2017年1月 1日 (日)

忘れようとして。(27)~「艶歌」。星野哲郎先生と水前寺清子さん

新しい年、2017年を迎えました、皆さん、お元気でいらっしゃいますか。

さて、遅くなりました、前回よりのつづきです。

 

星野先生と水前寺さんのコンビは、デビュー曲に続いて、

ヒット曲を連発してゆきます。

 

いっぽんどっこの唄」「いつでも君は」「三百六十五歩のマーチ

真実一路のマーチ」「おしてもだめならひいてみな

神様の恋人」「人生一路

 

どれをとっても、“人生の応援歌”というべき、

「援歌」、というジャンルを確立された、

星野先生・水前寺さんの珠玉の作品群といえましょう。

 

以前に拙ブログで、

~~~~~~~~~

御存じのように、従来、いろいろな「enka」が、存在してきた。

まず「演歌」そして、「艶歌」、また、「怨歌」、「炎歌」、「恨歌」、「援歌」、「厭歌」etc

~~~~~~~「艶華」。(あるいは、「極私的中森明菜論」): SAPPARI WAYA

などと書いたことがありますが、

当の星野哲郎先生の談によれば

 

―このことは Wikipediaにも記述がありませんので、特記しておきます―

「僕はもともと船乗り志望でしたから、潮の香りが好きなんです。

だから、“エンカ”は『塩歌』です」といった旨のご発言もあったようです。

 

なるほど、となりますと、

先に挙げた北島三郎 さんの「なみだ船」、また、

鳥羽一郎さんの「兄弟船」あたりが、

さしずめ、『塩歌』ジャンルの代表曲、といえるかもしれません。

 

 

さて、今回、私が大好きだった星野先生作の水前寺さんの歌として取り上げるのは、

そのものズバリ、タイトルも「艶歌」なのですが、

といっても、さほど“艶っぽい”内容でもなく、

水前寺さんにとっての“王道”、「援歌」路線そのものといえます。

当時、ある程度ヒットしたとは思うのですが、

私の調べた範囲では、ネットの歌詞検索サイトではみつかりませんでした。

 

(注:2011年当時のこと。現在では、ヒットする検索サイトも存在します)

 

ともあれ、こんな歌なのです。(一部のご紹介にとどめます、ご了承のほど)

 

~~~~~~~~

艶歌」(抄) 作詩:星野哲郎/作曲:安藤実親 

 

泣いてたまるか 泣くのは癪(しゃく)だ

泣けば 喜ぶやつばかり

意地が男の 突っかい棒だ

ぐっと こらえて 持ちあげろ

負けて死ぬのは 死ぬよりつらい

死ぬよりつらい

 

 

一が二になり 二が三になる

山と積め積め 一の字を

目には見えない 今日一日の

牛の歩みを 繰り返し

俺もいきたい 男の舞台

男の舞台

~~~~~~~~

 

音源のアップは控えますが(苦笑)、

水前寺さんの凛とした歌声が、

星野哲郎先生の「援歌」の詩界をあますところなく表現された、

名曲であると、私は思っています。

 

星野先生の告別式にて弔辞を読まれたのは、

ほかならぬ、水前寺清子さんでしたが、

おふたりは、文字通り、“父子”のように、

二人三脚で芸能界を歩んでこられました。

 

あるとき、水前寺さんが星野先生に、

“今度はこんな内容の詩を書いてほしい”と言ったことがあったのですが、

そのとき、星野先生は、

「出来上がった歌詞を渡すと、

殆どの歌手は、最敬礼してうやうやしく押しいただくのに、

僕に注文をつけるとは、歌謡界広しといえども、キミだけだな」

とおっしゃったことがあったそうですね。

 

このことからうかがえますように、二人の絆は、

いわゆる「師弟関係」を超えたものになっていました。

 

 

こうして、水前寺清子さんは(前にも書きましたように)

NHK紅白歌合戦」(今、まさに放送中)に、

1965年(16回)から1986年(37回)まで22回連続出場され、

その内、紅組の司会を、4回も務められるような、

「国民的スター」の座に昇り詰められたのです。

 

 

現在の水前寺さんは、おケガも克服され、

今も現役で歌手活動を続けていらっしゃいますね。

私も、今一度、水前寺清子さんの「艶歌」を聴いて、

元気を絞り出し(笑)、新年を迎えようと思います。(おしまい)

 

 

水前寺清子さんのブログはこちら。

水前寺清子オフィシャルブログ

PS:「艶歌」の全部の歌詞・楽曲は、こちらのサイトで鑑賞できます。

艶歌 - 水前寺清子 - 歌詞&動画視聴 

なお、動画の中には、1968年レコード大賞作詩賞の授賞式で、

花束を手にされた星野哲郎先生の前で、

「艶歌」を歌っておられる水前寺さんの動画が有りますので、ぜひどうぞ。

 

水前寺清子・三百六十五歩のマーチ~

水前寺清子 全曲集~人情・三百六十五歩のマーチ~

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2016年11月23日 (水)

忘れようとして。(26)~星野哲郎先生と水前寺清子さん

えー、久々の更新につき、……

書きかけのファイルの中から、ひとつピックアップ致しました。

文面からみて、2011年度のもののようでした(苦笑)。

手直しを加え、このたびアップします。

 

~~~~~~~~~~~~~~

§1115日は星野哲郎先生の御命日でした。

 

今回は、星野哲郎先生、そして、水前寺清子さんについてです。

申すまでもなく、

星野哲郎先生は、昭和における大作詞家のおひとりで、

20101115日にご逝去されました。

 

ち・な・み・に、ですが―

アニメ『銀河鉄道999』の主人公は“星野鉄郎”ですので、

混同なさいませんよう(笑)。

 

音楽ファンの皆様におかれましては、先刻ご承知のことも多くなるかもしれません。

また、“長期の休養”(苦笑)をとったにもかかわらず、

相も変わらぬ、なんら益の無い文章で、申し訳ないことです。

 

 

さて、“なぜ、水前寺清子さんなのか”については…ですが、

エピソ-ドをひとつ。

第一に、私自身も水前寺さんのファンであります。

更にです、2013.2月に、本田美奈子.さんと同じく、

“もう一人の「ノー・ジャンル」アーチスト”として、

雨谷麻世さんを、ご紹介した記事をアップしましたが、

実は、その雨谷麻世さんも水前寺清子さんのファンでいらしたのです。

“意外”といえば、“意外”なのですが、“クラシック畑”の方でも、

歌謡曲がお好きな方は、案外とおられるそうですね。

 

 

そんなハナシはともかく、

水前寺清子さんは、「NHK紅白歌合戦」には

1965年から1986年まで22回連続出場され、その上、

紅組の司会も4回務められたという、

まさに、「国民的歌手」の内のおひとりなのです。

 

 

さて、星野先生のお名前はご存じなくても、先生の曲は、

皆様、必ず、いつかどこかで、お聞きになったことがあるハズです。

 

北島三郎 さんの、「なみだ船」「兄弟仁義」「風雪ながれ旅」「函館の女」…

と並べますと、きっと肯かれることでしょう。

星野哲郎 - Google 検索

にもありますように、渥美清さんの「男はつらいよ」も、

先生の作品ですね。

本田美奈子.さん歌唱(?)による、「てんけいの妄想CD

http://bluesky1010.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/cd-8657.html

でご紹介した、美空ひばりさんの名曲、「みだれ髪」もそうです。

 

もっと懐かしいところでは、「黄色いサクランボ」(歌:スリー・キャッツ

も、先生の作品でした。

 

 

さて、水前寺清子さんのデビュー曲は、

星野先生作詞の「涙を抱いた渡り鳥」ですが、

内輪の話を申し上げますと、

本来、この曲は、畠山みどりさんが歌われるハズでした。

畠山さんも先生と一緒に、クラウン・レコードへ移籍して、

“移籍後第一弾”として発表される段取りだったのです。

 

しかし、畠山さんの移籍話がうまく進まず、

結局、当時、新人の水前寺さんが歌われることになった―

そんな経緯があったのですね。

 

でも、水前寺さんご本人としては、「演歌」というより、歌謡曲、

今でいうところの、“ポップス系”のジャンルの方を

希望されていたらしいのですが、

いやはや、人間の運命というものは、わからないものです。

もしも、構想どおり、畠山さんがコロムビアから移籍されていたならば、

“今の水前寺清子さん”は、存在しておられないかもしれないのですから。

 

(私的には、ポップスを歌われる水前寺さんも、見てみたい、という気持ちがあります。

 たぶん、ポップス界でも、ご成功されていたのではないかなー)

 

とはいうものの、子細は忘れましたが、デビューまでには何かと日数がかかり、

そう、歌詞の書き換えなどもあったことでしょう―

 

実のところ、この「涙を抱いた渡り鳥」は、

もともと、「袴をはいた渡り鳥」というタイトルで、

畠山さんに提供される予定でしたから。

 

それで、水前寺さんのお父上が、かなり“やきもき”される場面もあったそうですね。

 

 

さて、父上のご心配もありましたが、このデビュー曲は、大ヒットとなりました。

 

 

余談ですが、この「涙を抱いた渡り鳥」の作者として、

 「有田めぐみ作詞、いずみゆたか作曲」

という表記もありますが、

それぞれ、星野哲郎市川昭介、両先生の別名で、これは、

コロムビアレコードに対する配慮だったようです。

                      水前寺清子 全曲集

全曲集                      (この項、つづく)

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2016年10月31日 (月)

10月はお休みです。

今月、ついに更新が出来ませんでした。

書きかけのファイルは色々とあるのですが、残念。

さすが、“日本一、辺鄙なブログ”というわけで。

来月はガンバリます、というつもりです。(時間、あるかナー)

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2016年9月 1日 (木)

四たび『アメイジング・グレイス』によせて/本田美奈子.さんにも金メダル!?

§敗れざる者。

将棋ジャーナリズムは、囲碁界のそれと比べると、

一手も二手も遅れているような気がするのですが、

それら棋書の中では五指に入る名著(ハイ、私見です)、

『敗局は師なり』(中平邦彦著)を、ふと思い出していました。

“そのフレーズ、聞いたことがあるよ”とおっしゃる方も多いと思います。

「難局は最大の恩師なり」という言葉もありました。ほぼ、同義語ですね。

 

この本、数名の名棋士の、それぞれが負けた将棋を集め、

単にその勝負の指し手を追うのみならず、対局当時の心境のインタビュー、

盤上に現れなかった隠れた読み筋、勝負師独特の心理的駆け引き

敗因の探究、そして各々の棋士にとって、その敗戦の持つ意味等々を、

中平邦彦氏の御麗筆で綴られた、“ドキュメント風エッセイ”です。

 

なぜ、こんなことを書いているかと申しますと…

あまり、オリンピックには興味が無い私ですが、

卓球の福原 愛選手のシングルスは、お盆休暇中につき、

しっかりと観戦出来ました。

惜しくも、福原選手は、メダルを逸しますが、

続く団体戦では、3位決定戦で勝利を収め、銅メダルを獲得されましたね。

 

ゲーム直後の福原 愛、石川佳純、伊藤美誠3選手、

いわゆる“卓球三姉妹”の、各人各様のインタビューを聞きながら考えたのですが、

中平邦彦氏の著作のひそみに倣えば、

「この3人こそ、言葉の正しい意味で、“敗れざる者たち”ではないか」

そう思ったのです。

金メダルよりも価値のあるものをこの3人は、得たに違いない“―

これが私の感想でした。

 

§本田美奈子.さんにも金メダル!?

さあ、4回目の『Amazing Grace』であります。

表題の「本田美奈子.さんにも金メダル!?」についてですが、

「いったい、どういう意味?」と、訝しく思われることでしょうが----

ましてや、つい先ほど、“金メダルよりも価値のあるもの云々”と書いた直後に

この有様ですから、拙ブログが、「さっぱりわやくちゃ」たる所以であります。

 

 

本田美奈子.さんが天界に還られて後、多くの方々が追悼のコメントを

寄せられていました。

でも―私だけの思いかもしれませんけども、

声楽界の方からのそれは、やや少ないような気がしておりました。

(もちろん、本田さんの演奏は、純然たるクラシック声楽とは異なります)

 

ただ、ブログとかメールとかを通じて、本田さんへの優しいお気持ちを

間接的に伝え聞いたことも、再三には亘りますが、

この度のようにご自身の言葉で綴られた文章を拝見しますと、

やはり、感激もひとしお、なのですね。

 

 

前置きが長くなりました。

私が、このたび注目したのは、増田いずみさんのFacebookです。

 

増田いずみさんにつきましては、過去にもご紹介致しましたね。

増田いずみさん―「ポップ・オペラ」の世界。2007/11

あと、当時“話題”になった(ホント?)こんなブログ。

ヘイリーさんのライブに行ってきました。<その3>2008/09

 

 

本題です。全文、引用いたします。

時はやや遡りますが、713日の増田いずみさんのサイト。

 

(引用開始)~~~~~~~~~~

713日 ·

本田美奈子さんが歌うアメージンググレイスは、ご存知ですか?20代の方は知らないかもしれませんね

 

2003年、私も、美奈子さんも、クラシカル クロスオーバーの世界に飛び込んだアルバムデビューの年が同じ。

当時、私のアルバムは、いつも美奈子さんの隣に並んでいました。アイドルから、ミュージカルの勉強にNYにいったときもびっくりでしたが、クロスオーバーの世界に飛び込んだ彼女の情熱は、尊敬を飛び越え、畏敬。

どれだけのレッスンを重ねたことでしょう。いつか、お目にかかりたい!と憧れの存在でした。

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、、と。

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、、と。

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、、と。

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、、と。

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、、と。

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。

 

それから2年後他界した彼女への私の寂しさ、悔しさ、いろんな想いが強くて、ファンの方にも申し訳ないような、自分のなかで、なんだか解決できないモヤモヤがあり、この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました。

美奈子さんが星になって11年目になり、もう、気持ちを切り替えてもいいんじゃないかな、と。

 

星の輝く、このイベントなら歌えるかも

 

乗り越えなきゃいけない、と勇気を出した、最初の一歩です

 

美奈子さんが歌う アメージンググレイスは、私のなかで、いつまでもキラキラ輝く星なのです。(引用終了)~~~~~~~~~~

増田いずみ 寄せる歌 Official Fansite | Facebookより引用いたしました。

 

 

増田いずみさんは、国立音楽大学及び同大学院オペラ科を修了、

文化庁オペラ在外研究員に選ばれ、3年間ニューヨークのジュリアード音楽院に留学

というご経歴の、現役声楽家でいらっしゃいます。

 

文中にありますように、

 

「尊敬を飛び越え、畏敬」

「どれだけのレッスンを重ねたことでしょう。いつか、お目にかかりたい!

と憧れの存在でした。」

 

これを、本田美奈子.さんへの最大級の賛辞と言わずして、何と言うべきでしょうか!

 

本田さんを、単に同じプロ歌手としてだけではなく、

音楽界に身を捧げた同志、或は戦友として、想っていらっしゃるのでしょう、

友情と敬愛に溢れたお言葉をいただき、胸が熱くなりました。

 

 

本田美奈子.さんにも金メダル」!!

いかがでしょう、これは決して「てんけい」の空言でも、

妄想でもないということが、お分かりいただけたでしょうか!

 

 

「この歌詞でアメージンググレイスを歌うことは遠慮していました」

とのお言葉ですが、いえいえ、岩谷時子先生も、

本田美奈子.さんも、きっと喜ばれることでしょう、

これからもライブで、どんどん歌っていただきたく存じます。

 

 

拙ブログでは、皆様も、もう、“耳タコ”、いや、“目にタコ”状態でしょうが、

「本田美奈子.歌がつないだ“いのち”の対話」2008/03

お知らせです。【クラシカル・クロスオーバーオーディション】2015/03

司馬遼太郎氏の小説『竜馬がゆく』の中で、

俺は死なんよ」と名言を残した坂本竜馬が、続けてこう言っているのです。

(引用開始)~~~~~~~~~~~~~~

人間、仕事の大小があっても、そういうものさ。

だれかが灯を消さずに点しつづけてゆく。

そういう仕事をするのが、不滅の人間ということになる

~~~~~~~~(引用終了) (司馬遼太郎:『竜馬がゆく 四』より)

 

 

何度も書きます、「想いは受け継がれてこそ」なのです。

本田美奈子.さんも、さぞかし、お喜びのことでしょう!

そして……

増田いずみさんの御健康と、今後の益々の御活躍を、

本田美奈子.さんとご一緒にお祈りしております。  (おしまい)

 

 PS増田いずみさんによる

Amazing Grace』のご演奏(少し、時間が短いです)はこちら。

アメージング グレイス Amazing Grace - YouTube

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2016年8月18日 (木)

魔女は眠らない、聖女は眠れない(12)~8.9長崎平和祈念式典。

前回、「長崎市長、及び被爆者代表のスピーチを、私は注目いたします」

と書きましたが、さて、どうだったか。

毎日新聞の記事を引用いたします。

カットなし、全文の引用です。

 

(引用開始)~~~~~~~~~~

長崎原爆の日:71回目 事実知り非核へ 平和宣言、被爆地訪問を促す - 毎日新聞

 

長崎は9日、71回目の「原爆の日」を迎え、長崎市の平和公園で平和祈念式典が開かれた。田上富久市長は平和宣言で、核兵器の残虐性を強調し、5月のオバマ米大統領による広島訪問を評価。「原子雲の下で人間に何が起きたのか。事実を知ることこそが、核兵器のない未来を考えるスタートラインだ」と述べ、各国の指導者や市民らに被爆地を訪れるよう促した。

 

 式典には被爆者や遺族、市民ら約6200人が出席。核兵器保有国の米露英仏中を含め、過去2番目に多い53カ国の代表が参列し、原爆投下時刻の午前11時2分、黙とうをささげた。

 

 田上市長は平和宣言で、米軍による原爆投下直後の惨状や、現在も続く放射線による被害に触れ、「核兵器は人間を壊す残酷な兵器」だと繰り返した。その上で、今年始まった、核兵器禁止に向けた法的枠組みについての国連作業部会での議論に参加しようとしない核保有国に対し、議論に参加するよう求めた。

 

 日本政府に対しては「核兵器廃絶を訴えながら、核抑止力に依存する立場をとっている」とし、その姿勢が「矛盾」していると批判。非核兵器地帯の創設などでリーダーシップを発揮することを期待した。

 さらに被爆71年を迎え、「被爆者のいない時代」が近付いていると指摘。「戦争や被爆の体験をどう受け継いでいくかが、今、問われている」として、若い世代への継承に力を入れる必要性を強調した。

 

 一方、昨年は「慎重で真摯(しんし)な審議」を求めた安全保障関連法や、憲法改正を巡る動きには直接言及せず、憲法の平和の理念に触れた上で「ふたたび戦争をしないために、平和国家としての道を歩み続けなければならない」と述べるにとどめた。

 

 被爆者代表として「平和への誓い」を読み上げた長崎県被爆者手帳友の会会長の井原東洋一(とよかず)さん(80)は、安保関連法を「憲法に反する」と批判し、廃止を求めた。

 

 安倍晋三首相もあいさつでオバマ氏の広島訪問を評価し、オバマ氏が呼びかけた「核兵器のない世界」の実現に向け、「核兵器国と非核兵器国の双方に協力を求め、努力を重ねる」と語った。非核三原則の堅持は明言したが、憲法には今年も触れなかった。

 式典では、この1年間で死亡が確認された原爆死没者3487人の名前を記した原爆死没者名簿4冊が奉安された。奉安された死没者の総数は17万2230人となった。  【加藤小夜】~~~~~~~~~ 記事全文を引用いたしました。

(なお、赤字は、筆者が施しています)

http://mainichi.jp/articles/20160809/ddg/001/040/002000c

 

 

私の感想は後日----といってもいつになるかしらん。

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2016年8月 7日 (日)

魔女は眠らない、聖女は眠れない(11)~8.9長崎原爆の日を注視する。

リオの五輪も始まり、また、国内では、高校野球も開幕です。

スポーツファンにとっては、たまらない季節がやってきました。

こういったイベントに心ウキウキもいいのであろうが、

ちょっとだけ、書かせてください。

 

 

来る「89」には、長崎原爆の日の祈念式典が行われますが、

最近、オカシイ動きがあるというのです。

 

 

去年と一昨年の被爆者代表は、

「集団的自衛権の行使容認は憲法を踏みにじる暴挙」等と

公然と政府の政策を批判しました。

これでは、式典に参列していた安倍首相は、さぞ不愉快だったに相違ない。

 

今年は、「平和への誓い」を読む被爆者の方は、従来通り

被爆者団体から選ぶものの、

来年以降は、“有識者”(最近、よく耳にする言葉ですネ)らからなる

市の審査会が人選を行うことになったのです。

 

 

また、長崎市長が読み上げる「平和宣言」についても、同様です。

昨年、田上富久長崎市長は、当時国会審議中の「戦争法案」に対し、

「不安と懸念」を表明しました。

言葉としては、自治体の長の演説における、本当にギリギリの表現でした。

(動画はこちら、最終の2分間くらいの箇所です、このような公の場における

日本のスピーチでは珍しく会場全体に大きな拍手が2度沸き起こります)

平成27年長崎平和宣言(2015年8月9日)(長崎市) - YouTube

安倍首相、内心、“この野郎!”と思ったことでしょう。

 

そして、去年長崎市は、このように集団的自衛権行使容認などを批判し、

平和宣言を作成した、起草委員3人を交代させます。

その理由としては、“さしさわり”のない事柄を挙げていますが、

政権からの圧力があったことは、確かでしょう。

 

 

憶えておられる方は多いと思います。

高市総務大臣の「電波停止」発言や、

自民党によるテレビ朝日、NHKへの事情聴取等の事件は、

まだ記憶に新しいはず。

これを、「言論統制」と言わずして、何と言おうか。

 

政府側にしても、もしも、万一、

“これは、「戦争法案」ではない、日本の平和、世界の安定に資するものだ”

という揺るがぬ信念があれば、こんな圧力を使う必要など、 

全く無いのですから。

 

 

現政権支持の方、過日の参院選で自公に投票された方、

このような自由な発言が出来ない社会を、望んでいたのですか?

 

 

明後日に迫った、長崎原爆の日の祈念式典、

長崎市長、及び被爆者代表のスピーチを、私は注目いたします。

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2016年7月 9日 (土)

魔女は眠らない、聖女は眠れない(10)~自民党を勝たせてはいけない。

 

前回の続きです。もう一度書きます。

 

この参院選の最大の争点は、現政権の企図している「憲法改悪」です。

 

 

 

私は、

 

「現憲法も、細かく見ていけば、変えるべき部分もあるかもしれない、

 

だが、安倍首相の改変しようとする方向性には反対である」

 

と、2013年に書きました。

 

更にクロスオーバーの凄い歌手~三宅由佳莉さん。/そして、憲法のこと。

 

 

 

では、自民党の「日本国憲法改悪草案」とはどんなものでしょうか。

 

先日、紹介した動画がこれ。

 

 現憲法と改正案

 

 

 

なににつけても、“国が、国が”のオンパレードです。

 

2013年にも記しましたが、この“国が”という発想が問題なのですね。

 

 

 

憲法は、国家の権力の暴走に「歯止め」をかけるのが第一義的な目的であります。

 

改悪草案では、常に「国家」が国民の上部に有り、

 

また、市民を差し置いて、常に「国家」が先に来る。

 

これが「民主主義」の対極にある、「国家主義」と称せられるものです。

 

現憲法は、この戦前の「国家主義」への痛切な反省から生まれたものでした。

 

 

 

ここまで書いても、“「てんけい」のやつ、なんとオーバーなことを”

 

と思われる方も、おられるかもしれません。

 

 

 

では、今日はこんな例を挙げます。

 

 

 

今年、選挙権を得た、18-19歳の方々。

 

殆どの方が「スマホ」をお持ちで、多い人なら1日数十回、通話されていますね。

 

ということは、大いに関心を持っていただきたいのですが、

 

こんな法案が国会を通過したそうです。

 

 

 

“改正”刑事訴訟法と通信傍受法(=盗聴法)の改悪です。

 

この法案は二つ“セット”で提出されたらしい。

 

刑事訴訟法の改正は、日弁連も評価しているくらいの程度ですが、

 

“セット”になった通信傍受法の「改悪」は、かなりタチが悪いのです。

 

 

 

刑事訴訟法は、ざっといきます、

 

要するに「取り調べの可視化」が進んだ、といえなくもないですが、

 

100%の可視化”には至っていませんし、なにより、

 

“今、自白したら楽になるゾ”とかいう「脅し」は、

 

被疑者がトイレなどに行ったときに、警察が“ボソッ”とつぶやくものなのです。

 

まさか、トイレまでビデオは録れませんから、この法案に過度の期待はできません。

 

それより、「自白偏重主義」をなくすことが、

 

冤罪を防ぐためには、最も重要な取り組みなのです。

 

 

 

さて、通信傍受法に移ります。

 

警察が盗聴できる犯罪はこれまでの4種類(薬物、銃器、組織的殺人、集団密航)に

 

9種類が追加されました。

 

新たに盗聴対象になる9種類とは窃盗、詐欺、殺人、傷害、放火、誘拐、監禁、

 

爆発物、児童ポルノ。

 

 

 

問題なのは、第3者の立ち合いがなくても盗聴できるようになったことです。

 

これまでは第3者の立ち合いを必要とし、

 

場所も日本でただ一ヵ所(NTTの施設)に限られていました。

 

改悪後は捜査当局の盗聴(通信傍受)場所が飛躍的に増えます。

 

NTT一ヵ所だったのが、警視庁と全国の道府県警で盗聴できるようになりました。

 

 

 

“でも、私は犯罪者じゃないから、そんな心配ないでしょ?”

 

と、おっしゃるかもしれませんね。

 

残念ながら、毎度申し上げておりますように、

 

権力はウソをつきます、また、権力は暴走するものです。

 

政府は必ず嘘をつく 

 

理由は簡単、「本来的にそういう性質であるから」と考えます。

 

例示としては、そうですね…舛添都知事の事件を思い出してください。

 

政治学者の頃の舛添氏は、議論の”切れ味”もなかなかのものでしたが、

 

知事の座についてからは、もう、皆様もご存知のように、

 

ウソもつきましたし、暴走もありましたよね。

 

 

 

この通信傍受法(=盗聴法)の改悪が、市民のプライバシーを侵さない、

 

という保障は、まったく無いのです。

 

歴史を見てください、戦前の「治安維持法」もそうですが、

 

法律の“拡大適用”から、どんどん歪んだ方向に進んでいくのですね。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

明日に迫った、参議院選挙に戻りましょう。

 

 

 

ときに「ひとこと多いてんけい」としては、

 

学者先生・野党や、SEALDsの学生の皆さん々が使っている

 

立憲主義の回復」という言葉が気に入らない。

 

例えばの話、“内容の悪くなった憲法”の下での「立憲主義」なら、

 

誰もが、まっぴら御免のハズでしょ。

 

ですから、昔の社共(旧:社会党・共産党)ではないですが、

 

主義・理念を明確化するために、

 

護憲」或は、「平和憲法維持」と言うのが正しい日本語の使い方です。

 

 

 

 

 

では、具体的にどのような投票行動を採るか、ということに移ります。

 

選挙区では、野党共闘の候補者に入れてください。

 

野党共闘が実現していない選挙区では、まずもって

 

自民党・公明党には投票しないことです。

 

おおさか維新、新党改革、幸福実現党、日本のこころを大切にする党は、

 

私見では、何れも、自民党と連立政権を組める政党ですから、

 

こんな候補者へ票を入れてはならない。

 

 

 

 

 

次に、比例区。

 

同じように、自民党・公明党、および、

 

おおさか維新、新党改革、幸福実現党、日本のこころを大切にする党には

 

絶対入れないことです。

 

 

 

残念ながら、比例区の野党統一名簿が出来なかったので、

 

私は、仕方なく、大キライな共産党にでも入れるつもりです。

 

“共産党はねー”とおっしゃる方、

 

比例区では、民進党、社民党、怒りの声、生活の党に投票をお願いします

 

 

 

 

 

今回の参議院選挙は、国民の人権をしっかりと守っていくための大事な選挙です。

 

戦争法案や、今日、取り上げた通信傍受法(=盗聴法)の改悪などは、

 

廃止・撤回を求めていかねばなりません。

 

 

 

自民党を勝たせてはいけないのです。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

PS:本文中でも紹介いたしました、堤未果氏の本。

 

政府は必ず嘘をつく 

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2016年7月 7日 (木)

魔女は眠らない、聖女は眠れない(9)~参院選挙の焦点は「憲法」。

さて、テーマは参議院選挙。

「政治オンチ」の「てんけい」ですが、お付き合いくだされば幸い(笑)。

 

まず、今井絵理子氏の話題からスタート致します。

この方の立候補により、若い方々が政治に関心を持つようになり、

投票率のアップにつながる---そんな可能性も無い訳ではありません。

 

と、一応は今井氏に敬意を表し、持ち上げておきます(苦笑)。

~~~~~~~~~~~~~~~http://www.sankei.com/より引用

(引用開始)

§話題の候補 第一声 自民・今井絵理子氏「全ての人を笑顔にする社会に」

女性ボーカルグループ「SPEED」のメンバーで自民党比例代表候補の今井絵理子氏(32)は、東京・有楽町での街頭演説で「全ての人々を笑顔にする社会にしたい」と訴え、選挙戦をスタートさせた。

 

 シングルマザーとして聴覚障害がある長男を育てている今井氏は、オレンジ色のTシャツ姿で登場。手話を交えながら自己紹介し「どんな環境に生まれても希望を持てるようにしたい」と福祉の充実を訴えた。育児の経験にも触れ「一歩外に出るとさまざまな壁がある。互いに認め合えるようにしていきたい」と力を込めた。(以下略)

                       2016.6.23

~~~~~~http://www.sankei.com/politics/news/160623/plt1606230030-n1.html

今回の参院選から選挙権が18歳以上になり、多くの若者が

新たに選挙権を得ることになりました。

事前の予想では、若者の投票率は、おそらく低いのではないか、

ということが言われていますね。

“衆議院ではなく、参議院だから”ということを考慮しても、です。

「それって、どーなのよ」と私は思うわけ。

或は、「ああ、それで政府は、選挙権の年齢引き下げを実施したのだな」

と肯いたりもしています。

つまり、これも一般論ですが、投票率が上がると、政府批判票が増える

傾向がある、とも言われますね。

 

ですから---“有権者が増えたところで、わが権力は安泰なり”

ほくそ笑んでいるのは、現政権関係者かもしれません。

この驕りに、私なんぞはどうにもガマンならず、腹が立つのですが。

 

 

ところで、私が「???」に感じたのは、今井氏が、自民党から立候補した、

ということなのです。

記事にもありましたように、障害の有るご家族がおられる、ということで、

感ずるところが多いにあっての、“国民の代表を目指す”という

目標を設定されたのでしょう。

しかし、過去の自民党の政治を振り返ってみると、どう考えても

“弱者に寄り添う政治”とは言えません。

 

1970年代の水俣病等の“公害”(実は、企業の「私害」)ですとか、

近年の著名な事案では、

旧ミドリ十字の薬害エイズ問題での被害者への対応。

 

或は、今年4月頃、皆様もTV・新聞で見聞きされたでしょう、「ハンセン病」。

ハンセン病は不治の病ではない、ということは、1950年代からいわれていましたが、

患者たちの猛反対に遭っていた「らい予防法」が、成立したのが1953年。

この法律が廃止されたのが、それからなんと、

40年以上も経過した、1996年のことでした。

 

あと、昨年の労働者派遣法の改悪により、派遣労働者の立場が、

ますます劣悪なものになっていく、という方向にアクセルを踏み込んだのも

自民党政権です。

 

今はもう、マスコミも全く取り上げなくなった「消えた年金」問題、そして、

3.11」以降の福島原発被害者への対応等等、

もう、キリがないので、ここらで終えますが、ことほどさように

自民党が「弱い者の立場」に配慮しているとは、言い難い。

 

ですから、今井絵理子氏が、「福祉の充実」を公約に参院選に出るならば、

なぜ、自民党から立候補する気になったのか、私にはわからないのです。

 

なにも、筆者は今井氏を個人的に“攻撃”しているのではありません。

むしろ、今井絵理子氏は、SPEED時代から、ファンでしたもの。

ただ単に、私は自民党の福祉政策を検証したまでです。

 

これは、多くの有権者に言えることですが、

「これまでずっと自民党だったから」

「どこの政党も一緒じゃないの?」

というように、漫然と自民党に投票していてはいけないのです。

 

 

なぜか。

 

この参院選の最大の争点は、現政権の企図している「憲法改悪」です。

私の憲法観は2013年にも書いていました。

更にクロスオーバーの凄い歌手~三宅由佳莉さん。/そして、憲法のこと。

 

上記記事でも、自民党の「日本国憲法改正草案」を批判しましたが、

今日は、こんな動画を紹介いたします。

 現憲法と改正案

学校でも習った、「基本的人権」は、民主主義国の最も肝要な部分です。

自民党の「憲法改悪草案」は、どう読んでも、

「国家」が、国民の基本的人権を押さえつけることになる。

有権者の皆さん、これをご覧になっても、自民党に投票されますか?

特に、将来あるお若い方々は、よくよく考えねばなりません。

 

自民党の意図する、憲法改悪を許してはならないのです。

                                 (この稿、つづく)

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2016年6月30日 (木)

参議院選挙について考えてみる。

“政治オンチ”のわが身を顧みることなく、

参院選に触れてみようと思いました。

この国の政治の状勢が、あまりにも、ヒドいからです。

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2016年5月13日 (金)

忘れようとして(25)~「Again」~最後に。

今回は、書き残したことを綴っておこうと思います。

 

まず、ちあきおみさんの、これくしょん~ね んた~からです。

以前にも書いたかもしれませんが、

美空ひばりさん、また、本田美奈子.さんと同様に、

ちあきなおみさんもまた、“ノージャンル歌手”なのです。

ポップス、演歌、シャンソン、ファド(ポルトガルの民謡)と、

とにかく、レパートリーの幅広いこと!

この6枚組CDちあきなおみさんの魅力の全貌を知るには、最適でしょう。

なお、34枚目は、ライブ音源が収録されていますね。

 

20151011日の

(→続・罪ほろぼし。その1~平原綾香さんの2015年コンサート):記事で、

「彼女の曲の中では、『喝采』はあまり好きではありません」

と書いたように、ちあきさんといえば、このAgainですとか、

デビュー曲の『雨に濡れた慕情』、『朝がくるまえに』、また、

そして、ファドやシャンソンが、私自身の“お気に入り”なのですね。

 

各社競作となった、矢切の渡し』も、

ちあきなおみさんのバージョンが一番だと思います。

Wikipediaに書いてあるからではありません、当時からの感想です)(笑)

細かいことですが、「矢切」という地名は、「やぎり」ではなく、

「やきり」と清音で呼ぶのが本来の正しい言い方だそうです。

これは、永六輔さんが、CMでおっしゃってましたね。

これくしょん~え あんた~

ちあきなおみ・これくしょん_ねぇあんた

 

次に、夏目雅子さんの映画『時代屋の女房』です。

私的には、やはりこれが、彼女の代表作品。

 

と、申しましても、私、『鬼龍院花子の生涯』は観ておりません。

“観たいタイプの映画ではない”というのが理由。

ただし、藤純子さんの『緋牡丹博徒』シリーズは好きでした(苦笑)。

 

『瀬戸内少年野球団』は封切りで観ました。

淡路島の小学校が舞台だったと思いますが、

19458月の「玉音放送」から始まり、黒塗りの教科書の登場、

と終戦直後の日本社会の状況が描かれますが、

“十五年戦争”の総括も何もなしに、

「戦争は終わりました、みんな、野球を始めましょう」

と言われても、“だからどうなの?”というのが私の感想。

篠田正浩監督なら、そこいらをもう少し掘り下げるべきだったと考えます。

 

さて、「主題の無いのが主題」(ちょっと言い過ぎ?)と評価致しました

『時代屋の女房』。

夏目雅子さんの魅力が満喫できます。

殊に、夏目さんが「涙壺」(なみだつぼ)を眼に当てるシーンは有名ですが、

その息を呑むほどの美しさ!

 「時代屋の女 渡瀬恒彦, 夏目雅子

あの頃映画 「時代屋の女房」 [DVD]

最後に余談を少し。

前回、「 MINAKO FAN WORLD BBSに、少し記した記憶があるような」

などと書きましたが、確かそのとき、夏目雅子さん作の俳句を

ご紹介したと思うのです。

阪神淡路大震災の際に、持ち出しに成功した

彼女の写真集(待てよ、今、どこにあるんだろ)から引用したのですね。

さて、どの句だったか…

 

記憶が合っていれば、次の作品。

 

 

間断の 音なき空に 星花火

 

 

俳句の良し悪しなんて、小生如きにはムリな話ですが、

本句の「星花火」という言葉がなんとも美しく、切ないですね。

 

でも―

「花火がテーマならば、当然、花火を打ち上げる音が聞こえるはず。

それなのになぜ、『音なき空』なの?」

と不思議に思う方もおられるでしょう。

 

実は本作品、夏目雅子さんが

急性白血病を発症され、入院されておられた時に創作された句なのです。

 

つまり、夏目さんは、窓を閉め切った病室(おそらくは無菌室)から

この夜空の花火を眺めていらっしゃった―

そして、この句を遺作(最後の句)として彼女は還らぬ人になられました…

 

もしも、今もって御存命ならば、どんな映画に出演され、

また、どんな俳句を詠んでおられるか―などと考えるときがあります。

 

ちなみに、夏目雅子さんの俳号は、「海童」。

 

 

3回にわたりましたが、このへんで「Again」にまつわる

私のとりとめのない話を、一旦終えることにします。

                                 (乱文長文妄言多謝)

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