動画が有りますので、ぜひどうぞ。

 

水前寺清子・三百六十五歩のマーチ~

水前寺清子 全曲集~人情・三百六十五歩のマーチ~

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2016年11月23日 (水)

忘れようとして。(26)~星野哲郎先生と水前寺清子さん

えー、久々の更新につき、……

書きかけのファイルの中から、ひとつピックアップ致しました。

文面からみて、2011年度のもののようでした(苦笑)。

手直しを加え、このたびアップします。

 

~~~~~~~~~~~~~~

§1115日は星野哲郎先生の御命日でした。

 

今回は、星野哲郎先生、そして、水前寺清子さんについてです。

申すまでもなく、

星野哲郎先生は、昭和における大作詞家のおひとりで、

20101115日にご逝去されました。

 

ち・な・み・に、ですが―

アニメ『銀河鉄道999』の主人公は“星野鉄郎”ですので、

混同なさいませんよう(笑)。

 

音楽ファンの皆様におかれましては、先刻ご承知のことも多くなるかもしれません。

また、“長期の休養”(苦笑)をとったにもかかわらず、

相も変わらぬ、なんら益の無い文章で、申し訳ないことです。

 

 

さて、“なぜ、水前寺清子さんなのか”については…ですが、

エピソ-ドをひとつ。

第一に、私自身も水前寺さんのファンであります。

更にです、2013.2月に、本田美奈子.さんと同じく、

“もう一人の「ノー・ジャンル」アーチスト”として、

雨谷麻世さんを、ご紹介した記事をアップしましたが、

実は、その雨谷麻世さんも水前寺清子さんのファンでいらしたのです。

“意外”といえば、“意外”なのですが、“クラシック畑”の方でも、

歌謡曲がお好きな方は、案外とおられるそうですね。

 

 

そんなハナシはともかく、

水前寺清子さんは、「NHK紅白歌合戦」には

1965年から1986年まで22回連続出場され、その上、

紅組の司会も4回務められたという、

まさに、「国民的歌手」の内のおひとりなのです。

 

 

さて、星野先生のお名前はご存じなくても、先生の曲は、

皆様、必ず、いつかどこかで、お聞きになったことがあるハズです。

 

北島三郎 さんの、「なみだ船」「兄弟仁義」「風雪ながれ旅」「函館の女」…

と並べますと、きっと肯かれることでしょう。

星野哲郎 - Google 検索

にもありますように、渥美清さんの「男はつらいよ」も、

先生の作品ですね。

本田美奈子.さん歌唱(?)による、「てんけいの妄想CD

http://bluesky1010.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/cd-8657.html

でご紹介した、美空ひばりさんの名曲、「みだれ髪」もそうです。

 

もっと懐かしいところでは、「黄色いサクランボ」(歌:スリー・キャッツ

も、先生の作品でした。

 

 

さて、水前寺清子さんのデビュー曲は、

星野先生作詞の「涙を抱いた渡り鳥」ですが、

内輪の話を申し上げますと、

本来、この曲は、畠山みどりさんが歌われるハズでした。

畠山さんも先生と一緒に、クラウン・レコードへ移籍して、

“移籍後第一弾”として発表される段取りだったのです。

 

しかし、畠山さんの移籍話がうまく進まず、

結局、当時、新人の水前寺さんが歌われることになった―

そんな経緯があったのですね。

 

でも、水前寺さんご本人としては、「演歌」というより、歌謡曲、

今でいうところの、“ポップス系”のジャンルの方を

希望されていたらしいのですが、

いやはや、人間の運命というものは、わからないものです。

もしも、構想どおり、畠山さんがコロムビアから移籍されていたならば、

“今の水前寺清子さん”は、存在しておられないかもしれないのですから。

 

(私的には、ポップスを歌われる水前寺さんも、見てみたい、という気持ちがあります。

 たぶん、ポップス界でも、ご成功されていたのではないかなー)

 

とはいうものの、子細は忘れましたが、デビューまでには何かと日数がかかり、

そう、歌詞の書き換えなどもあったことでしょう―

 

実のところ、この「涙を抱いた渡り鳥」は、

もともと、「袴をはいた渡り鳥」というタイトルで、

畠山さんに提供される予定でしたから。

 

それで、水前寺さんのお父上が、かなり“やきもき”される場面もあったそうですね。

 

 

さて、父上のご心配もありましたが、このデビュー曲は、大ヒットとなりました。

 

 

余談ですが、この「涙を抱いた渡り鳥」の作者として、

 「有田めぐみ作詞、いずみゆたか作曲」

という表記もありますが、

それぞれ、星野哲郎市川昭介、両先生の別名で、これは、

コロムビアレコードに対する配慮だったようです。

                      水前寺清子 全曲集

全曲集                      (この項、つづく)

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2016年10月31日 (月)

10月はお休みです。

今月、ついに更新が出来ませんでした。

書きかけのファイルは色々とあるのですが、残念。

さすが、“日本一、辺鄙なブログ”というわけで。

来月はガンバリます、というつもりです。(時間、あるかナー)

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2016年9月 1日 (木)

四たび『アメイジング・グレイス』によせて/本田美奈子.さんにも金メダル!?

§敗れざる者。

将棋ジャーナリズムは、囲碁界のそれと比べると、

一手も二手も遅れているような気がするのですが、

それら棋書の中では五指に入る名著(ハイ、私見です)、

『敗局は師なり』(中平邦彦著)を、ふと思い出していました。

“そのフレーズ、聞いたことがあるよ”とおっしゃる方も多いと思います。

「難局は最大の恩師なり」という言葉もありました。ほぼ、同義語ですね。

 

この本、数名の名棋士の、それぞれが負けた将棋を集め、

単にその勝負の指し手を追うのみならず、対局当時の心境のインタビュー、

盤上に現れなかった隠れた読み筋、勝負師独特の心理的駆け引き

敗因の探究、そして各々の棋士にとって、その敗戦の持つ意味等々を、

中平邦彦氏の御麗筆で綴られた、“ドキュメント風エッセイ”です。

 

なぜ、こんなことを書いているかと申しますと…

あまり、オリンピックには興味が無い私ですが、

卓球の福原 愛選手のシングルスは、お盆休暇中につき、

しっかりと観戦出来ました。

惜しくも、福原選手は、メダルを逸しますが、

続く団体戦では、3位決定戦で勝利を収め、銅メダルを獲得されましたね。

 

ゲーム直後の福原 愛、石川佳純、伊藤美誠3選手、

いわゆる“卓球三姉妹”の、各人各様のインタビューを聞きながら考えたのですが、

中平邦彦氏の著作のひそみに倣えば、

「この3人こそ、言葉の正しい意味で、“敗れざる者たち”ではないか」

そう思ったのです。

金メダルよりも価値のあるものをこの3人は、得たに違いない“―

これが私の感想でした。

 

§本田美奈子.さんにも金メダル!?

さあ、4回目の『Amazing Grace』であります。

表題の「本田美奈子.さんにも金メダル!?」についてですが、

「いったい、どういう意味?」と、訝しく思われることでしょうが----

ましてや、つい先ほど、“金メダルよりも価値のあるもの云々”と書いた直後に

この有様ですから、拙ブログが、「さっぱりわやくちゃ」たる所以であります。

 

 

本田美奈子.さんが天界に還られて後、多くの方々が追悼のコメントを

寄せられていました。

でも―私だけの思いかもしれませんけども、

声楽界の方からのそれは、やや少ないような気がしておりました。

(もちろん、本田さんの演奏は、純然たるクラシック声楽とは異なります)

 

ただ、ブログとかメールとかを通じて、本田さんへの優しいお気持ちを

間接的に伝え聞いたことも、再三には亘りますが、

この度のようにご自身の言葉で綴られた文章を拝見しますと、

やはり、感激もひとしお、なのですね。

 

 

前置きが長くなりました。

私が、このたび注目したのは、増田いずみさんのFacebookです。

 

増田いずみさんにつきましては、過去にもご紹介致しましたね。

増田いずみさん―「ポップ・オペラ」の世界。2007/11

あと、当時“話題”になった(ホント?)こんなブログ。

ヘイリーさんのライブに行ってきました。<その3>2008/09

 

 

本題です。全文、引用いたします。

時はやや遡りますが、713日の増田いずみさんのサイト。

 

(引用開始)~~~~~~~~~~

713日 ·

本田美奈子さんが歌うアメージンググレイスは、ご存知ですか?20代の方は知らないかもしれませんね

 

2003年、私も、美奈子さんも、クラシカル クロスオーバーの世界に飛び込んだアルバムデビューの年が同じ。

当時、私のアルバムは、いつも美奈子さんの隣に並んでいました。アイドルから、ミュージカルの勉強にNYにいったときもびっくりでしたが、クロスオーバーの世界に飛び込んだ彼女の情熱は、尊敬を飛び越え、畏敬。

どれだけのレッスンを重ねたことでしょう。いつか、お目にかかりたい!と憧れの存在でした。

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、、と。

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、、と。

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、、と。

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、、と。

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、、と。

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。

 

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、と。

 

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

 

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

 

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。(引用終了)~~~~~~~~~~

増田いずみ 寄せる歌 Official Fansite | Facebookより引用いたしました。

 

 

増田いずみさんは、国立音楽大学及び同大学院オペラ科を修了、

文化庁オペラ在外研究員に選ばれ、3年間ニューヨークのジュリアード音楽院に留学

というご経歴の、現役声楽家でいらっしゃいます。

 

文中にありますように、

 

「尊敬を飛び越え、畏敬」

「どれだけのレッスンを重ねたことでしょう。いつか、お目にかかりたい!

と憧れの存在でした。」

 

これを、本田美奈子.さんへの最大級の賛辞と言わずして、何と言うべきでしょうか!

 

本田さんを、単に同じプロ歌手としてだけではなく、

音楽界に身を捧げた同志、或は戦友として、想っていらっしゃるのでしょう、

友情と敬愛に溢れたお言葉をいただき、胸が熱くなりました。

 

 

本田美奈子.さんにも金メダル」!!

いかがでしょう、これは決して「てんけい」の空言でも、

妄想でもないということが、お分かりいただけたでしょうか!

 

 

「この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました」

とのお言葉ですが、いえいえ、岩谷時子先生も、

本田美奈子.さんも、きっと喜ばれることでしょう、

これからもライブで、どんどん歌っていただきたく存じます。

 

 

拙ブログでは、皆様も、もう、“耳タコ”、いや、“目にタコ”状態でしょうが、

「本田美奈子.歌がつないだ“いのち”の対話」2008/03

お知らせです。【クラシカル・クロスオーバーオーディション】2015/03

司馬遼太郎氏の小説『竜馬がゆく』の中で、

俺は死なんよ」と名言を残した坂本竜馬が、続けてこう言っているのです。

(引用開始)~~~~~~~~~~~~~~

人間、仕事の大小があっても、そういうものさ。

だれかが灯を消さずに点しつづけてゆく。

そういう仕事をするのが、不滅の人間ということになる

~~~~~~~~(引用終了) (司馬遼太郎:『竜馬がゆく 四』より)

 

 

何度も書きます、「想いは受け継がれてこそ」なのです。

本田美奈子.さんも、さぞかし、お喜びのことでしょう!

そして……

増田いずみさんの御健康と、今後の益々の御活躍を、

本田美奈子.さんとご一緒にお祈りしております。  (おしまい)

 

 PS増田いずみさんによる

Amazing Grace』のご演奏(少し、時間が短いです)はこちら。

アメージング グレイス Amazing Grace - YouTube

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2016年8月18日 (木)

魔女は眠らない、聖女は眠れない(12)~8.9長崎平和祈念式典。

前回、「長崎市長、及び被爆者代表のスピーチを、私は注目いたします」

と書きましたが、さて、どうだったか。

毎日新聞の記事を引用いたします。

カットなし、全文の引用です。

 

(引用開始)~~~~~~~~~~

長崎原爆の日:71回目 事実知り非核へ 平和宣言、被爆地訪問を促す - 毎日新聞

 

長崎は9日、71回目の「原爆の日」を迎え、長崎市の平和公園で平和祈念式典が開かれた。田上富久市長は平和宣言で、核兵器の残虐性を強調し、5月のオバマ米大統領による広島訪問を評価。「原子雲の下で人間に何が起きたのか。事実を知ることこそが、核兵器のない未来を考えるスタートラインだ」と述べ、各国の指導者や市民らに被爆地を訪れるよう促した。

 

 式典には被爆者や遺族、市民ら約6200人が出席。核兵器保有国の米露英仏中を含め、過去2番目に多い53カ国の代表が参列し、原爆投下時刻の午前11時2分、黙とうをささげた。

 

 田上市長は平和宣言で、米軍による原爆投下直後の惨状や、現在も続く放射線による被害に触れ、「核兵器は人間を壊す残酷な兵器」だと繰り返した。その上で、今年始まった、核兵器禁止に向けた法的枠組みについての国連作業部会での議論に参加しようとしない核保有国に対し、議論に参加するよう求めた。

 

 日本政府に対しては「核兵器廃絶を訴えながら、核抑止力に依存する立場をとっている」とし、その姿勢が「矛盾」していると批判。非核兵器地帯の創設などでリーダーシップを発揮することを期待した。

 さらに被爆71年を迎え、「被爆者のいない時代」が近付いていると指摘。「戦争や被爆の体験をどう受け継いでいくかが、今、問われている」として、若い世代への継承に力を入れる必要性を強調した。

 

 一方、昨年は「慎重で真摯(しんし)な審議」を求めた安全保障関連法や、憲法改正を巡る動きには直接言及せず、憲法の平和の理念に触れた上で「ふたたび戦争をしないために、平和国家としての道を歩み続けなければならない」と述べるにとどめた。

 

 被爆者代表として「平和への誓い」を読み上げた長崎県被爆者手帳友の会会長の井原東洋一(とよかず)さん(80)は、安保関連法を「憲法に反する」と批判し、廃止を求めた。

 

 安倍晋三首相もあいさつでオバマ氏の広島訪問を評価し、オバマ氏が呼びかけた「核兵器のない世界」の実現に向け、「核兵器国と非核兵器国の双方に協力を求め、努力を重ねる」と語った。非核三原則の堅持は明言したが、憲法には今年も触れなかった。

 式典では、この1年間で死亡が確認された原爆死没者3487人の名前を記した原爆死没者名簿4冊が奉安された。奉安された死没者の総数は17万2230人となった。  【加藤小夜】~~~~~~~~~ 記事全文を引用いたしました。

(なお、赤字は、筆者が施しています)

http://mainichi.jp/articles/20160809/ddg/001/040/002000c

 

 

私の感想は後日----といってもいつになるかしらん。

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2016年8月 7日 (日)

魔女は眠らない、聖女は眠れない(11)~8.9長崎原爆の日を注視する。

リオの五輪も始まり、また、国内では、高校野球も開幕です。

スポーツファンにとっては、たまらない季節がやってきました。

こういったイベントに心ウキウキもいいのであろうが、

ちょっとだけ、書かせてください。

 

 

来る「89」には、長崎原爆の日の祈念式典が行われますが、

最近、オカシイ動きがあるというのです。

 

 

去年と一昨年の被爆者代表は、

「集団的自衛権の行使容認は憲法を踏みにじる暴挙」等と

公然と政府の政策を批判しました。

これでは、式典に参列していた安倍首相は、さぞ不愉快だったに相違ない。

 

今年は、「平和への誓い」を読む被爆者の方は、従来通り

被爆者団体から選ぶものの、

来年以降は、“有識者”(最近、よく耳にする言葉ですネ)らからなる

市の審査会が人選を行うことになったのです。

 

 

また、長崎市長が読み上げる「平和宣言」についても、同様です。

昨年、田上富久長崎市長は、当時国会審議中の「戦争法案」に対し、

「不安と懸念」を表明しました。

言葉としては、自治体の長の演説における、本当にギリギリの表現でした。

(動画はこちら、最終の2分間くらいの箇所です、このような公の場における

日本のスピーチでは珍しく会場全体に大きな拍手が2度沸き起こります)

平成27年長崎平和宣言(2015年8月9日)(長崎市) - YouTube

安倍首相、内心、“この野郎!”と思ったことでしょう。

 

そして、去年長崎市は、このように集団的自衛権行使容認などを批判し、

平和宣言を作成した、起草委員3人を交代させます。

その理由としては、“さしさわり”のない事柄を挙げていますが、

政権からの圧力があったことは、確かでしょう。

 

 

憶えておられる方は多いと思います。

高市総務大臣の「電波停止」発言や、

自民党によるテレビ朝日、NHKへの事情聴取等の事件は、

まだ記憶に新しいはず。

これを、「言論統制」と言わずして、何と言おうか。

 

政府側にしても、もしも、万一、

“これは、「戦争法案」ではない、日本の平和、世界の安定に資するものだ”

という揺るがぬ信念があれば、こんな圧力を使う必要など、 

全く無いのですから。

 

 

現政権支持の方、過日の参院選で自公に投票された方、

このような自由な発言が出来ない社会を、望んでいたのですか?

 

 

明後日に迫った、長崎原爆の日の祈念式典、

長崎市長、及び被爆者代表のスピーチを、私は注目いたします。

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2016年7月 9日 (土)

魔女は眠らない、聖女は眠れない(10)~自民党を勝たせてはいけない。

 

前回の続きです。もう一度書きます。

 

この参院選の最大の争点は、現政権の企図している「憲法改悪」です。

 

 

 

私は、

 

「現憲法も、細かく見ていけば、変えるべき部分もあるかもしれない、

 

だが、安倍首相の改変しようとする方向性には反対である」

 

と、2013年に書きました。

 

更にクロスオーバーの凄い歌手~三宅由佳莉さん。/そして、憲法のこと。

 

 

 

では、自民党の「日本国憲法改悪草案」とはどんなものでしょうか。

 

先日、紹介した動画がこれ。

 

 現憲法と改正案

 

 

 

なににつけても、“国が、国が”のオンパレードです。

 

2013年にも記しましたが、この“国が”という発想が問題なのですね。

 

 

 

憲法は、国家の権力の暴走に「歯止め」をかけるのが第一義的な目的であります。

 

改悪草案では、常に「国家」が国民の上部に有り、

 

また、市民を差し置いて、常に「国家」が先に来る。

 

これが「民主主義」の対極にある、「国家主義」と称せられるものです。

 

現憲法は、この戦前の「国家主義」への痛切な反省から生まれたものでした。

 

 

 

ここまで書いても、“「てんけい」のやつ、なんとオーバーなことを”

 

と思われる方も、おられるかもしれません。

 

 

 

では、今日はこんな例を挙げます。

 

 

 

今年、選挙権を得た、18-19歳の方々。

 

殆どの方が「スマホ」をお持ちで、多い人なら1日数十回、通話されていますね。

 

ということは、大いに関心を持っていただきたいのですが、

 

こんな法案が国会を通過したそうです。

 

 

 

“改正”刑事訴訟法と通信傍受法(=盗聴法)の改悪です。

 

この法案は二つ“セット”で提出されたらしい。

 

刑事訴訟法の改正は、日弁連も評価しているくらいの程度ですが、

 

“セット”になった通信傍受法の「改悪」は、かなりタチが悪いのです。

 

 

 

刑事訴訟法は、ざっといきます、

 

要するに「取り調べの可視化」が進んだ、といえなくもないですが、

 

100%の可視化”には至っていませんし、なにより、

 

“今、自白したら楽になるゾ”とかいう「脅し」は、

 

被疑者がトイレなどに行ったときに、警察が“ボソッ”とつぶやくものなのです。

 

まさか、トイレまでビデオは録れませんから、この法案に過度の期待はできません。

 

それより、「自白偏重主義」をなくすことが、

 

冤罪を防ぐためには、最も重要な取り組みなのです。

 

 

 

さて、通信傍受法に移ります。

 

警察が盗聴できる犯罪はこれまでの4種類(薬物、銃器、組織的殺人、集団密航)に

 

9種類が追加されました。

 

新たに盗聴対象になる9種類とは窃盗、詐欺、殺人、傷害、放火、誘拐、監禁、

 

爆発物、児童ポルノ。

 

 

 

問題なのは、第3者の立ち合いがなくても盗聴できるようになったことです。

 

これまでは第3者の立ち合いを必要とし、

 

場所も日本でただ一ヵ所(NTTの施設)に限られていました。

 

改悪後は捜査当局の盗聴(通信傍受)場所が飛躍的に増えます。

 

NTT一ヵ所だったのが、警視庁と全国の道府県警で盗聴できるようになりました。

 

 

 

“でも、私は犯罪者じゃないから、そんな心配ないでしょ?”

 

と、おっしゃるかもしれませんね。

 

残念ながら、毎度申し上げておりますように、

 

権力はウソをつきます、また、権力は暴走するものです。

 

政府は必ず嘘をつく 

 

理由は簡単、「本来的にそういう性質であるから」と考えます。

 

例示としては、そうですね…舛添都知事の事件を思い出してください。

 

政治学者の頃の舛添氏は、議論の”切れ味”もなかなかのものでしたが、

 

知事の座についてからは、もう、皆様もご存知のように、

 

ウソもつきましたし、暴走もありましたよね。

 

 

 

この通信傍受法(=盗聴法)の改悪が、市民のプライバシーを侵さない、

 

という保障は、まったく無いのです。

 

歴史を見てください、戦前の「治安維持法」もそうですが、

 

法律の“拡大適用”から、どんどん歪んだ方向に進んでいくのですね。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

明日に迫った、参議院選挙に戻りましょう。

 

 

 

ときに「ひとこと多いてんけい」としては、

 

学者先生・野党や、SEALDsの学生の皆さん々が使っている

 

立憲主義の回復」という言葉が気に入らない。

 

例えばの話、“内容の悪くなった憲法”の下での「立憲主義」なら、

 

誰もが、まっぴら御免のハズでしょ。

 

ですから、昔の社共(旧:社会党・共産党)ではないですが、

 

主義・理念を明確化するために、

 

護憲」或は、「平和憲法維持」と言うのが正しい日本語の使い方です。

 

 

 

 

 

では、具体的にどのような投票行動を採るか、ということに移ります。

 

選挙区では、野党共闘の候補者に入れてください。

 

野党共闘が実現していない選挙区では、まずもって

 

自民党・公明党には投票しないことです。

 

おおさか維新、新党改革、幸福実現党、日本のこころを大切にする党は、

 

私見では、何れも、自民党と連立政権を組める政党ですから、

 

こんな候補者へ票を入れてはならない。

 

 

 

 

 

次に、比例区。

 

同じように、自民党・公明党、および、

 

おおさか維新、新党改革、幸福実現党、日本のこころを大切にする党には

 

絶対入れないことです。

 

 

 

残念ながら、比例区の野党統一名簿が出来なかったので、

 

私は、仕方なく、大キライな共産党にでも入れるつもりです。

 

“共産党はねー”とおっしゃる方、

 

比例区では、民進党、社民党、怒りの声、生活の党に投票をお願いします

 

 

 

 

 

今回の参議院選挙は、国民の人権をしっかりと守っていくための大事な選挙です。

 

戦争法案や、今日、取り上げた通信傍受法(=盗聴法)の改悪などは、

 

廃止・撤回を求めていかねばなりません。

 

 

 

自民党を勝たせてはいけないのです。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

PS:本文中でも紹介いたしました、堤未果氏の本。

 

政府は必ず嘘をつく 

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